「流産・化学流産・胚移植不成功」とは?それぞれの特徴と違い
2025年01月30日

【この記事でわかること】
・「流産」「化学流産」「胚移植不成功」の違いと原因
・それぞれの状態が妊活に与える影響
・次の妊活に向けた対策と考え方
この記事では、妊活中に耳にすることの多い「流産」「化学流産」「胚移植不成功」について、それぞれの意味や原因、妊活への影響をわかりやすく解説しています。
「なぜ妊娠が継続しないの?」「次の妊活はどう進めるべき?」と悩んでいる方におすすめです。
結論として、いずれのケースも原因は一つではなく、体の状態や卵・子宮の環境、ホルモンの影響など様々な要因が重なっています。正しく理解し、次のステップへ進む準備をしましょう。
本文中では、PGT-Aや子宮環境の検査、生活習慣の見直しなども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
「流産」とは?その種類と原因
流産とは、妊娠22週未満で赤ちゃんが成長を続けられなくなることを指します。流産は妊娠初期に起こることが多く、多くの女性が経験する可能性があります。
「自然流産」とは?
自然流産は、妊娠初期(妊娠12週未満)に起こる流産のことで、全流産の80%以上を占めます。
染色体異常が主な原因とされており、母体の健康状態や生活習慣とは関係なく起こることがほとんどです。
→体験談:
30代女性・初めての妊娠で8週目に自然流産を経験。初期からつわりが軽く、健診で心拍が確認できなかったことで発覚。医師からは「染色体の異常がほとんどで、誰にでも起こりうること」と説明を受け、気持ちを切り替えて次の妊活に取り組んだとのこと。
「稽留流産」とは?
稽留流産(けいりゅうりゅうざん)とは、赤ちゃんの心拍が停止したものの、子宮内に留まっている状態のことを指します。
出血や腹痛などの自覚症状がないこともあり、妊婦健診の超音波検査で判明するケースが多いです。
「化学流産」とは?妊娠検査薬で陽性が出るのに妊娠が続かない理由
化学流産とは、受精卵が一時的に子宮に着床するものの、その後すぐに妊娠が成立しなくなることを指します。
妊娠検査薬では陽性反応が出ますが、超音波検査では胎嚢(たいのう:赤ちゃんを包む袋状の部屋)が確認できないことが特徴です。
「化学流産」が起こる原因
化学流産の多くは、受精卵の染色体異常が原因とされています。また、子宮内の環境が整っていない場合やホルモンバランスの乱れが影響することもあります。
→体験談:
人工授精を2回行った40代女性。生理予定日を過ぎて検査薬で陽性反応が出たが、5日後に出血。診察では胎嚢が確認できず「化学流産」と説明された。身体的には問題がなかったため、次周期からの妊活を前向きに再開した。医師からも「よい兆候」と励まされた。
「化学流産」は流産ではない?
化学流産は医学的には「流産」とは分類されず、月経の一部として扱われることがほとんどです。そのため、治療や処置の必要はなく、次の排卵周期から妊娠の可能性は十分にあります。
「胚移植不成功」の原因と次のステップ
体外受精や顕微授精を行った際、胚(受精卵)を子宮に戻しても妊娠が成立しないことを「胚移植不成功」と言います。
不成功が続くと精神的な負担が大きくなるため、原因を知り、次のステップを考えることが大切です。
「胚移植不成功」の主な原因
胚移植がうまくいかない理由として、以下のような要因が考えられます。
- 胚の質が良くない:受精卵の染色体異常があると、着床しにくくなります。
- 子宮内膜の状態が整っていない:厚みが足らず、着床しにくい環境になっている可能性があります。
- 免疫やホルモンの影響:自己免疫異常やホルモンバランスの乱れが関係することもあります。
→体験談:
体外受精で2回胚移植を試みた35歳女性。高品質な胚盤胞でも妊娠に至らず。医師と相談し、子宮内膜炎の検査を実施。慢性子宮内膜炎が見つかり、抗生物質治療を実施後、3回目の移植で陽性反応。妊娠を継続中で「原因を調べて良かった」と話している。
「胚移植不成功」の後にできること
胚移植がうまくいかなかった場合、次のステップを考えることが重要です。
- 着床前診断(PGT-A)を検討する:胚の染色体異常を事前にチェックすることで、妊娠率の向上が期待できます。
- 子宮環境の検査を受ける:子宮内膜炎の有無やホルモン状態を調べることで、適切な治療を進められます。
- 生活習慣を見直す:ストレス管理や栄養バランスの取れた食事、適度な運動が妊娠率を高めることにつながります。
関連記事:【流産後のhCG】いつ下がる?下がらない原因とは?
関連記事:【流産後の過ごし方】いつから妊活できる?
まとめ:「流産・化学流産・胚移植不成功」の違いを知り、前向きな妊活を
「流産」「化学流産」「胚移植不成功」は、それぞれ異なる原因や特徴を持っています。
- 流産は妊娠22週未満に赤ちゃんが成長できなくなることを指し、特に妊娠初期に多く発生します。
- 化学流産は妊娠が成立しかけたものの、超音波検査で胎嚢が確認できない状態のことを指し、医学的には流産とは分類されません。
- 胚移植不成功は、体外受精や顕微授精の過程で胚を子宮に移植しても妊娠が成立しない状態を指します。
妊活をしていると、不安や落ち込むこともあるかもしれません。しかし、流産や胚移植の失敗があっても、その後に妊娠・出産に至る方も多くいます。
原因を知り、適切な対応をすることで、妊娠の可能性を高めることができます。焦らず、自分に合った方法で前向きに妊活を進めていきましょう。
参考文献:国立研究開発法人 不育症対応マニュアル
参考文献:公益社団法人 日本産婦人科医会.No.99 流産のすべて.1.総論
参考文献:公益社団法人 日本産婦人科医会.不育症について教えて下さい
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。















