【子宮脱】ツボと鍼灸の効果
2025年03月7日
【この記事でわかること】
- 子宮脱の原因と症状
- ツボ押し・鍼灸での改善方法
- 自宅でできるケアや生活習慣のポイント
本記事では、子宮脱(骨盤底筋のゆるみで子宮が下がる状態)に関する原因や症状、そして東洋医学的アプローチであるツボ押しや鍼灸の活用法について詳しく紹介します。
「最近、下腹部に違和感がある」「歩いていると何かが出てくる感覚がある」「病院では軽度の子宮脱と診断された」という女性におすすめです。
結論としては、ツボ刺激や鍼灸によって筋肉や血流を整えることで、子宮脱の進行を防いだり、症状を和らげることが可能です。
本文中には、実際の体験談や骨盤底筋トレーニングの方法、便秘対策なども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
子宮脱とは?


子宮脱の原因
子宮脱は、骨盤底筋が弱くなることで起こります。主な原因としては、以下のようなものがあります。
- 出産による筋肉の緩み
- 加齢による筋力低下
- 便秘や重い物を持つことでの腹圧の上昇
- ホルモンバランスの変化
子宮脱の症状
子宮脱の症状は軽度から重度までさまざまです。
- 下腹部の違和感や圧迫感
- 排尿や排便のしづらさ
- 歩くと違和感がある
- 子宮が膣口に触れる、または外に出てしまう
→体験談:
60代女性。出産経験があり、閉経後から下腹部に違和感を感じるように。次第に歩行時に何かが出てくるような感覚に。婦人科で子宮脱と診断され、骨盤底筋トレーニングと鍼灸を取り入れることで、症状の進行が緩和されました。
子宮脱に効果的なツボ


会陰(えいん)
会陰は、肛門と外陰部の間にあるツボで、骨盤底筋を引き締める効果があります。
- 押し方: ゆっくりと指で押し、5秒間キープ
- 回数: 1日3回程度行う
→体験談:
40代の女性。軽度の子宮脱と診断され、「会陰」のツボ押しを指導。入浴後に1日3回行ったところ、1ヶ月ほどで下腹部の不快感が軽減し、排尿時の違和感も改善されたと実感しています。
関連記事:ツボ「会陰」の場所は?男性へのマッサージ効果を解説!
三陰交(さんいんこう)
三陰交は、内くるぶしの上にあるツボで、ホルモンバランスを整え、骨盤内の血流を改善します。
- 押し方: 親指でやさしく押しながら円を描くようにマッサージ
- 回数: 1日3回、各5分程度
→体験談:
50代の女性。更年期でホルモンバランスが乱れ、生理不順と子宮下垂が重なって不調が続いていました。三陰交への指圧を始めて2週間ほどで、冷えやむくみが軽くなり、夜間の頻尿も落ち着いてきました。
子宮脱と鍼灸


鍼灸での子宮脱治療
鍼灸は、ツボを刺激して筋肉を活性化させ、血流を改善することで子宮脱の症状を和らげる効果が期待できます。特に、骨盤底筋を強化するツボを刺激することで、内臓の位置を整えることが可能です。
→体験談:
出産後から違和感があった30代女性。婦人科で軽度の子宮下垂と診断され、鍼灸院で骨盤周りの施術を開始。週1回ペースで2ヶ月続けたところ、骨盤の安定感と内臓の重さが改善し、日常生活が楽になったとの声。
鍼灸の施術の流れ
- 初回のカウンセリングで体の状態を確認
- 適切なツボに鍼を刺して刺激を与える
- 温灸などを用いて体を温める
- 施術後に生活習慣のアドバイスを受ける
自宅でできる子宮脱のケア


骨盤底筋トレーニング
骨盤底筋を鍛えることで、子宮脱の進行を防ぐことができます。
- 方法: 仰向けになり、お尻を締めるように意識しながら10秒間キープ
- 回数: 1日3セット
→体験談:
更年期を迎えた女性。「ちょっとしたくしゃみで尿もれが…」と不安を感じ、骨盤底筋体操を始める。朝晩10秒×10回の習慣を1ヶ月継続し、症状が軽減。今では電車移動も安心してできるように。
生活習慣の改善
- 便秘を防ぐために食物繊維を多く摂る
- 重いものを持つときは腹圧をかけすぎないよう注意する
- 適度な運動を行い、筋力を維持する
【子宮脱】ツボと鍼灸の効果【よくある質問と回答】

Q1. 子宮脱は自然に治ることはありますか?
A. 軽度の子宮脱であれば、骨盤底筋トレーニングや鍼灸などのケアを継続することで、症状が改善するケースがあります。ただし、進行している場合は医療機関での治療や指導が必要です。
Q2. 子宮脱に効果があるツボは本当に効きますか?
A. 「会陰」や「三陰交」などは、東洋医学で骨盤底筋やホルモンバランスに関係するとされる代表的なツボです。毎日継続することで、違和感の軽減や下垂感の改善を感じる方もいます。
Q3. 鍼灸で子宮脱の治療はできますか?
A. 鍼灸では骨盤底の筋肉や血流を整えることで、子宮脱の進行を防いだり、症状の緩和を目指すことができます。特に軽度の段階で始めると、より効果が実感しやすくなります。
Q4. 子宮脱は手術しないと治らないですか?
A. 全てが手術になるわけではありません。軽度〜中等度の症状であれば、体操・ツボ刺激・鍼灸・生活習慣の見直しで改善する可能性があります。重度の場合は手術が選択されることもあります。
Q5. 子宮脱は若い人にも起こりますか?
A. はい、若年でも出産経験や便秘、重い荷物の持ちすぎなどにより、骨盤底筋が弱まると起こることがあります。予防には早めのケアや正しい姿勢、体の使い方が大切です。
まとめ:【子宮脱】ツボと鍼灸の効果

子宮脱は、骨盤底筋の衰えが原因で起こることが多く、ツボ押しや鍼灸を活用することで改善が期待できます。
特に「会陰」や「三陰交」などのツボを刺激することで、筋肉を引き締め、血流を良くすることができます。また、鍼灸治療では、体のバランスを整え、子宮脱の進行を防ぐ効果が期待できます。
さらに、自宅での骨盤底筋トレーニングや生活習慣の改善も重要です。適切なケアを続けることで、子宮脱の症状を和らげ、快適な生活を送ることができるでしょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。












