妊娠中(妊娠初期)の便秘でお腹がパンパンで気持ち悪い!すぐ出したい!
2024年09月27日
【この記事でわかること】
- 妊娠初期に便秘になる原因
- すぐ出したいときのツボ・食べ物・運動
- 便秘予防のための生活習慣
この記事では、妊娠初期の便秘に悩む方に向けて、原因と体に負担をかけずにスッキリ出すための対処法を紹介します。
ホルモンバランスの変化や子宮の成長、つわりによる水分不足などが便秘の原因となりますが、ツボ押しや運動、食事を工夫することで改善が期待できます。
便秘がつらい方、薬に頼りたくない方、自然に改善したい妊婦さんにおすすめの記事です。
結論としては、妊娠中でも無理なく便秘は解消できるということ。
本文中には、妊娠中に押しても安心なツボや、体験談、医師監修の対処法なども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
【妊娠初期】便秘でお腹がパンパンで気持ち悪い!→ すぐ出したい!


【妊娠初期】便秘でお腹がパンパンで気持ち悪い!
妊娠初期に便秘でお腹がパンパンで気持ち悪いのは、妊娠によりホルモンバランスが変わったり、子宮の成長などによって腸の動きが鈍くなることが原因です。
また原因として、つわりによる食事や水分摂取の不足、ストレスなども考えられます。
▼体験談①(妊娠初期)
「妊娠5週目から便秘が始まり、毎日お腹が張ってつらかったです。朝は食べられないし、水も飲むと気持ち悪くて…。仕方なく産婦人科で相談したら、軽い便秘薬を処方されて、ようやく少しずつ出るようになりました」(30代・第1子妊娠中)
妊娠中の便秘解消
妊娠すると、今まで便秘体質ではなかった方も便秘になる事があります。
便秘の状態が続くことは体にとって良くないことなので、妊娠中でも出来る便秘解消法をご紹介いたします。
妊娠中【ツボ押し】便秘解消法(すぐに出したい場合)について


妊娠中、便秘解消して、すぐに出したい場合、ツボを活用してみてはいかがでしょうか?妊娠中にも押せる、お腹周りを刺激しないツボをご紹介いたします。
神門(しんもん)

神門のツボ…手首のつけ根にある横ジワと小指から手首に下した線が交わるあたり。
ストレスに良いツボです。便秘はストレスからなることもあります。親指の腹をツボにあてて、骨の内側に向かって押しましょう。
大腸兪(だいちょうゆ)

神門のツボ…骨盤の上側、背骨から左右に指2本外側。
大腸の動きを補い、便秘や下痢、腹痛にもよいツボです。左右同時に身体の中心に向けて親指で押しましょう。
湧泉(ゆうせん)

湧泉のツボ…足の中央より少し上側で足をギュッと曲げた時にくぼむところ。
お腹の不調と関係が深い、自律神経を整えるツボです。疲労回復のツボとも言われています。
両手の親指を重ね合わせて、グッっと押した後に足先の方に突き上げるようにしましょう。
▼体験談②(すぐ出したい時)
「妊娠中に毎朝、湧泉と神門のツボを押していました。特に足裏の湧泉を押した日は、午前中にスッキリ出ることが多かったです。夫にも手伝ってもらいながら、リラックスタイムに続けました」(20代・妊娠7ヶ月)
参考:大正製薬|妊婦さんでも押せる!便秘はツボ押し&イメトレで「快腸」に
妊娠中【運動】による便秘解消法について


出典:日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会.産婦人科診療ガイドライン―産科編2023.日本産科婦人科学会ウェブサイト
https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2023.pdf
運動による便秘解消法
体を動かすと、腸は刺激を受けて動きが良くなり、快便に繋がります。ストレッチやウォーキング、ヨガなどの運動によって排便を促しましょう。
妊娠3~4ヶ月以降
ただし、ストレッチやヨガは妊娠3~4ヶ月からにし、主治医に確認をするようにしましょう。また、便秘以外の理由でお腹周りに痛みを感じる場合は中止しましょう。
▼体験談③(妊娠中期)
「妊娠4ヶ月を過ぎてから、産院のマタニティヨガクラスに参加しました。呼吸法でリラックスしながら体を動かすだけで、便秘も改善。腸が動いてる感じがして、出産までほとんど便秘知らずでした」(30代・第2子妊娠中)
妊娠中【食べ物】による便秘解消法について


