子宮腺筋症で来院
2018年02月10日

子宮腺筋症 38歳 H.A様 会社員
生理痛、腰痛、天気の悪い日は特に調子を崩す、肩こり、頭痛。近くのクリニックで子宮腺筋症と診断を受ける。仕事を時々休む。
ストレスが仕事でも家庭でもある。生理痛がひどく何とか体質を変えたいとネットで調べ当院へ。
施術6回目、肩こり、頭痛、冷えが改善されてきた。20回目、仕事に休まずに行けるようになってきた。腰お腹まわりは緊張が強い(お血)ので、お灸で温め、緩めるように治療。
ストレスと冷えが状態を悪化させると診て、穏やかに会話をし、出来る限り、発散してもらうようにした。28回目で、波はあるが、随分自覚的に楽になったと喜んでいる。豊中市から来院多数!
子宮腺筋症とは?
「子宮内膜症」も「子宮腺筋症」も、子宮内膜に似た組織が原因で起きる症状なのです。
最近では、若い人にも多くなっており、徐々に悪化していきます。
通常の月経は妊娠に備え、ふかふかのベット(内膜)を作り、必要がなければ剥がれて月経血で体の外に排出されていきます。
しかし、子宮内膜組織の増殖と剥離が正常に子宮内腔にあれば問題ないのですが、子宮内膜と同じような性質を持つ組織が何らかの原因で、別の場所に出来てしまう場合があります。
例えば卵管、卵巣、子宮周囲の腹膜、肺などに出来る場合があり、困ったことにその場所で増殖と剥離、出血が繰り返し起こるのです。これが「子宮内膜症」です。
「子宮腺筋症」は、子宮の筋層に子宮内膜の組織ができて、子宮が大きく腫れてしまう病気です。
以前は、子宮外や子宮筋層に内膜組織が出来るものを、まとめて「子宮内膜症」と呼んでいましたが、現在では別々の独立した病名と分けられます。
なりやすい年齢層は?
年齢は30代後半の方が多いのが特徴ですが、最近では20代の間でも腺筋症になる人が増えてきています。
子宮内膜は、女性ホルモンの分泌の増加によって増殖する性質があるので「腺筋症」も「内膜症」も、生殖可能年齢で女性ホルモンが分泌されている間は症状が続き、悪くなることが多いのです。
しかし、閉経を迎える年齢になっていくと少しずつ良くなります。
主な症状・合併症
症状⇨激しい生理痛・過多月経・貧血・不妊・流産
合併症⇨子宮内膜症・子宮筋腫
子宮腺筋症の人は生理痛が重く、ほとんどに痛みの自覚症状があります。
しかも大変治りにくく、知らぬ間に徐々に進行してゆく病気で、気づいたら悪化しているのです。
ひどくなると、月経以外にもほとんど毎日激しい痛みに悩まされるようになる場合もあります。
また月経過多になり、出血量が増えるため、貧血を引き起こすことも少なくありません。
しかも治療しても再発しやすい病気です。
病院では治療には「薬物療法」「手術療法」の この2つですが、薬ではあくまでも生理痛をの軽減、内膜の増殖を抑える効果しかないので完全には治りません。
手術では子宮の全摘出しか根治ないという厄介な病気です。
放っておくと悪化する!?
月経痛は、人によって症状は様々ですが、約7~8割の方があるようです。
初潮から思春期にかけて、月経痛を経験しますが、ほとんどの方は20歳~25歳ぐらいまでに徐々に軽くなります。
しかし、その後も月経痛がだんだんと激しくなるケースがあります。
その場合、婦人科疾患(子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮筋腫など)が原因で、痛みが起こるケースが多いです。
近年、これらの病気が増加しています。晩婚化や少子化で、子供を産む回数が減り、月経回数が増えてしまうことが原因の一つでしょう。
月経痛は「いつものことで当たり前」と思い、婦人科に行かず、市販の鎮痛剤を飲んで、痛みを抑えて生活を送っている人たちがほとんどです。
そのまま何年も放置し続けている間に、悪化してしまいます。
そして結婚して赤ちゃんが欲しい!と希望しても、なかなか授からないので婦人科に行くと、これらの病気が発見される場合が少なくありません。
はり灸で出来る事
女性特有の疾患に対して、はり灸は得意としています。痛みに対する施術の効果も、研究実験で緩和されるという結果が出ています。
子宮腺筋症は、東洋医学では「瘀血(おけつ)」が主な原因です。
「瘀血(おけつ)」とは、血(けつ)が滞る、血液の質がよくない状態。ですから、はり灸では、血の流れをよくするように施術していきます。
冷えやストレスも原因になっているケースも多いので、はり灸がおすすめです。
東洋医学の利点は、局所・対処療法ではなく、自分の治癒能力を高め、自分で良くなる手助けをする事だと思います。
豊中市 で 子宮腺筋症 なら 当院にお任せを!