【着床しやすくするツボ】三陰交にお灸をしよう!
2025年05月29日

【この記事でわかること】
- 冷え性が着床に与える影響
- 着床しやすくするためのツボとお灸の活用法
- 妊活中のセルフケアのコツ
本記事では、「なかなか妊娠しない…」と感じている方に向けて、冷え性と着床率の関係をわかりやすく解説しています。
特に、自律神経や女性ホルモンの乱れ、筋力低下による冷えが妊活にどう影響するのか、東洋医学の視点からご紹介します。
「高温期は安定してるのに毎回リセット」「手足が冷たくて眠れない」などのお悩みを持つ方におすすめの記事です。
結論として、冷えを改善し、三陰交などのツボにお灸をすることで着床しやすい体づくりが可能になります。
本文中には、体験談や三陰交・中極・関元などのツボ解説もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
着床しやすくするには、冷え性改善!
着床しない…そんな方に多いのが【冷え性】です!着床しやすくするには、温かい身体を作り冷え性を改善していきましょう。
冷え性の方は、血流が低下して循環が悪いので、妊活をする上でとても不利になってしまいます。
ぜひ着床しやすくするお灸で(ツボを温めて)、着床の準備を整えていきましょう。
→体験談:
「私は30代半ばで妊活を始めましたが、なかなか妊娠せず悩んでいました。病院では異常なし。でもいつも手足が冷たく、寝るときも靴下が欠かせないほどの冷え性でした。東洋医学の先生に相談し、お灸を始めたところ、体がポカポカしはじめ、基礎体温も安定。3ヶ月ほどで妊娠することができました。“冷え”を侮ってはいけないと実感しました」(35歳・初妊活)
冷え性(着床しにくい)の原因
自律神経の乱れ
身体が冷えて着床しにくい場合、最も大きな原因は【自律神経の乱れ】によるものです。
人間の体温調節は自律神経によって支配されており、乱れてしまうと体温調節がうまく出来なくなってしまいます。
通常、寒くなると、体の血管を収縮させて体温が逃げないようにします。逆に暑くなると血管を拡張させて、熱を発散させるように働きます。
この働きを調整しているのが、自律神経なのです。
しかし、このメカニズムが正常に働かないと、毛細血管の収縮が続いてしまい、「低体温や冷え性」を招いてしまいます。
自律神経が乱れると着床率は下がります。着床しやすくするために自律神経を整えていきましょう。
女性ホルモンのアンバランス
子宮内膜は、
- エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が増加して、内膜が厚くなります。
- そして排卵後には黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きによって、さらに柔らかく厚くなり着床しやすくなります。
女性はストレスや生活環境によって、ホルモンのバランスが崩れるケースがあります。この崩れたホルモンが原因となって、着床しにくくなる場合も多く見られます。
女性ホルモンが乱れると着床率は下がります。着床しやすくするために女性ホルモンを整えていきましょう。
→体験談:
「2人目不妊に悩んでいました。1人目はすぐできたのに…と焦りが強く、自律神経が乱れていたのか、生理周期もガタガタ。冷えもひどく、お腹や腰がいつも冷えている感じでした。鍼灸院で三陰交にお灸をするようになってから体の調子が整い、PMSも軽くなってきました。半年後、自然妊娠することができ、やっぱり“体を整えること”の大切さを実感しました」(38歳・2人目妊活中)
筋力低下
冷え性は、圧倒的に筋肉の弱い女性に多く見られます。手足が部分的に冷えてしまうという症状が一般的で、ひどくなるとお腹や全身も冷えてきます。
意外にも冬場だけのものではなく、暑い夏でも引き起こされてしいます。むしろ夏の方がよく冷えるケースがあります。
筋力が弱いと冷えて着床率は下がります。着床しやすくするために、筋肉を鍛えて温かい身体を作りましょう。
着床しやすくする(着床率を上げる)ツボに【お灸】をしよう
着床しやすくするツボに【お灸】をしよう
着床率が下がる原因は、意外なところに潜んでいます。自分だけで悩んで考えてしまうよりも、専門家に一度よく診てもらって調べてもらう方が良いと思います。
東洋医学では、鍼やお灸で使って身体を整えていきます。着床しやすくするツボに【お灸】をして、着床率を上げていきましょう!
セルフでお灸が出来る(着床しやすくする)ツボもありますので、参考にしてみて下さい。
お灸は、血液の流れを良くして、しっかり体の隅々まで循環させるようにしていきます。自律神経や女性ホルモンを整えていきますので、着床率が上がりやすくなります。
三陰交★★★
●三陰交(さんいんこう)のツボ-内くるぶしから指4本分上がった骨際にあります。ここにお灸をすえる事で着床しやすくしていきます。
三陰交のツボは、女性のツボとして有名です。とても使いやすく、臨床でもよく使うのですが、ご家庭でもせんねん灸などでセルフお灸をしてもらっています。
三陰交は、女性疾患をはじめ妊活にはかかせないツボであり、着床しやすくする(着床率を上げる)ツボです。
中極★★ & 関元★★
●中極(ちゅうきょく)のツボ-おへその下、指4本分(3寸下)の所にあります。
骨盤内の血液循環が良くなります。女性なら子宮と卵巣の機能アップに、男性なら陰茎と精巣の機能アップに役立つツボです。着床しやすくする(着床率を上げる)ツボです。
●関元のツボ-おへその下、指3本分下(2寸下)にあります。
身体のエネルギーの源になる場所で、身体を元気にしてくれます。妊活には欠かせないツボの1つです。着床しやすくする(着床率を上げる)ツボです。
よくある質問と回答(FAQ)
Q1. 着床しやすくするには、どのツボにお灸をすればいいですか?
A. 着床率を高めるためには、「三陰交」「中極」「関元」のツボがおすすめです。特に三陰交は女性ホルモンのバランスを整える働きがあり、妊活中の方には欠かせないツボとされています。
Q2. 冷え性があると本当に妊娠しにくいのですか?
A. はい。冷えは血流を悪くし、子宮や卵巣に栄養が届きにくくなるため、ホルモン分泌や内膜の状態にも影響し、着床しづらくなります。温める習慣を持つことで妊娠率が上がる可能性があります。
Q3. お灸はいつやるのが効果的ですか?
A. 一日の中では、お風呂上がりのリラックスした時間帯に行うのがおすすめです。血流が良くなっているため、お灸の温熱効果が高まりやすくなります。
Q4. 三陰交の場所がわかりません。簡単に探す方法はありますか?
A. 内くるぶしの最も高い位置から指4本分上にあがった骨のキワを押して、軽く痛気持ちいいところが三陰交です。正確な位置が不安な方は、鍼灸院で一度確認してもらうと安心です。
Q5. セルフお灸は毎日しても大丈夫ですか?
A. 基本的には毎日続けても問題ありません。ただし、体調によって熱さを強く感じるときや皮膚が赤くなった場合はお休みしましょう。無理のない範囲で習慣化するのがポイントです。
【まとめ】着床しやすくするツボ(三陰交)にお灸をしよう!
他にも着床率を上げるツボはありますが、当院では体質や体調をこと細かくチェックして、オーダーメイドでツボを使っていきます。
お灸をすると体調が整ってくるので、冷え性改善と共に着床しやすくなります。着床しやすくするツボに毎日コツコツお灸をして、着床率を上げていきましょう。
セルフお灸をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。