おりもの かたまり グミ【病気と特徴】(ゼリー状、スライム、白い、鼻水みたいな等)
2024年06月25日
目次
ゼリー状のおりものの役割
ゼリー状のおりものの役割
おりものには、膣内を清潔に保ったり、老廃物などの汚れを排出する働きがあります。また、妊娠においてもオリモノは重要な役割を担います。
排卵日あたりには、特有のゼリー状のおりものが、精子が卵子のいる子宮まで運ばれやすいようにサポートしてくれるのです。
【月経直後】透明のゼリー状のおりもの
月経直後は、おりものの量や粘り気が少なく(月経後2~3日はほとんどおりものが出ません)、おりものは透明なゼリー状です。ごく正常な一般的な状態ですので心配する必要はございません。
【排卵日】生卵の白身(鼻水)みたいな透明のゼリー状のよく伸びるおりもの
おりものは、排卵期に向けて少しずつ増えてき、排卵期(排卵日あたり)には生卵の白身のような(鼻水みたいな)透明のゼリー状のよく伸びるおりものが出ます。
排卵期(排卵日あたり)にはドロっとした鼻水みたいな塊のおりものが出てくることがありますが、病気ではないため心配いりません。
排卵後はおりものの量が減り、粘り気のある黄白色のおりものに変化していきます。
【黄体期~生理前】かゆみの無い ねばねばとした白いおりもの
白いおりものは、主に黄体期~生理前にみられることが多いです。
黄体期に入ると、粘り気がありベタベタとしたおりものが出やすく、白い かたまりが下着につくことがあります。
かゆみや炎症がみられない場合は、生理周期によるごく自然な変化ですので心配はございません。
妊娠初期のオリモノの特徴
妊娠初期のオリモノの特徴
- 量が多い
- 粘り気は少なく、サラサラした状態に近い
- 白く濁った色、黄色っぽい色、クリーム色、または着床出血による血液が混じったピンク色や茶色っぽい色 (※個人差があります)
- においが強く、酸っぱいような感じ
【かゆみ無い】スライムのような白い かたまり状のオリモノ→ 妊娠初期かも
生理前のねばねばしたおりものとは違い、固形のスライムのようなゼリー状のおりものが出ることもあります。
見慣れない変化に不安や戸惑いを感じられる方が多いと思われますが、この変化の可能性として考えられることが妊娠の初期症状ということです。
妊娠すると、生理の時と同様に女性ホルモンの分泌が増して、おりものの量も多くなったり白いおりものが出る場合があります。
しかし、すべての方が白くなるわけではなく、あくまでも個人差があります。
おりものの状態が、サラサラの方も居ればトロリとした白い かたまり状やクリーム状になる方もいらっしゃいます。
着床出血の影響によりオリモノの色がピンク色っぽかったり、茶色っぽかったりすることもあります。
かゆみなどの症状が無く、スライムのような白い かたまり状のオリモノであれば、妊娠初期の特有の症状が現れていないか確認してみましょう。
おりもの気になる状態(要注意!)
無排卵月経または細菌性膣炎の可能性
おりものの状態としてゼリー状、あるいはグミのようなものがみられた場合、以下の症状がないかご確認ください。
- おりものの色が黄色~緑色っぽい
- 外陰部のかゆみ
- 不正出血
- 排尿痛
- 臭い
このような症状が見られた場合は、無排卵月経または細菌性膣炎の可能性があります。
※症状のない場合は、排卵期によくみられる状態ですので問題のない可能性が高いです。
カンジダ膣炎の可能性
おりものの状態が、白っぽくて、ベタベタして、卵白みたいな、酒粕やカッテージチーズのような塊がある状態であり、
症状として下記のものがあれば、カンジダ膣炎が疑われます。
- 外陰部や膣のかゆみ
- 灼熱感、刺激感
- 性交痛
※上記の症状がない場合は、排卵期によくみられる状態のため、問題ない可能性が高いです。
淋病、細菌性膣炎、トリコモナス膣炎の可能性
くすんだ黄緑色(濁った黄色いおりもの)の鼻水みたいなオリモノで、外陰部のかゆみ、不正出血、排尿痛などの症状があれば、淋病、細菌性膣炎、トリコモナス膣炎などが疑われます。
クラミジアの可能性
このようなおりものが出た時はクラミジアに感染している可能性が考えられます。
- おりものが濃い黄色でねばねばしている
- 不正出血がある
- 腹痛がある
上記がクラミジア感染の主な症状です。
【クラミジア感染】おりもの
クラミジア感染になりやすい人の特徴
クラミジア感染症は、自覚症状が無いことが多く、感染したことに気づけないケースが多いです。25歳以下で過去に性感染症になったことのある方に多く見られる病気です。
また、セックスパートナーが複数いる方や普段からコンドームを使用されない方も感染のリスクが高いと考えられます。
クラミジア感染を放置すると
そのまま放置すると子宮頸管炎を引き起こしたり、悪化すれば腹膜内に感染が広まり激しい痛みを伴う可能性があります。クラミジア感染が疑われる場合は、速やかに婦人科を受診しましょう。
また、クラミジアは不妊や子宮外妊娠などを招く病気です。妊娠中に感染してしまうと、流産や早産につながる原因ともなりますので早めの受診を心がけましょう。
オリモノの危険な色は何色? 魚が腐ったような臭いの原因は?
濃い黄色や黄緑色をした膿のようなおりもの
膣内が炎症を起こしているときは、濃い黄色や黄緑色をした膿のようなおりものが増えます。
魚が腐ったような悪臭を伴う黄色っぽいおりものが増え、かゆみを伴う場合は、大腸菌、カンジダ、トリコモナスなどによる膣炎が疑われますので、ご注意ください!
陰部が臭い時の原因は?
