子宮卵管造影検査は、ぜひやっておきましょう!
2024年03月9日
目次
まずは、婦人科で様々な検査(子宮卵管造影検査など)をしましょう
何から始めたらいいか分からない…
女性にとって、結婚は憧れであり、楽しい毎日が始まります。そろそろ赤ちゃんが欲しいし、妊活始めようかなと考えます。
しかし、妊活といっても、「何から始めたらいいか分からない、自然妊娠したい、年齢も高齢になってきた、妊活をそろそろ始めようかな…」と、様々な戸惑いと、不安があるかと思います。
【子宮卵管造影検査】必ずしておきましょう
必ずするべき検査は、“子宮卵管造影”です。これは、造影剤を注入し、子宮の状態や卵管がつまっていないか、などを診ます。
卵管の膨大部というところで、卵子と精子が出逢うためには、通り道がちきちんと通っていなければいけません。
まずチェックしておく事が大切です。結果によっては、その後の治療や進め方が変わってきます。
子宮卵管造影検査とは
子宮卵管造影検査とは
エックス線に反応して白く写る造影剤というものを、子宮の中に注入して行う放射線の検査です。(普通のレントゲン・X線を行っても、子宮は写りません。)
子宮卵管造影検査で何が分かるの?
- 子宮や子宮の中の形態的な異常(筋腫、ポリープ)など
- 卵管がしっかり通っているか(閉塞していないか)
- 卵管周囲の癒着
などが診断できます。
※両側に閉塞が見られると、通常の夫婦生活はもとより、人工授精を行っても妊娠は期待できません。
【方法】子宮卵管造影検査
【方法】子宮卵管造影検査
子宮口からカテーテルという細い管を子宮の中に入れます。卵管は、長さが約10cmで直径は細いところで約1mm。そこに造影剤を注入し、レントゲン写真を撮ります。
もし詰まっていれば、その先へは造影剤は流れていきません。なので、卵管の異常をなどを見つけることが出来ます。
精子と卵子が出会うための唯一の通路(卵管)の通過性を調べる、非常に重要な検査です。
お子さんを望む全ての方に、まず最初にこの検査を受けて頂ければと思います。
【子宮卵管造影検査】痛みはあるの?
痛みは、個人差があります。
卵管に癒着や閉塞があれば痛みを感じやすい傾向がありますが、全く痛みを感じない人もいます。
強い痛みを感じた場合には、どちらかの(もしくは両方の)卵管の通りが、悪いケースが多いようです。
子宮卵管造影検査後3カ月間は、妊娠率が上がる!
子宮卵管造影検査後3カ月間は、妊娠率が上がる!
嬉しいメリットとして、造影剤を注入することにより、軽い癒着であれば剥がれて、通りが良くなる場合があります。
残念ながら、卵管が完全に閉塞した場合は別です。
したがって、卵管の通りが良くなるため、検査後の半年間は授かりやすくなります!
そのうちの最初の3ヶ月が特に妊娠率が上がると言われています。
この検査が「トンネル掃除」と言われているのは、このような理由があるためです。検査と同時に、治療にもなるので、まず最初に受けておきましょう。
卵管が狭くなる原因には、”ストレス”も関係
ストレスを溜めないように!
卵管が狭くなる原因には、”ストレス”も関係しています。卵管の壁は心理的に力が入ると、無意識に収縮して固くなります。
そうなると、細くなり通りが悪くなってしまうため、卵子と精子が出逢いにくい状況になります。まず出逢わなければ、妊娠は成り立ちません。
ですので、通りやすくする為に、出来るだけストレスを溜めない生活を心がけましょう。
リラックスを
出来る限りストレスの元を取り除き、出来るだけ好きなものに触れて、ストレスを発散しリラックスしましょう。自分がリラックス出来ることなら、何でも良いです。
お風呂・アロマ・散歩・友達とランチ・音楽・買い物など、自分にとってのリラックスした癒しの時間を作って上げて下さい。
リラックスして、気の巡りの良い身体を作っていきましょう。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。