不妊治療と仕事の両立
2022年11月22日

目次
不妊治療と仕事の両立って難しい?
働きながら妊活をする女性の悩み
日本では5.5組に1組のご夫婦が、不妊の検査や治療を受けています。
しかし、働きながら不妊治療をしている人のうち、87%の方が『両立が難しい』と感じているというデータが出ています。
不妊治療を経験した人のうち、「16%は退職、8%が雇用形態を変更している」というデータもあります。
『周囲に迷惑をかけてしまう』『不妊治療をしていることを打ち明けられない』『仕事が忙しくて不妊治療のために休みが取れない』などの原因で、仕事を続けたいのに離職を選択している人は少なくありません。
では、どうしたら働きながら不妊治療が出来るのでしょうか?
タイミングを見て、職場に相談を
どのタイミングで職場に相談するかは、判断がとても難しいと思います。
不妊治療がステップアップしていくにつれて、通院回数が増えたり、希望する時間に予約が取れなくなったり、診察の待ち時間が長くなったり…。仕事との両立が、益々厳しくなります。
そんな時、職場に相談していれば、「急な欠勤などにも一定の理解を得ることが出来る」、
「体調や感情面への配慮が受けられる」などのメリットもあります。
しかし、「妊娠予定なら責任ある仕事は任されない」といったキャリアへの影響、毎月のように治療の状況をヒアリングされてストレスを感じる、などのデメリットもあります。
職場に伝える事で、生じるデメリットもあります。
どのタイミングで相談するべきか、不妊治療のステップや職場の環境など、自分の置かれた状況によって判断するのが望ましいと思います。
仕事を続けるために、働き方を変える
通院で遅れた仕事をカバーするために、土日も働き、心身共に休まる日が無くなっていませんか?
不妊治療の期間が長引くほど、精神的なダメージもあり、両立が難しくなっていきます。
仕事はこれから何十年も出来ますが、妊娠・出産できる確率は、年を重ねるごとに減っていきます。仕事は、自分の人生で、どれくらい大事なことですか?
うまく両立できるように、まずは働き方を変えられるか、職場に相談してみてはいかがでしょうか?
自分一人で背負い込まなくなると、楽になることもあります。ただ、周囲への感謝の言葉は忘れずに口に出すようにしましょう。
治療法を見直す
不妊治療を進めていくと、どうしても「金銭的な面から仕事を辞めることは出来ない」と感じる方や、仕事にやりがいを感じていて「妊娠を望んでいるけど、好きな仕事を辞めたくない」と思う人も少なくありません。
そんな時は、すぐに本格的な不妊治療に進むのではなく、まずは自分で出来ることから取り組んでみましょう。
鍼灸
鍼灸では、まだ妊娠・出産をするための身体が出来ていない方の土台作りから、身体の不調の原因を見つけて改善し、妊娠しやすい身体づくりをしていきます。
また、不妊治療に並行して鍼灸治療を受けることで、妊娠の可能性を高めていきます。
妊娠しやすい身体づくりだけでなく、妊娠後の身体の変化に伴う様々な症状にも取り組んでいます。
治療を継続していく事で、ご自身でも「体の変化」を実感されると思います。ぜひご活用ください。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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