子宮卵管造影検査は、ぜひやっておきましょう!
2015年12月9日

まずは、婦人科で様々な検査をしましょう
女性にとって、結婚は憧れであり、楽しい毎日が始まります。
そろそろ赤ちゃんが欲しいし、妊活始めようかなと考えます。
しかし、妊活といっても、「何から始めたらいいかわからない、自然妊娠したい、年齢も高齢になってきた、妊活をそろそろ始めようかな…」
と、様々な戸惑いと、不安があるかと思います。
必ずしておきましょう
それは“子宮卵管造影”です。
これは、造影剤を注入し、子宮の状態や卵管がつまっていないか、などを診ます。
卵子と精子が、卵管の膨大部というところで、出逢うためには、通り道がちきちんと通っていなければいけません。
まずチェックしておく事が大切です。
結果によっては、その後の治療や進め方が変わってきます。
子宮卵管造影検査とは
エックス線に反応して、白く写る造影剤というものを、子宮の中に注入して行う放射線の検査です。
(普通のレントゲン・X線を行っても、子宮は写りません。)
何が分かるの?
- 子宮や子宮の中の形態的な異常(筋腫、ポリープ)など
- 卵管がしっかり通っているか(閉塞していないか)
- 卵管周囲の癒着
などが診断できます。
※両側に閉塞が見られると、通常の夫婦生活はもとより、人工授精を行っても妊娠は期待できません。
やり方
子宮口からカテーテルという細い管を子宮の中に入れます。
卵管は、長さが約10cmで、直径は細いところで約1mm。そこに造影剤を注入し、レントゲン写真を撮ります。
もし、詰まっていれば、その先へは造影剤は流れていきません。
なので、卵管の異常をなどを見つけることが出来ます。
精子と卵子が、出会うための唯一の通路(卵管)の通過性を調べる、非常に重要な検査です。
お子さんを望む全ての方に、まず最初に、この検査を受けて頂ければと思います。
痛みはあるの?
痛みは、個人差があります。
卵管に癒着や閉塞があれば、痛みを感じやすい傾向がありますが、全く痛みを感じない人もいます。
強い痛みを感じた場合には、どちらかの(もしくは両方の)卵管の通りが、悪いケースが多いようです。
検査後3カ月間は、妊娠率が上がる!
嬉しいメリットとして、造影剤を注入することにより、軽い癒着であれば剥がれて、通りが良くなる場合があります。
残念ながら、卵管が完全に閉塞した場合は別です。
したがって、卵管の通りが良くなるため、検査後、半年間は授かりやすくなります!
そのうちの最初の3ヶ月が、特に妊娠率が上がると言われています。
この検査が「トンネル掃除」と言われているのは、このような理由があるためです。
検査と同時に、治療にもなるので、まず最初に受けておきましょう。
ストレスを溜めないように!
また、狭くなる原因には、”ストレス”も関係しています。
卵管の壁は、心理的に力が入ると、無意識に収縮して固くなります。
そうなると、細くなり通りが悪くなってしまうため、卵子と精子が出逢いにくい状況になります。
まず出逢わなければ、妊娠は成り立ちません。
ですので、通りやすくする為に、出来るだけストレスを溜めない生活を心がけましょう。
リラックスを
出来る限りストレスの元を取り、出来るだけ好きなものに触れて、ストレスを発散しリラックスしましょう。
自分がリラックス出来ることなら、何でも良いです。
お風呂・アロマ・散歩・友達とランチ・音楽・買い物など、自分にとってのリラックスした癒しの時間を作って上げて下さい。
リラックスして、気の巡りの良い身体を作っていきましょう。
豊中市 池田市で妊活なら当院にお任せを!