【子宮脱】ツボと鍼灸の効果
2025年03月7日

子宮脱は、骨盤底の筋肉が弱くなり、子宮が下がってしまう状態です。特に出産経験のある女性や加齢によって、筋力が低下すると起こりやすくなります。
鍼灸やツボ押しを取り入れることで、症状を和らげることが期待できます。今回は、子宮脱に効果的なツボや鍼灸の活用方法について詳しく解説します。
目次
子宮脱とは?
子宮脱の原因
子宮脱は、骨盤底筋が弱くなることで起こります。主な原因としては、以下のようなものがあります。
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出産による筋肉の緩み
- 加齢による筋力低下
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便秘や重い物を持つことでの腹圧の上昇
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ホルモンバランスの変化
子宮脱の症状
子宮脱の症状は軽度から重度までさまざまです。
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下腹部の違和感や圧迫感
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排尿や排便のしづらさ
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歩くと違和感がある
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子宮が膣口に触れる、または外に出てしまう
子宮脱に効果的なツボ
会陰(えいん)
会陰は、肛門と外陰部の間にあるツボで、骨盤底筋を引き締める効果があります。
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押し方: ゆっくりと指で押し、5秒間キープ
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回数: 1日3回程度行う
三陰交(さんいんこう)
三陰交は、内くるぶしの上にあるツボで、ホルモンバランスを整え、骨盤内の血流を改善します。
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押し方: 親指でやさしく押しながら円を描くようにマッサージ
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回数: 1日3回、各5分程度
子宮脱と鍼灸
鍼灸での子宮脱治療
鍼灸は、ツボを刺激して筋肉を活性化させ、血流を改善することで子宮脱の症状を和らげる効果が期待できます。特に、骨盤底筋を強化するツボを刺激することで、内臓の位置を整えることが可能です。
鍼灸の施術の流れ
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初回のカウンセリングで体の状態を確認
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適切なツボに鍼を刺して刺激を与える
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温灸などを用いて体を温める
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施術後に生活習慣のアドバイスを受ける
自宅でできる子宮脱のケア
骨盤底筋トレーニング
骨盤底筋を鍛えることで、子宮脱の進行を防ぐことができます。
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方法: 仰向けになり、お尻を締めるように意識しながら10秒間キープ
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回数: 1日3セット
生活習慣の改善
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便秘を防ぐために食物繊維を多く摂る
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重いものを持つときは腹圧をかけすぎないよう注意する
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適度な運動を行い、筋力を維持する
まとめ:【子宮脱】ツボと鍼灸の効果
子宮脱は、骨盤底筋の衰えが原因で起こることが多く、ツボ押しや鍼灸を活用することで改善が期待できます。
特に「会陰」や「三陰交」などのツボを刺激することで、筋肉を引き締め、血流を良くすることができます。また、鍼灸治療では、体のバランスを整え、子宮脱の進行を防ぐ効果が期待できます。
さらに、自宅での骨盤底筋トレーニングや生活習慣の改善も重要です。適切なケアを続けることで、子宮脱の症状を和らげ、快適な生活を送ることができるでしょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。