椎間板ヘルニアを早く治す方法とは?

2023年12月13日

椎間板ヘルニアのための鍼灸

椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアとは、背骨(椎骨と椎骨)の間で、クッションの役割である軟骨(椎間板)の一部が飛び出して、神経を圧迫している状態です。

どんな症状が出るの?

この病気は主に、首や腰に出ます。

頚椎椎間板ヘルニア

手や腕などに痛みやシビレが出ます。基本的にヘルニアが発生する場所により、症状の出る場所も違います。

腰椎椎間板ヘルニア

腰~お尻~足などの下半身に痛みやしびれが出て、動かしにくい等の症状が出ます。

20~40歳代の、どちらかと言えば男性に多く、整形外科では非常にポピュラーな病気と言えます。ヘルニアは、無症状のものから、腰痛や麻痺してしまうケースなど様々です。

あまり痛みやシビレがない場合もあれば、神経の敏感なところにヘルニアが当たり、激痛で夜も寝れないこともあります。

初期症状

手足の症状(シビレ、マヒなど)が出る前に、首や腰の痛みだけを感じる事もあります。

急に症状が出ることもあれば、徐々に出ることもあります。

 

【原因】椎間板ヘルニア

  • 強い負荷による椎間板の劣化
  • 生活習慣などの環境的要因(姿勢・動作)
  • 外傷や遺伝的要因(元々持っている体質・骨の形)
  • 姿勢(反り腰・猫背)
  • 肥満による椎間板への負荷
  • 加齢による劣化
  • 喫煙(喫煙は、毛細血管の血流を悪化させる恐れがあります)

椎間板には、座ったり、立ったまま前屈みになるといった姿勢や動作で、実は体重の約2・5倍の圧力がかかると言われます。

このような動作の繰り返しで、椎間板に負担がかかり、ヘルニアが飛び出るケースも多いと考えられています。

 

椎間板ヘルニアを早く治す方法→ ①保存療法②手術

基本的には、保存療法と手術の2種類があります。

大抵のヘルニアは保存療法が第一選択となりますが、場合によっては手術が必要になるケースもあります。

保存療法

  • 神経ブロック…激しい疼痛を抑えるために、局所麻酔やステロイド薬を注射し、和らげます。
  • 薬物療法…非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋弛緩薬を使って、疼痛を抑えます。
  • 理学療法…疼痛が落ちついたら、筋肉を強化するための筋トレや、身体の「牽引」などが行われます。

手術

椎間板に負担がかかって、ヘルニアが飛び出ている場所を手術により取り除きます。

 

【手術】椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの手術には、大きく2通りあります。

直接椎間板を摘出する手術

大きく切開後、器具で固定する手術など、状態によっては長期の入院が必要となるケースがある。

レーザーで引っ込ませる手術

レーザーなどを用いて椎間板の圧力を減らし、ヘルニアを引っ込ませるもの。比較的ダメージが少なく日帰りで行うケースがほとんど。

椎間板ヘルニアの状態が比較的軽度であれば、レーザーで引っ込ませる手術は、椎間板ヘルニアを早く治す方法になります。

レーザーの場合には重度の病態には通用しない事もあり、それぞれ一長一短と言えます。

一般的に痛みの強い初期は、腰に負担をかけないようにします。薬物療法やブロック注射、コルセット、リハビリ等の保存的治療で軽くなることもあります。

 

下記のような状況には、手術が選択されます

  • 保存的な方法では、効果がみられないケース
  • 進行性の麻痺(脚の力が入らない等)を伴う
  • 排尿障害を伴う
  • 強い疼痛が長く続き、日常生活に支障が出る場合

手術も最近では、体に負担の少ないように行われるようになってきています。今の自分に合った対応は何か、専門医にご相談ください。

 

【治る期間】椎間板ヘルニア

治る保存的治療には、最低1ヶ月程度、経過を見ていきます。

長い時には、3ヶ月程度の期間を取り、様子を見ていくケースもあります。

通常は、このように様子を見てから、必要な状況であれば、手術に切り替えます。

進行すると

膀胱直腸障害(尿や便が出づらくなる)や麻痺による筋力低下が出現します。このように深刻な症状が現れた場合には、すぐに手術をする事になります。

個人差がありますが、8割くらいのケースでは手術が必要なく、保存的治療(手術をしない治療)で治っていきます。

椎間板ヘルニアを早く治すコツ

腰へ負担を減らすだけでなく、負担に耐え得る身体を作る事も大切です。柔軟性を上げたり、筋肉を鍛えましょう。

 

