四十肩・五十肩の治し方【ツボ】

2023年12月2日

四十肩・五十肩の治し方【ツボ】1

四十肩・五十肩とは?

四十肩・五十肩とは

これは病名ではなく、正式には関節周囲炎と言います。関節痛の一種で、年齢と共に肩がスムーズに動かなくなります。

40~60歳代の方に起こりやすい病気なので、そういう名前が付けられました。40代で症状が出れば四十肩、50代で症状が出れば五十肩と呼ばれております。

それぞれ同じような病態です。

加齢によるものが多く、特徴としては腕を真上に挙げたり、水平に保つのが難しくなります。

肩こりは、筋の緊張などから起こりますので、明らかに「四十肩・五十肩」とは違います

四十肩・五十肩の特徴

  • 高いところに手を挙げると痛む(洗濯物が、干しづらいなど)
  • 腕を後ろに回せない(背中に手が届かない、エプロンの紐が結べない)
  • 髪の毛がとけない、シャンプーが出来ない
  • 服の着替えが出来ない
  • 肩を下にして、横向きで寝れない

結髪(髪を結う)動作、結帯(帯を結ぶ)動作で痛みます。いつもの簡単な動作が難しくなり、日常生活の動作に支障をきたすので不便さを感じます。

発症に男女差はありません。利き腕にも関係なく、左右どちらにも起こります。

片方が治った後に、もう片方が痛くなるケースはあるのですが、左右両方が同時に痛くなるケースはあまり無いようです。

原因

原因は

原因は、はっきりしないケースが多いです。

肩のまわりの筋肉、腱、靭帯、滑液包が「老化」によって、筋肉や腱の柔軟性が失われ、スムーズに動かなくなることが原因と言われています。

肩は、年齢と共に、周囲の組織が老化し、本来滑らかに動くはずの部分に摩擦が生じて、炎症を起こす事で「四十肩・五十肩」になります。

最も炎症を起こしやすい部分が、肩の関節を取り巻いている腱板※(インナーマッスル)という所です。

※腱板とは…四つの小さな筋の束が集まって、丈夫な腱の集合体になったものです。

腱板に老化が生じると、その周りの滑液包や関節包にも負担がかかり、炎症が起きやすくなります。

そして、五十肩は一旦炎症が出ると動かすたびに痛みが生じるため、無意識にあまり動かさないようにしています。

ところが、長い間肩を使わないでいると周囲の組織が癒着して、今度は動かそうとしても動かせなくなってしまいます。

そうならない為にも、早めの治療が大切です。

肩こりとの違い

肩こりは、「筋肉の疲労」の状態、四十肩・五十肩は、「炎症」の状態です。

肩こりは、筋の緊張や血行不良が原因です。悪い姿勢や、運動不足、ストレスにより、筋肉が疲労して疼痛やコリを引き起こします。

一方、四十肩・五十肩は、老化が原因して、肩まわりに炎症が起こり疼痛が生じています。その為、若い方より中年以降に発症する事が多いです。

肩こりとは、原因が異なるため、対処の仕方も違います。誤った判断で、間違った対処をして悪化させないように、ご注意ください。正しい診断を受け、適切な処置がとても大切です。

「急性期」「慢性期」「回復期」がある

急性期(疼痛が強い)

  • ズキズキと、うずくような痛みがあり、肩を動かそうとすると痛む
  • 朝晩に症状が強くなってくる
  • 夜間時・安静時痛(動いても痛い、何もしなくても痛い)
  • 疼痛で、寝つけなかったり、目が覚めてしまう。

慢性期(痛みは落ち着いているが、思うように肩が動かせない)

  • 夜間時・安静時痛は、軽くなってくる
  • 過度に動かしたときに、強いつっぱり感がある
  • 急性期の痛みの影響で、肩を動かさない状態が長く続くことで、関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなってしまう

回復期(痛みが改善する)

  • 徐々に症状が軽減され、動かせる範囲も広くなってくる
  • 動かしても、痛まなくなってくる

このように、ほとんどのケースで、時間の経過と共に、症状が改善していきます。

治し方(西洋医学)

