自律神経失調症で来院
2015年11月20日
目次
池田市 自律神経失調症 女性 36歳 S.T様
首肩こり、不眠、胃腸の不調、半年ほど前から様々なことに悩まされており、何かできないかと来院。
仕事でのストレスで、胃腸が弱く、あまり食べれず、食べるともたれる。
施術3回目から胃腸の動きがよくなり、楽になった。
施術20回目で眠りが深くなり、肩こりも楽とのこと。ストレスに強くなってきたと話してくれた。
自律神経失調症とは
不規則な生活習慣などにより自律神経のバランスが乱れると、様々な症状が起こります。
内臓や器官の病変によるものではないので、病院で検査をしても「異常なし」と言われてしまいます。
症状は、人によって様々です。
体のどこかが痛くなったり、具合が悪くなったり、精神的に落ち込んだり…。いろんな症状が絡み合って、症状が出たり消えたりする場合もあります。
なので、治療は、心身両面から柔軟に考えなくてはいけません。また、正式な病名ではありません。
自覚症状があっても、検査で異常が見つからない時には、自律神経失調症と診断されることが多いです。
本来であれば、別の病名が付くはずのものを、安易に自律神経失調症と診断づけるケースも、残念ながら少なくないようです。
癌のような重大な病気を見逃すことにもなり兼ねないので、患者さんも周わりの人も十分に注意しましょう。
不眠から抜け出そう!
夜、寝ているのに、昼間眠くて仕方ないという時はありませんか?
それは、夜の眠りが浅いかもしれません。実は、これも不眠症の一種です。
眠りが浅いと疲労も取れませんし、脳も回復できないので、不眠症を改善しなければいけません。
眠りが浅くなる原因は、昼間に交感神経が働き過ぎてしまって、夜になっても交感神経が働いてしまっているからです。
交感神経は、脳や体を活動的に活発に動かす神経なので、交感神経が働いたままになると、不眠症になってしまいます。
交感神経が働き過ぎてしまう原因は、ほとんどがストレスと言われています。
カフェインなども、交感神経を活発にさせます。
不眠症改善の良い方法は
「質が悪ければ量で補う」ということです。自律神経失調症の方やうつ病の方のほとんどが眠りが浅いのです。
つまり不眠症と同じなので、不眠症対策をすればいいわけです。
不眠症による、眠りが浅い方の特徴としては
- 夢をよく見る。
- 怖い夢や追いかけられる夢にうなされる。
- 口内炎、おでき、にきび、目やに、黄色いタンが出る。
- 朝の目覚めが異常に悪く、朝から疲れている。
- 低体温、低血圧、低血糖。
お酒の飲み方にご注意
また、お酒は少量であれば、交感神経の興奮を沈め、副交感神経の働きを促しリラックス出来ます。
その為、少量のお酒でしたら不眠症対策になります。しかし量が多すぎると、交感神経が活発に働いてしまいます。
不眠症や自律神経失調症の方は、お酒の飲み過ぎには気を付けて下さい。
様々な症状
- 頭痛、頭重感 耳鳴り、耳の閉塞感
- 口の乾き、口中の痛み、味覚異常
- 疲れ目、なみだ目、目が開かない、目の乾き
- のどの異物感、のどの圧迫感、のどのイガイガ感、のどがつまる
- 動悸、胸部圧迫感、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え、血圧の変動
- 息苦しい、息がつまる、息ができない、酸欠感、息切れ
- 食道のつかえ、異物感、吐き気、腹部膨満感、腹鳴、胃の不快感、
- 便秘、下痢、ガスがたまる 、下腹部の張り
- 手のしびれ、手の痛み、手の冷え
- 足のしびれ、足のひえ、足の痛み、足がふらつく
- 多汗、汗が出ない、冷や汗、皮膚の乾燥、皮膚のかゆみ
- 肩こり、筋肉の痛み、関節のいたみ、関節のだるさ、力が入らない
- 頻尿、尿が出にくい、残尿管
- インポテンツ、早漏、射精不能、生理不順、外陰部のかゆみ
- 倦怠感、疲れやすい、めまい、微熱、フラフラする、ほてり、食欲がない、眠れない、すぐ目が覚める、起きるのがつらい
- 不安になる、恐怖心におそわれる、イライラする、落ち込む
- 怒りっぽくなる、集中力がない、やる気がでない、すぐ悲しくなる
- ささいなことが気になる、記憶力や注意力が低下する
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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