排卵日 【おりもの】の特徴は、かたまり(ゼリー状)
2024年09月5日

「これって普通のおりもの?それとも妊娠のサイン?」
妊活中や妊娠を希望している方の中には、おりものの変化に敏感になっている方も多いのではないでしょうか。
普段はあまり気に留めていなかったおりものが、妊活を始めた途端、気になって仕方がない…という声もよく聞かれます。
実は、おりものは私たちの体の状態やホルモンバランスを映す「鏡」のような存在。特に排卵日前後には特徴的な変化があり、妊娠のタイミングを見極める重要なヒントになるのです。
この記事では、排卵期に見られる「ゼリー状のおりもの」や妊娠初期に起きる変化、そして注意したい異常なおりものについて、体験談を交えながらわかりやすく解説します。
目次
排卵日【おりもの】の特徴は、かたまり(ゼリー状)でよく伸びる!
おりものの役割とは?
おりものは、老廃物などの汚れを押し流したり、膣内の環境を清潔に保ったりする働きをしています。
オリモノは生理周期で変化(白いかたまり、スライム、グミなど)する
- たまにおりものの量が多くなったり
- ゼリー状の白いかたまりが出てきたり
- スライムのような白いものが出たり
- ベタベタするおりものが出たり…と、
その時その時で違うおりものの様子が、心配になる方もいらっしゃると思います。
実は、おりものの様子は生理周期で変化するため、おりものの様子を観察しておくことで妊娠のタイミングが分かります!
→実際にあった体験談①:
おりもので排卵日がわかった!
「妊活を始めてから、自分のおりものをよく観察するようになりました。普段は白っぽくてベタっとしているのに、ある日、透明でよく伸びるゼリーみたいなおりものが出て『あ、これが排卵期のおりものかも!』と思ったんです。その数日後、基礎体温も上がったので、タイミングが合っていたと確信できました」(30代女性・妊活中)
生理周期によって、おりものが変化する
おりものはサラサラなこともあれば、かたまり、ゼリー状になっていることもあり、不思議に思ったことのある人も多いのではないでしょうか。
この、おりものの様子というのは、生理周期とそれに合わせたホルモン量によって変化します。
【生理直後~2.3日目】オリモノ
…少量でサラサラorほとんど出ない
【生理後4.5日~排卵前】オリモノ
…量が増えてくる・とろみを帯びてくる・透明から半透明になる
【排卵日】オリモノ
…1番量が多くなる・粘り気が強くなり伸びるほどに・かたまり、ゼリー状
【排卵期~1週間程】オリモノ
…量は一旦少なくなる・白く濁っている・白い塊・どろりとしている
【排卵後1週間~生理まで】オリモノ
…再び量が増えてくる・臭いが気になるようになる
このようにおりものは、生理周期によって大きく変わります。自分のおりものを観察することで、排卵日がだいたい分かってくるようになります。
【排卵日前後】なぜゼリー状(かたまり)のオリモノになるの?
【排卵日前後】ゼリー状(かたまり)のオリモノになる
排卵日の前後は妊娠の可能性が高まるため、女性の体は精子がスムーズに子宮まで行きつくことができるよう、子宮から分泌される頚管粘液と呼ばれるおりものが多くなります。
頚管粘液は、細菌の侵入を防ぎ、精子の通過を助ける役割をしてくれます。頚管粘液は、排卵前にしか分泌されません。
頚管粘液の影響で、排卵前から排卵日にかけてのおりものは量が増え、粘り気を帯び、生卵の白身の様な状態、ゼリー状(かたまり)になるのです。
排卵前後もおりものが普段と変わらないという方は、頚管粘液が排卵前後になってもあまり分泌されていなくて、精子が子宮頚管内を通過できずに妊娠しにくいこともあります。
気になるようでしたら一度クリニックで受診してもらいましょう。
→実際にあった体験談②:
ゼリー状が出なくて不安に…
妊活を始めてから気づいたのですが、私にはあの“ゼリー状のおりもの”が出ない日が多くて…。病院で相談したところ、頚管粘液の分泌が少ない可能性があるとわかりました。漢方薬を使ったり、食生活を見直してみたら、少しずつおりものにも変化が出てきて…希望が持てました」(20代女性・妊活1年目)
排卵日前後ではないのに、おりものがゼリー状の場合
中には排卵日前後ではないのに、
- ゼリー状になっている
- おりものの色が、赤褐色や黄緑色など(普段見ない色に変化したり)
- 異臭がしたりするケース
このような場合は、無排卵月経や感染症、癌など様々な異変や病気が疑われるため、出来るだけ早めに婦人科を受診しましょう。
また、ストレスなどで女性ホルモンのバランスが乱れていても、おりものの状態は変わってきます。おりものの状態を見ながら、自分の体調管理をしていきましょう。
妊娠した場合のオリモノの特徴について
妊娠初期のオリモノの特徴
おりものは排卵日や月経周期で変化しますが、妊娠する事によっても、おりものの量や状態には変化が見られます。
妊娠初期のおりものの特徴は、量が多く、粘り気が少なくサラサラした状態に近いです。
色は白く濁ったり、黄色っぽかったり、クリーム色だったり、着床出血によって血液が混じったピンク色だったりと個人差があります。
においは強く、酸っぱいように感じる方もいます。
→実際にあった体験談③:
妊娠のサインは“おりもの”だった!
「生理前になるとドロッとしたおりものが出るのがいつものパターンだったのですが、ある月はずっとサラサラで量も多かったんです。『いつもと違うな?』と思って妊娠検査薬を試したら陽性でした!おりものってすごいサインなんだと実感しました」(30代女性・第一子妊娠中)
かゆみなどの症状
かゆみなどの症状があれば、病気の可能性がありますが、そうでなければ他にも妊娠初期特有の症状が現れていないか確認してみましょう。
【まとめ】なぜ排卵日前後は、ゼリー状(かたまり)のオリモノになるのか?
おりものは、
- 細菌の侵入を防ぐ
- 精子の通過を助ける役割
- 老廃物などの汚れを押し流したり、膣内の環境を清潔に保つ
などの働きをしています。
排卵日前後ではないのに、おりものがゼリー状の場合
排卵日前後ではないのに、
- ゼリー状になっている
- おりものの色が、赤褐色や黄緑色など(普段見ない色に変化したり)
- 異臭がしたりするケース
このような場合は、無排卵月経や感染症、癌など様々な異変や病気が疑われるため、出来るだけ早めに婦人科を受診しましょう。
また、妊娠初期のおりものの特徴は、量が多く、粘り気が少なくサラサラした状態に近いです。
色は白く濁ったり、黄色っぽかったり、クリーム色だったり、着床出血によって血液が混じったピンク色だったりと個人差があります。においは強く、酸っぱいように感じる方もいます。
おりものは、生理周期によって大きく変わります。自分のおりものを観察することで、排卵日がだいたい分かってくるようになります。しっかり観察して自分の身体を知りましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。