【突発性難聴】やってはいけないことを解説!
2023年12月3日

目次
突発性難聴について
突発性難聴が発症すると、急に耳が聞こえなくなり不安もあるかと思います。今回は、突発性難聴が発症した時に「やってはいけないこと」を中心に、詳しく解説いたします。
突発性難聴とは
突発性難聴は、何のきっかけも無しに原因不明で、突然耳が聞こえなくなる疾患で、片側に起こります。片方の耳が急に詰まった感じになったりします。
突発性難聴【症状】チェック
起床時に気づくことが多く、
- 難聴(片方の耳が聞こえない)
- 耳閉感(耳がつまった感じ)
- 耳鳴り(キーン)
が主症状です。症状チェックしてみてください。
約1/3にめまいを伴い、悪心、嘔吐が起こる場合もあります。40~50代の発症が多く、若い人でも起こります。
突発性難聴【原因】
原因
内耳が障害され、内耳循環障害、内耳血管れん縮、ウイルス感染など…、確かなことは不明です。
病院での治療は?
確立された治療法が今のところありません。
炎症や免疫を抑える作用のあるステロイド(副腎皮質ホルモン)、循環改善剤、代謝賦活剤、ビタミン剤を使用し安静にしています。星状神経節ブロック、高圧酸素療法、人口内耳のオペなどがあります。
予後
約1/4は治りますが、残り3/4は約1か月で症状が固定し、後遺症が残ります。
発症後、治療が早い、比較的年齢が若い、難聴の程度が軽度、めまいを伴わないなどの場合は、治りやすい傾向があります。
突発性難聴【やってはいけないこと】ストレスなど
突発性難聴の方には、治りが遅くなったり治りにくくなったりするため、やってはいけないことがありますのでご紹介します。ぜひチェックしてみてください。
【日常生活】やってはいけないこと
- ストレス
- 心身の疲労
- 不規則な生活
過去に突発性難聴になったことがある方にお話を聞くと、やはり「ストレスが多くて疲れが溜まって不規則な生活だった」とよく聞きます。
突発性難聴【やってはいけないこと】をぜひチェックしてみてください。
【耳の血流】やってはいけないこと
突発性難聴の治療中の方には、やってはいけないことがあります。突発性難聴の悪化を防ぐためには、耳の血流が悪くなることを避けましょう(やってはいけません)!
- ストレスが多い生活
- 気温や気圧の変化
- タバコ
- 無酸素運動(ハードなトレーニング)
ストレスが多い場合や、気圧の変化で鼓膜に圧がかかったりすると、耳の血流が悪化するので突発性難聴の方は非常に注意が必要です。
また、タバコや無酸素運動は、末梢の血流が低下するのでやってはいけないことの一つです。
これらのやってはいけないことを参考にして、耳の血流をアップさせていきましょう。
これらの項目は全て大切なので、ぜひチェックしてみてください。
ストレスが一番やってはいけないこと
突発性難聴の方にお話を聞くと、皆さん、ストレスが多かったとおっしゃられています。
- 疲労(仕事が多忙)
- 睡眠不足
- 不規則な生活(生活習慣の乱れ)
- 不健康な食事
- 精神的ストレスなど
このようなストレスが引き金になったのかもしれません。
突発性難聴【やってはいけないこと】に関するよくある質問
突発性難聴とは?
突発性難聴は、原因不明で突発的な聴力低下を主症状とする病気です。通常、片耳が突然の聞こえなくなります。
多くの場合、特定の原因が見当たらないため、診断や治療が難しいことがあります。
【イヤホン&ヘッドホン】やってはいけない?
イヤホンやヘッドホンが直接的な原因となるわけではありません。しかし、大音量での長時間の使用は耳への負担となりリスクが高まります。
なので、イヤホンやヘッドホンを使って大音量での長時間の使用は、やってはいけないことの一つです。
突発性難聴のリスクを回避するためには、適切な音量で休憩を挟みながら、長時間使用しないことです。
ストレスが突発性難聴の原因?
