稽留流産しやすい人の特徴(行動)& 流産の確率(20代、30代、40代)
2024年07月17日

「ちゃんと育ってくれているかな…」
妊娠がわかったときの喜びと同時に、不安や心配な気持ちを抱えた方も多いのではないでしょうか。
特に、妊娠初期は流産のリスクが高いとも言われ、ちょっとした体調の変化にも敏感になってしまいますよね。
「こんなとき病院に行った方がいいの?」「年齢が高いと流産しやすいって本当?」そんな疑問や不安を少しでも和らげるために、この記事では流産の確率や時期ごとの特徴、兆候、そして注意すべき行動について、わかりやすくまとめました。
正しい知識を持つことで、必要以上に不安にならず、自分の身体と赤ちゃんを守るための選択ができるようになります。ぜひ最後までお読みください。
目次
流産の確率(20代、30代、40代)
妊娠すると、嬉しい気持ちと同時に、流産の心配をする人は多いと思います。
流産・死産
妊娠22週未満に赤ちゃんが亡くなることを流産と言い、22週以降の赤ちゃんの死亡は死産と呼びます。
流産の確率は、初期(妊娠12週まで)が多い
流産の確率は15~20%で、そのうち85%は妊娠12週までに起こります。割合では6人中1人の妊婦が流産することになりますので、あまり珍しいことではありません。
流産の確率(20代、30代、40代)
また、妊娠の年齢が高くなると流産率は増加すると考えられています。20代では10%前半ですが、30代では15%~25%、40代では50%近くなるという研究結果があります。
妊娠初期流産の心配はいつまで?
早期流産(妊娠0週~12週未満)
早期流産とは、妊娠12週未満に起こる流産で、そのほとんどが偶発的に発生する染色体異常です。
お母さんの問題ではなく、赤ちゃん側に原因があり、受精卵の時から流産の運命が決まっているケースです。流産の9割以上はこの早期流産です。
後期流産(妊娠12週~22週まで)
原因の多くはお母さん側(子宮奇形や子宮頚管無力症、細菌感染による絨毛膜羊膜炎など、)にあります。
過度のストレスなどの精神的要因や、過激な運動や衝撃などで起こる場合もあります。
妊娠中期の流産
流産の多くは妊娠4ヶ月までに起こりますが、妊娠5ヶ月(16週)~7ヶ月(27週)の 妊娠中期に起こる場合もあります。
稽留流産(けいりゅうりゅうざん)
お母さんの身体の中で赤ちゃんが亡くなっているのに、お母さんが気づかない状態です。
出血や腹痛などを感じない場合が多く、診察時に稽留流産であることが分かるケースです。稽留流産は妊娠初期にも多く起こります。
進行流産(しんこうりゅうざん)
出血やお腹の痛みがあり、子宮内容物が体外に出ようとしている状態のことで、まさに今流産しかかっている状態を言います。
激しい腹痛や鮮やかな出血がみられます。始めは少量の出血であることが多く、腹痛が強くなっていくにつれ、出血量が増えていきます。
妊娠初期にも進行流産のケースは多くみられます。
流産の兆候
流産の兆候
流産の兆候として、よく起こる症状は、
- 少量の性器からの出血
- 子宮収縮によって起こる腹痛
です。
流産が起こり始めると、鮮血もしくは暗赤色の少量の性器出血があります。週数が進むごとに腹痛が強くなり出血量は多くなります。
お腹の張りにも注意が必要です。張りが10分おき、15分おきなど規則的に起こっていて、休んでも治まらない場合はかかりつけ医を受診しましょう。
【妊娠初期・中期】稽留流産しやすい人の特徴(行動)について
稽留流産しやすい人の特徴(行動)① 持病の治療を中断してる
糖尿病や甲状腺疾患など、通院の必要のある持病を、医師の指示に従わず勝手に中断していると、流産のリスクは高くなります。
→体験談:
甲状腺機能低下症で通院していたAさんは、妊娠が分かった後、「薬は赤ちゃんに良くないかも」と自己判断で服薬を中断。妊婦健診で胎児の心拍が確認できず、稽留流産と診断されました。主治医からは「持病管理の継続が大切」と言われ、後悔が残ったそうです。
稽留流産しやすい人の特徴(行動)② 喫煙、飲酒
タバコやアルコールは妊娠中は控えましょう。
特に喫煙は流産の確率を上げる他にも、タバコに含まれる一酸化炭素が赤ちゃんの栄養の供給を阻害し、低体重や発育不全、口唇烈、口蓋裂、先天性心疾患などの胎児奇形への影響は大きくなります。
同居している人が喫煙者の場合は、副流煙にも注意が必要です。
→体験談:
妊娠初期でもつい以前の習慣で、お酒をやめきれなかったBさん。月に数回の飲酒と、夫の喫煙が続く生活の中で、9週目に稽留流産に。医師から「受動喫煙も含め、生活習慣は赤ちゃんに大きく影響する」と指摘され、夫婦で禁煙を決意しました。
稽留流産しやすい人の特徴(行動)③ 身体に負担をかける行動
妊娠したら、
- 転倒したりぶつけたりする可能性のある運動
- 重い物を持ったり、踏ん張ったりする運動
- お腹に力の加わる運動
このような運動や負担のあることは控えましょう。
→体験談:
妊娠初期も普段どおり仕事で重い書類を運んだり、通勤で満員電車に毎日乗っていたCさん。ある日強い腹痛と出血があり、病院で診断されたのは進行流産。医師からは「無理をしない生活が何より大切」とアドバイスを受けました。
上記の流産しやすい行動と特徴を参考にしながら、流産しやすい行動と特徴を改善していきましょう!
【まとめ】稽留流産しやすい人の特徴(行動)& 流産の確率(20代、30代、40代)
流産・死産とは?
妊娠22週未満に赤ちゃんが亡くなることを流産と言い、22週以降の赤ちゃんの死亡は死産と呼びます。
流産の確率は、妊娠初期(妊娠12週まで)が多い
流産の確率は15~20%で、そのうち85%は妊娠12週までに起こります。割合では6人中1人の妊婦が流産することになりますので、あまり珍しいことではありません。
流産の確率(20代、30代、40代)
妊娠の年齢が高くなると流産率は増加していきます。20代では10%前半ですが、30代では15%~25%、40代では50%近くなるという研究結果があります。
流産の心配はいつまで?
早期流産とは、妊娠12週未満に起こる流産で、そのほとんどが偶発的に発生する染色体異常です。
お母さんの問題ではなく、赤ちゃん側に原因があり、受精卵の時から流産の運命が決まっているケースです。流産の9割以上はこの早期流産です。
流産の兆候とは
流産の兆候として、よく起こる症状は、
- 少量の性器からの出血
- 子宮収縮によって起こる腹痛
【妊娠初期・中期】稽留流産しやすい人の特徴(行動)
- 稽留流産しやすい人の特徴(行動)① →持病の治療を中断してる
- 稽留流産しやすい人の特徴(行動)② →喫煙、飲酒
- 稽留流産しやすい人の特徴(行動)③ →身体に負担をかける行動
このような運動や負担のあることは控えましょう。
上記の稽留流産しやすい人の特徴(行動)を参考にしながら、流産しやすい行動と特徴を改善していきましょう!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。