女性ホルモン(エストロゲン&プロゲステロン)を増やす【ツボ5選】
2024年04月12日
目次
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)について
女性ホルモンと言えば「エストロゲン」
女性ホルモンと言えば、一番有名なのが「エストロゲン」です。女性ホルモンには、エストロゲンしかないのかと言うと、そうではありません。
人間の体内には『ホルモン』と呼ばれるものが50種類以上ありますが、その中でも女性ホルモンは①エストロゲン(卵胞ホルモン)、②プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類を指します。
2種類の女性ホルモンのバランスが大切
この2種類の女性ホルモンのバランスが崩れると、女性は体調を崩しやすくなります。
この2種類の女性ホルモンをバランス良く増やすツボをご紹介します。お自宅でもお手軽にツボ押しやお灸など実践してみて下さい。
エストロゲン(卵胞ホルモン)について
エストロゲンの【働き】
- 子宮内膜を厚くする
- 乳房の発育を促す
- 自律神経を調整する
- 髪の毛、肌つやの潤いを良くする
- 骨密度を保つ など
エストロゲンの【特徴】
エストロゲンは、妊娠の準備に関わる大切なホルモンであり、女性らしさを作るホルモンです。
脳や自律神経にも働きかけるため、心と身体の安定に大きく影響するのが特徴です。
プロゲステロン(黄体ホルモン)について
プロゲステロンの【働き】
- 基礎体温を上げる
- 子宮内膜の環境を整え、着床しやすい状態を維持する
- 乳腺を発達させる
- 排卵を止める
プロゲステロンの【特徴】
プロゲステロンは、排卵直後から分泌量が増えるホルモンで、子宮内の環境を整えて良い状態を保ち、妊娠維持をサポートし、女性の身体を守るホルモンです。
体内に栄養素や水分を保つ作用もあり、生理前の身体の変化や不調(イライラ、落ち込み、むくみ、胸の張りなど)が現れて心身共にバランスが崩れやすいのは、プロゲステロンの働きと言われています。
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)を増やす【ツボ】について
三陰交(さんいんこう)
三陰交のツボは、内くるぶしから指4本上の所にあります。
女性ホルモンを増やしたり(分泌促進)、冷えやむくみ対策、更年期症状の改善、ストレスなどに効果的なツボです。
膻中(だんちゅう)
膻中のツボは、左右の乳頭を結んだ線の中央に位置するツボです。
女性ホルモンを増やしたり(分泌促進)、体の循環を良くしてくれます。精神的疲労、不眠などにも効果的なツボです。
内関(ないかん)
内関のツボは、手首のシワから指3本分の所にあります。
自律神経を正常なバランスに整えてくれます。
湧泉(ゆうせん)
湧泉のツボは、足の裏の真ん中あたりに「人」の字状の筋の交点の内側にできるくぼみです。
情緒不安定、憂うつ症、更年期障害によるのぼせなどに効果的です。お灸でツボ刺激がおすすめです。
腎穴(じんけつ)
腎穴のツボは、小指の第一関節の横のシワの中央にあります。
ホルモンバランスを調整します。親指と人差し指で腎穴のツボを挟むようにして、押しもみます。
小指の下の横腹(生殖ゾーン)も月経トラブルなどに効果的なので、同様に押しもみましょう。
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)を増やす【食べ物】
女性ホルモンを増やす食べ物は?
結論から言えば、女性ホルモンを増やす食べ物はありません。
女性ホルモンは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」からできており、これらは基本的に加齢とともに減っていきます。
女性ホルモンの分泌量は減っていく
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌量は年齢と共に大きく変化します。ピークは20代後半から30代前半です。30代後半になるとその分泌量は徐々に低下をはじめ、その後は減少を続けるのみになります。
専門医による薬によって女性ホルモンは増やせますが、食事によって増やすことは不可能となりあす。
【まとめ】女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)を増やす【ツボ5選】
①増やす事 ②整える事 ③コントロールする事が大切
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)は一生でティースプーン1杯程度しか分泌されないと言われているため、毎月微量の繊細なバランスで成り立っています。
そのほんのわずかな女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)のバランスが乱れることで、様々な不調を引き起こすのです。
また、女性ホルモンは30代後半頃から徐々に分泌量が低下していきます。そのため、増やす事、整える事、コントロールする事が大切になります。
女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)を増やす【ツボ】
- 三陰交(さんいんこう)
- 膻中(だんちゅう)
- 内関(ないかん)
- 湧泉(ゆうせん)
- 腎穴(じんけつ)
女性の身体と心に大きく関わりのある女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)です。何だか調子が悪い時は、もしかすると女性ホルモンの乱れが原因かもしれません。
エストロゲン&プロゲステロンを増やすツボをぜひ刺激してみてください。お灸やツボ押し等、セルフで対策してみて、それでも治らない場合は鍼灸院でご相談下さいませ。
女性ホルモンを増やす食べ物はあるの?
女性ホルモンを増やす食べ物はありません。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。