子宮頸がんとツボの関係|鍼灸で体を整える自然な方法
2024年05月31日

子宮頸がんは、女性の子宮の入り口にできるがんです。最近はワクチンや検診で予防することができますが、体の中から健康を保つことも大切です。
その中で「ツボ」や「鍼灸(しんきゅう)」が注目されています。この記事では、子宮頸がんとツボの関係や、体にやさしい鍼灸の力についてわかりやすく解説します。
目次
子宮頸がんってどんな病気?
子宮頸がんの原因と予防方法
子宮頸がんは、主に「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスが原因で起こります。このウイルスは、ほとんどの大人(の身体)に一度は入りますが、自然に治ることも多いです。ただし、長く体に残るとがんになることがあります。
予防には、「HPVワクチン」を打ったり、「定期的な検診」を受けたりすることが大切です。また、体の免疫力を高めることで、ウイルスをやっつける力をサポートできます。
体のバランスが免疫力を左右する
体のバランスがくずれると、免疫力が下がってウイルスに負けやすくなります。ストレス、冷え、睡眠不足などがその原因になります。そこで、「東洋医学(とうよういがく)」の考えを使って、体のバランスを整える方法が注目されています。
とくに鍼灸(しんきゅう)やツボ刺激は、体の中から健康をサポートしてくれる自然な方法です。
子宮頸がん対策におすすめのツボと鍼灸
女性の健康を守る「ツボ」4選
東洋医学では、「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という体のエネルギーがスムーズに流れていることが健康のカギだと考えます。子宮頸がんの予防や体調管理に良いとされるツボをいくつか紹介します。
- 三陰交(さんいんこう)……場所:足の内くるぶしから指4本分上にある部分
効果:女性ホルモンのバランスを整える、冷えの改善、生理痛の緩和 - 関元(かんげん)……場所:おへそから指4本分下にある部分
効果:子宮まわりの血流をよくする、免疫力アップ、体力の回復 - 中極(ちゅうきょく)……場所:おへそから指5本分下
効果:生殖器系の不調改善、ホルモンの働きを整える - 足三里(あしさんり)……場所:膝のお皿の下から指4本分下がったところの外側
効果:体全体の免疫力アップ、消化を助けて体力をつける
これらのツボを毎日軽くマッサージするだけでも、体のエネルギーの巡りがよくなります。
鍼灸の力で体を整える
鍼灸(しんきゅう)は、「鍼(はり)」と「お灸(きゅう)」を使ってツボを刺激する東洋医学の治療法です。国家資格を持つ鍼灸師が行い、体の自然治癒力(もともと持っている回復する力)を高めます。
子宮頸がんそのものを治す治療ではありませんが、
- ストレスをやわらげる
- 血流をよくする
- 冷えをとる
- 免疫力を上げる
などの効果があり、がんの予防や再発防止のサポートとしても注目されています。
鍼灸は体にやさしく、副作用も少ないため、体調に不安のある人にも取り入れやすい方法です。
まとめ|ツボと鍼灸で体を整えて、子宮頸がんを予防しよう
子宮頸がんは、ワクチンや検診によってかなり予防できる病気です。でも、それだけでなく、体の内側から健康を整えることもとても大切です。
ツボ押しや鍼灸などの東洋医学の力を使えば、免疫力を高めたり、冷えやストレスをやわらげたりすることができます。特に女性の体はホルモンの影響を受けやすいため、日ごろからツボや鍼灸で体のバランスを整えておくのは、とても良い習慣になります。
また、ツボ押しは自分でも簡単にできるセルフケアのひとつです。もしもっとしっかりケアしたい場合は、鍼灸院に相談して、体質や症状に合わせた施術を受けるのがおすすめです。
健康な体をつくるためには、毎日のちょっとした意識が大きな力になります。
ぜひ今日から、ツボや鍼灸を生活に取り入れてみてください。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。