便秘解消① 食物繊維の多い食べ物(野菜や果物)
便秘解消に必要なのは、食物繊維と水分です。
食物繊維の多い食べ物には、野菜や果物(ごぼう・キノコ類・大根・プルーン・干し柿・豆類など)がおすすめです。
今すぐ出したい!という方は、豆乳・オールブラン・乳酸菌を組み合わせた食事がおすすめです。ぜひ試してみて下さい。
便秘解消② 十分な水分を摂る
また、適量の水分を摂れば自然と便通が良くなってきます。
便秘解消③ 便秘薬を処方してもらう
ひどい場合は妊娠中でも服用できる便秘薬を処方してもらいましょう。
▼体験談④(初期~中期)
「妊娠初期はお腹が張るばかりで辛かったけど、朝食にオールブランとヨーグルト、豆乳を加えてから、3日目くらいでウソみたいにスッキリ出ました。それ以来、毎朝このメニューを続けています」(30代・妊娠6ヶ月)
妊娠中、便秘にならない人 & 出そうで出ない人の特徴について


妊娠中、便秘にならない人の特徴
- 食物繊維を多く含む食事を摂る
- 適切な量の水分を摂る
- 適度に身体を動かしている
便秘にならない人になるためには
- ツボ押しや軽いマッサージを行う
- 適度なストレッチやウォーキング、ヨガなどの運動
- 食物繊維を多く含む食べ物や発酵食品をを摂取する
妊娠中、便秘が出そうで出ない人の特徴
- 便秘が出そうで出ない人は、便がS字結腸(出口で詰まる)で詰まっている可能性があるため、お腹の動きをよくしましょう
- 手や腰、足裏のツボを押して腸に刺激をする
- 適度な運動(ウォーキング、マタニティヨガ、ストレッチ、軽い体操など)を行う
- 便意を感じたら我慢せずにすぐにトイレに行く
- 朝食を必ずとる
- 食物繊維や水分を積極的に摂取する
- 規則正しい時間に食事を摂り、十分な睡眠をとる
妊娠中の便秘 すぐ出したい


妊娠後期~臨月の便秘
妊娠週数が進めば、大きくなった子宮が腸を圧迫することで、便が腸に留まり排出されにくくなります。
また、お腹が大きくなり動きにくくなるため、運動不足になる妊婦さんも多いです。運動不足は便秘の原因になりますのでストレッチやウォーキングなど軽い運動を行うようにしましょう。
他にも、破水や赤ちゃんが出てくることを恐れていきむことが怖くなる妊婦さんがいますが、排便でいきんだため破水するということはほとんどないので、便意をもよおしたらすぐにトイレに行くようにしましょう。
▼体験談⑤(妊娠後期)
「妊娠9ヶ月で便秘が悪化。破水が心配でトイレも怖かったけど、助産師さんに“いきんで大丈夫”と言われて安心しました。ウォーキングも再開して、自然に出るように!」(30代・経産婦)
妊娠中、快便になった人も?
一般的に妊娠中は便秘になりやすい方が多いですが、まれに快便になったという方も。
なぜかというと、妊娠前は不規則な生活リズムで仕事をしていた人が、妊娠を機に昼型の生活にし、赤ちゃんの為にバランスの良い食生活に変え、適度に軽い運動を始めたからという、健康的な理由でお通じが良くなったようです。
普段から規則正しい生活をし、バランスの摂れた食事を心がけ、適度な運動をすることで便秘は解消されるということですね♪
▼体験談⑥(意外にも快便)
「仕事を辞めてから生活リズムが整って、夜更かしも無くなり快便に!食事も妊娠前よりずっと健康的に。妊娠中に“自分史上最も健康”を実感しています」(20代・妊娠8ヶ月)
関連記事:【妊娠初期・中期】に胃が痛い(キリキリ、みぞおちの圧迫感、胃痛で動けない等)
関連記事:妊娠中(妊娠初期)の鍼灸【禁忌のツボ】を押してしまった!?
【よくある質問】妊娠中(妊娠初期)の便秘でお腹がパンパンで気持ち悪い!すぐ出したい!