椎間板ヘルニアの痛みを早く治す【方法】

①適度な運動

無理のない範囲で継続するのが大切です。次のような運動がおすすめです。

  • 腕を大きく振りながらのウォーキング
  • ジョギング
  • スイミング
  • 水中ウォーキングなど

②体重コントロール

食生活の見直し改善は、重要です。

体重をコントロールする為に、「食べないダイエット」はオススメ出来ません。食べないと、結果、筋肉量が減少してしまいます。

その為、栄養のバランスを考えた食事を心がけ、体重を標準体重に保つことが大切です。

筋肉が無いと、体を動かす時に椎間板に負荷がかかり、ヘルニアを起こす可能性が高くなります。

食生活面に加えて、適度な運動の継続で筋肉を動かし、適切な体重にコントロールしていきましょう。

③姿勢を正す

PCやスマホに向かう際、同じ姿勢を長時間続けるのは、意識して控えるようにしましょう。

 

【やってはいけないこと】椎間板ヘルニア

中腰での作業や重たい物を持つなど、腰に負担をかけないようにしましょう。

お仕事などで、どうしても避けられない場合には、コルセットなどでサポートしましょう。

 

椎間板ヘルニアを早く治す方法→【ストレッチ】

腰痛のセルフケアには、ストレッチが有効です。朝晩、欠かさず続けましょう。

ひざ抱えのストレッチ

  1.  あおむけに寝ます。
  2.  片方の脚を伸ばした状態で、もう片方の膝を両手で抱え、胸にゆっくりと引き付けます。
  3.  そのままの姿勢で10秒キープ、そしてゆっくり元に戻します。反対側も同様にします。

ひざ伸ばしのストレッチ

  1.  あおむけに寝て、片方の膝を立てます。
  2.  膝を立てた状態からゆっくり膝を伸ばし、そのまま10秒キープし、ゆっくり下ろします。反対側も同様にします。

 

椎間板ヘルニア【完治するのか?】

椎間板ヘルニア【完治するのか?】

脊髄の神経細胞は、一旦死んでしまうと、それを元に戻すことは出来ません。
どこまで元の生活に戻れるかは、初期発症時の症状で、大体決まると言われています。

最初の状況が、自力で歩行できるか、筋力の低下があるのか、排尿の障害、失禁などの症状が、どれほどあるかで判断されます。

椎間板ヘルニア【予防・再発防止】

実はヘルニアを防ぐ一番の方法は、腰痛の「回数を減らす」ことです。

ほとんどは、日常生活における何気ない姿勢や動作が原因になりますので、工夫をしてみましょう。

すでにヘルニアを持っている方も、再発防止になります。

ストレッチをしたり、体重の増加に気をつけたり、筋力強化にも気をつけましょう。

 

豊中市で評判!椎間板ヘルニア【鍼灸(ツボ)】

椎間板ヘルニアは、筋・骨・関節の疼痛・腫脹・しびれ等を、主症状とする状態で“痺証″と言います。

痺証とは

身体のエネルギーが弱っている時に、

風邪(春先の風)・寒邪(冬の冷え・冷房)・湿邪(梅雨の湿気や雨)が、体内に侵入して、エネルギーの流れが滞ることで、疼痛や腫脹・しびれ等の症状が出ます。

椎間板ヘルニアは、普段の体質に、気候的変化(冷え・湿度など)の影響をとても受けやすい疾患であるとも言えます。

根本的な体質改善が大切であり、牽引などで腰椎を引っ張るといった一時的な治療では、再発を繰り返します。

鍼灸(ツボ)で、椎間板ヘルニアを早く治す方法はあるの?

鍼灸(ツボ)で、椎間板ヘルニアが発症しない体質に改善しましょう。ツボの場合には、早く治すというよりも、なりにくい体質を作っていくことが得意です。

椎間板ヘルニアの痛みを取り、なりにくい体質を作っていきましょう。

 

豊中市【症例】椎間板ヘルニア

豊中市 38歳 I.E様

看護師。1週間前から腰痛が悪化、下肢へのチリチリとした神経痛が出現。気になって夜も眠れない。

普段は豊中市の病院で働いており、そこで電気を当ててもらったりマッサージをしてもらっている。しかし今回こそ、しっかり根本から治したいと当院へ。

今まで、豊中市の様々な整骨院などを巡り歩いたが、楽になったという実感が持てなかった。

当院では、しっかり説明があるので安心感が持てると、頑張って通院された。

日常生活の中に原因が隠れており、それをしっかり説明とアドバイスをさせて頂いた。歪みの矯正をして、自宅で出来る体操やストレッチもお伝えした。

施術3か月で、ひどい神経痛もなくなり、ほぼ以前の元気な状態に戻った。

豊中市 45歳 K.N様

パート(立ち仕事)冷え性。3年前に腰痛がひどくなり、下肢にシビレが出るようになった。

仕事で腰に負担がかかり、なかなか良くならない。趣味はゴルフだが、シビレが悪化するのではと思うように行けない。

今回は、1週間前に、あまりにも痛いので豊中市の病院に行き、椎間板ヘルニアと診断された。

施術を重ねるごとに、腰痛が軽減され、冷えも取れてきた。施術5回目で、腰痛がほぼ無くなった。

施術12回目で、シビレなどの神経痛も10→3にまで回復され、喜ばれていた。豊中市からも椎間板ヘルニアで来院多数!

 

 

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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。 その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
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