運動療法

「ストレッチ」や「振り子運動」などが有名です。肩まわりの筋の緊張を緩め、疼痛の緩和、関節の可動域を広げる事を目的として行います。

このような「運動療法」をメインにしたリハビリが一般的です。左右どちらか一方に発症する事が多いので、痛くない側の予防としても運動療法は有効です。

温熱療法

患部の血行を促進させ、痛みの緩和を目指していきます。病院では、機械を使った治療(ホットパック、マイクロ波など)があります。

自宅では、入浴や温湿布などを使って、温める方法もあります。外出の際には、冷房などで肩を冷やさないように、ストールなどで保温することも大切です。

アイシング

疼痛が激しく、熱を持っている急性期の場合には、炎症を抑えるために、アイシングが有効です。

ただ長い時間冷やし続けてしまうと、筋肉が硬くなるのでご注意ください。症状が軽くなったら、温熱療法に切り替え血行を良くしていきます。

夜間痛の対策と寝方

夜間痛の対策と寝方四十肩・五十肩の場合、夜中に疼痛が出る「夜間痛」が起きることがあります。それによって、寝不足になったり不安になり、精神的も肉体的にもつらい状況になったりします。

夜中は特に動かしているわけでもないのに、肩の痛みが出る場合があります。それは重力によって、肩の位置が押し下げられ関節に負担がかかります。

特に、痛めていない人であれば全く問題ないのですが、五十肩、四十肩の人にとっては、収縮した筋が無理に引き伸ばされたり、ゆがんだ力がかかる事で強い疼痛が出ます。

睡眠時の対策としては、肩が押し下げられないように、寝具の角度や、体勢を調整してみましょう。

① 高さの調整をしよう

バスタオルや枕を使い、肩の高さを調整します。仰向きで寝る場合には、肩の後ろから肘にかけてタオルを入れ、腕の重みを支えて安定させましょう。

① 高さの調整をしよう

横向きで寝ると楽になることが多いため、負担が軽減されます。

横向きになったときに、肩の位置が安定するように抱き枕や、丸めた布団などを利用すると良いでしょう。

③ 枕の位置は、低過ぎず、高過ぎず

  • 枕が高過ぎると、首の筋肉が引き伸ばされ痛みが出やすくなります。
  • 逆に低過ぎると、首や肩周りの緊張が高くなるので負担がかかります。

スムーズな回復の為にも、睡眠は非常に重要です。ちょっとした工夫でかかる負担を減らすことが出来ます。いろいろ工夫をして、自分にあった寝具の調整をしてみましょう。

四十肩・五十肩の治し方【ツボ】

肩井 ★★★

 

四十肩・五十肩の治し方【ツボ】2

肩井(けんせい)のツボは、首の真ん中と肩の端の中間にあるツボです。腕を上げると肩にくぼみができますので、その中央あたりがツボになります。

肩こり特効のツボです。井戸のようにエネルギーが湧き出ることから名づけられたツボです。肩周りの血行を良くする効果があります。お灸で温めて、硬さを取っていきます。

陽池 ★★

四十肩・五十肩の治し方【ツボ】3

陽池(ようち)のツボは、手の甲側で、手をそらした時にできる横じわの真ん中からすこし小指側にあるツボです。手首のところにあり、肩をやわらかくするツボです。

このツボは手で押すか、お灸がおすすめです。ツボを押す場合には、気持ちい程度に押しましょう。早く改善させたいからと言って、長時間押したり強く押しすぎると痛みが悪化する場合があります。お灸もおすすめです。

ツボは毎日継続することが大切です。もしセルフケアが難しいと思われる方は、是非当院まで一度ご相談ください。ツボを使った治し方のアドバイスもさせて頂きます。

四十肩・五十肩の症例

豊中市 46歳 女性 パソコン仕事 H.S様

3か月前から左肩を挙げると、疼痛が出る、髪の毛を洗えない、腰に手が行かない。夜間痛がある。病院で四十肩と診断される。

以前は、毎週のようにマッ サージに通い、その場しのぎをしていたが、今回は痛みがひどく日常生活に困り当院に来院。

今回は体質も改善し、元気になりたいとの事。

ツボを使った治し方のアドバイスをして、自宅でツボにお灸を毎日してもらった。

施術2ヶ月で、夜間痛が消失。施術5カ月で可動域が広がる。とっさに動いた時の激痛が無くなり喜んでいる。仕事にも不安なく働けている。

今後、さらに可動域と健康維持の為に、通院継続中。豊中市でお悩みなら 当院にお任せを!

執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。 その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
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