ストレスだけが直接的な原因とは言えませんが、ストレスは免疫低下や血流の悪化を引き起こします。これが突発性難聴の発症リスクを高める可能性はあります。
なので、ストレスを溜め込むことは、やってはいけないことの一つです。
突発性難聴の治療中にやってはいけないことは?
突発性難聴の治療中には、
- 大音量の音を避ける
- アルコールの摂取を控える
- 水や汚れから耳を守る
などの注意が必要です。
突発性難聴の予防は?
突発性難聴の明確な予防法は確立されていません。
適切な音量で音楽を聞く、ストレスを避ける、健康的な生活習慣(睡眠、食事、運動)などが、リスク低減として推奨されています。
突発性難聴の【鍼灸治療】
突発性難聴の主な原因(東洋医学)
突発性難聴の主な原因は、「風・寒・暑・湿・燥・火」と、五臓の「肝・腎・脾」と関わりが深いと言われています。
風、熱の邪が、口や鼻から侵入し、肝と胆の経絡の気の流れを滞らせ、耳の穴を犯し、聴力が急激に落ちると考えられます。
また、ストレスや精神的に不安定になり、「肝」の疏泄機能が低下し、気の流れが停滞することも原因の一つです。
主に以下のタイプ別に分けれます。
- 肝火上炎・・・イライラしやすい、怒りっぽい、目が充血する、頭痛、口が苦い、口が渇く、
- 痰火うっ血・・・耳の閉塞感、頭重感、体がだるい、咳・痰が多い、食欲不振
- 気滞血瘀・・・ふらつき、頭痛、イライラ、舌の裏の血管が黒く怒張している
- 脾胃気虚・・・食欲不振、腹張、下痢、体がだるい
- 腎精不足・・・疲れやすい、不眠、めまい、のぼせ、足腰が弱い
鍼灸は、突発性難聴に効果がある?
突発性難聴は、発症が突然であり、原因がはっきり分かっていない病気です。原因が分からない病気は西洋医学の苦手な分野です。
そのような疾患には、鍼灸が得意分野なのです。どういったタイプの症状なのか、しっかり診断し、その人によって使う「ツボ」を見極めていきます。
もちろん個人差はありますが、鍼治療で症状が緩和する人はたくさんいます。
通院期間と来院頻度について
突発性難聴は「時間との勝負」なので、最初は週2~3回は来院していただくことが理想です。
発症から1~3か月経過すると、「症状が固定されてしまい、治癒が難しくなる」と言われています。しかしながら、聴力が固定されてしまう期間は、個人差があります。
2か月より早く固定してしまう人もいますし、2か月以上経ても聴力が改善する人もいます。
東洋医学の場合も、もちろん早めに受診した方が完治する確率は高いです。
発症から数年が経ってしまうと完治は難しくなります。しかし、進行を防いだり改善したりする効果は期待できます。
基本的には日常生活に支障をきたさず、聴力が回復する段階まで通院を継続していただきます。
そして、上記で説明した「やってはいけないこと」を日常生活でしっかり実践して頂くことが非常に大切です。豊中市で突発性難聴なら当院にお任せを!
【症例】豊中市 突発性難聴
豊中市 突発性難聴 36歳
自営業 U.A様 3日前に突然左耳が聞こえなくなり、豊中市の病院で突発性難聴と診断。ステロイド治療を受ける。ビタミン剤と抗不安薬を処方される。
ジーという耳鳴り、めまい、吐き気、首肩のコリ。毎日、点滴に通っている。当院へも最初は二日おきに通院をしてもらう。
突発性難聴の方がやってはいけないことをアドバイスして、日常生活で実践してもらう。
発症10日後の聴力は、左右差も無くなりほぼ元に戻った。
突発性難聴の考察
施術に意欲的で熱心に通院して頂き、突発性難聴の症状もほぼ全快しご本人も喜んでいた。
定期的にしばらく通ってもらい、突発性難聴が再発しないように、しっかり体調を整えておきたい。豊中市で突発性難聴なら当院にお任せ!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。