おりものの臭いが症状に出る病気は、主に下記のようなものがあります。
- 細菌性膣炎
- カンジダ膣炎
- トリコモナス症
- クラミジア
- 淋病
魚が腐ったような臭いの時、これは雑菌が原因です。
【まとめ】おりもの かたまり グミ【病気と特徴】(ゼリー状、スライム、白い、鼻水みたいな等)
ゼリー状のおりものの役割
おりものには膣内を清潔に保ったり、老廃物などの汚れを排出する働きがあります。また、排卵日周辺には特有のゼリー状のおりものが、精子が卵子のいる子宮まで運ばれやすいようにサポートしてくれるのです。
【月経直後】透明のゼリー状のおりもの
月経直後は、おりものの量や粘り気が少なく(月経後2~3日はほとんどおりものが出ません)、おりものは透明なゼリー状です。ごく正常な一般的な状態ですので心配する必要はございません。
【排卵期】生卵の白身(鼻水)みたいな透明のゼリー状のよく伸びるおりもの
おりものは、排卵期に向けて少しずつ増えてき、排卵期には生卵の白身のような(鼻水みたいな)透明のゼリー状のよく伸びるおりものが出ます。
排卵期にはドロっとした鼻水みたいな塊のおりものが出てくることがありますが、病気ではないため心配いりません。
排卵後はおりものの量が減り、粘り気のある黄白色のおりものに変化していきます。
【黄体期~生理前】かゆみの無い ねばねばとした白いおりもの
白いおりものは、主に黄体期~生理前にみられることが多いです。黄体期に入ると、粘り気がありベタベタとしたおりものが出やすく、白い かたまりが下着につくことがあります。
かゆみや炎症がみられない場合は、生理周期によるごく自然な変化です。
妊娠初期のオリモノの特徴
- 量が多い
- 粘り気は少なく、サラサラした状態に近い
- 白く濁った色、黄色っぽい色、クリーム色、または着床出血による血液が混じったピンク色や茶色っぽい色 (※個人差があります)
- においが強く、酸っぱいような感じ
【かゆみ無い】スライムのような白い かたまり状のオリモノ→ 妊娠初期かも
生理前のねばねばしたおりものとは違い、固形のスライムのようなゼリー状のおりものが出ることもあります。
見慣れない変化に不安や戸惑いを感じられる方が多いと思われますが、この変化の可能性として考えられることが妊娠の初期症状ということです。
妊娠すると、生理の時と同様に女性ホルモンの分泌が増して、おりものの量も多くなったり白いおりものが出る場合があります。個人差があります。
おりものの状態が、サラサラの方も居ればトロリとした白い かたまり状やクリーム状になる方もいらっしゃいます。
着床出血の影響によりオリモノの色がピンク色っぽかったり、茶色っぽかったりすることもあります。
かゆみなどの症状が無く、スライムのような白い かたまり状のオリモノであれば、妊娠初期の特有の症状が現れていないか確認してみましょう。
無排卵月経または細菌性膣炎の可能性
おりものの状態としてゼリー状、あるいはグミのようなものがみられた場合、以下の症状がないかご確認ください。
- おりものの色が黄色~緑色っぽい
- 外陰部のかゆみ
- 不正出血
- 排尿痛
- 臭い
このような症状が見られた場合は、無排卵月経または細菌性膣炎の可能性があります。
※症状のない場合は、排卵期によくみられる状態ですので問題のない可能性が高いです。
カンジダ膣炎の可能性
おりものの状態が、白っぽくて、ベタベタして、卵白みたいな、酒粕やカッテージチーズのような塊がある状態であり、症状として下記のものがあれば、カンジダ膣炎が疑われます。
- 外陰部や膣のかゆみ
- 灼熱感、刺激感
- 性交痛
※上記の症状がない場合は、排卵期によくみられる状態のため、問題ない可能性が高いです。
淋病、細菌性膣炎、トリコモナス膣炎の可能性
くすんだ黄緑色(濁った黄色いおりもの)の鼻水みたいなオリモノで、外陰部のかゆみ、不正出血、排尿痛などの症状があれば、淋病、細菌性膣炎、トリコモナス膣炎などが疑われます。
クラミジアの可能性
- おりものが濃い黄色でねばねばしている
- 不正出血がある
- 腹痛がある
上記がクラミジア感染の主な症状です。
クラミジア感染になりやすい人の特徴
クラミジア感染症は、自覚症状が無いことが多く、感染したことに気づけないケースが多く、25歳以下で過去に性感染症になったことのある方に多く見られる病気です。
また、セックスパートナーが複数いる方や、普段からコンドームを使用されない方も感染のリスクが高いと考えられます。
クラミジア感染を放置すると
そのまま放置すると子宮頸管炎を引き起こしたり、悪化すれば腹膜内に感染が広まり、激しい痛みを伴う可能性があります。クラミジア感染が疑われる場合は、速やかに婦人科を受診しましょう。
また、クラミジアは不妊や子宮外妊娠などを招く病気です。妊娠中に感染してしまうと、流産や早産につながる原因ともなりますので早めの受診を。
濃い黄色や黄緑色をした膿のようなおりもの
膣内が炎症を起こしているときは、濃い黄色や黄緑色をした膿のようなおりものが増えます。
魚が腐ったような悪臭を伴う黄色っぽいおりものが増え、かゆみを伴う場合は、大腸菌、カンジダ、トリコモナスなどによる膣炎が疑われますので、ご注意ください!
陰部が臭い時の原因は?
おりものの臭いが症状に出る病気は、主に下記のようなものがあります。
- 細菌性膣炎
- カンジダ膣炎
- トリコモナス症
- クラミジア
- 淋病
魚が腐ったような臭いの時、これは雑菌が原因です。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。