Q1. 妊娠初期の便秘で「お腹がパンパン」で気持ち悪い!どうすればいい?
A. 妊娠初期はホルモン(特にプロゲステロン)の影響で腸の動きがゆっくりになり、ガスや便が溜まりやすくなります。そのため「お腹が張る」「胃のあたりが苦しい」といった症状が出やすくなります。
💡対処法:
- 水分を多めに摂る(1.5~2L)
- 食物繊維を意識(玄米、野菜、果物、海藻)
- ガスがたまりやすい食材(豆類、炭酸)を控える
- 軽いストレッチや散歩もおすすめ
🔗参考文献:こども家庭庁 妊娠中と産後の食事について
🔗参考文献:国立健康・栄養研究所 妊産婦のための食事バランスガイド
Q2. 便が出口で詰まって出ない!妊娠中でもすぐ出す方法はある?
A. 妊娠中は腹圧をかけにくいため、「出口で止まる」「出かける直前なのに出ない」といった状況がよくあります。
💡対処法:
- ウォシュレットで肛門をやさしく刺激すると排便がスムーズになることも
- 食事と運動で自然な便意を促す
- 医師の指導のもとで使用できる便秘薬(酸化マグネシウムなど)もあります
※無理にいきむのは痔や切迫流産の原因になることもあるため、注意が必要です。
🔗 参考文献:健栄製薬 ためらわなくても大丈夫! 妊娠中も服用できる医薬品の便秘薬
🔗 参考文献:トーチクリニック 妊娠初期に便秘を引き起こす原因|解消法や市販薬を使用する際の注意点も解説
Q3. 妊娠初期なのに「胃のあたりがパンパンで苦しい」のは便秘のせい?
A. はい、多くの場合、腸内にガスや便が溜まることで「胃のあたり」まで圧迫され、張って苦しく感じることがあります。
💡妊娠初期の便秘による胃の不快感の特徴:
- 食後すぐ苦しくなる
- 吐き気が便秘と重なって悪化する
- 胃薬ではなく、腸の調子を整えることで改善する場合が多い
🔗 参考文献:MSDマニュアル「妊娠中の体の変化 – 22. 女性の健康上の問題」
Q4. 妊娠中でも「便秘にならない人」との違いは?
A. 個人差が大きく、以下のような違いがあります。
- 便秘になりやすい人 ならない人
- 水分不足 水をよく飲む
- 運動不足 毎日歩いている
- 食物繊維が少ない 野菜や果物をしっかり摂取
- ストレスが多い リラックスできている
➡ 妊娠中でも便秘にならない人は、もともと腸内環境が良好なことが多く、妊娠してもそれを維持できている傾向があります。
🔗 参考文献:日本助産師会 妊娠中の標準的な健康教育
Q5. 妊娠中の便秘で薬を使いたくない!自然に出す方法はある?
A. あります。多くの妊婦さんは、生活習慣の見直しで改善しています。
💡自然排便のためのポイント:
- 朝食後にトイレに座る習慣をつける(腸のゴールデンタイム)
- 白湯を飲んで腸を温める
- オリゴ糖・ヨーグルトで腸内環境を整える
🔗 参考文献:Q.妊娠してから便秘がちです。便秘を解消するよい方法はありますか?【医師が回答】
【まとめ】妊娠中(妊娠初期)の便秘でお腹がパンパンで気持ち悪い!すぐ出したい!

妊娠初期に便秘でお腹がパンパンで気持ち悪い!ことがあります。
それは、妊娠によりホルモンバランスが変わったり、子宮の成長などによって腸の動きが鈍くなることが原因です。他にもつわりによる食事や水分摂取の不足、ストレスなども考えられます。
便秘解消に効果のあるツボ
- 神門(しんもん)
- 大腸兪(だいちょうゆ)
- 湧泉(ゆうせん)
妊娠中【運動】による便秘解消法
体を動かすと、腸は刺激を受けて動きが良くなり、快便に繋がります。ストレッチやウォーキング、ヨガなどの運動によって排便を促しましょう。
ただし、ストレッチやヨガは妊娠3~4ヶ月からにし、主治医に確認をするようにしましょう。また、便秘以外の理由でお腹周りに痛みを感じる場合は中止しましょう。
妊娠中【食べ物】による便秘解消法
- 食物繊維の多い食べ物(野菜や果物)食物繊維の多い食べ物には、野菜や果物(ごぼう・キノコ類・大根・プルーン・干し柿・豆類など)がおすすめです。今すぐ出したい!という方は、豆乳・オールブラン・乳酸菌を組み合わせた食事がおすすめ。
- 十分な水分を摂る
- 便秘薬を処方してもらう
便秘にならない人になるためには
- ツボ押しや軽いマッサージを行う
- 適度なストレッチやウォーキング、ヨガなどの運動
- 食物繊維を多く含む食べ物や発酵食品をを摂取する
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。












