不正出血&排卵出血の違い
2025年03月4日
【この記事でわかること】
- 排卵出血と不正出血の違い
- それぞれの出血の原因や見分け方
- 不安な出血が起きた時の正しい対処法
この記事では、「生理じゃないのに出血があった…」という時に考えられる排卵出血と不正出血の違いをわかりやすく解説しています。
妊活中や生理周期に敏感な方、不正出血に不安を感じている方におすすめです。
結論として、排卵出血は生理的な変化の一部で心配のいらないことが多いですが、不正出血は婦人科系の病気が隠れている可能性もあるため、注意が必要です。
本文中では、出血の特徴や体験談、鍼灸でのケア例などもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
不正出血と排卵出血の違いを分かりやすく解説!

女性の体はホルモンの影響を受けながら、毎月生理がやってきます。しかし、予定外のタイミングで出血すると「これって大丈夫?」と不安になりますよね。
特に「不正出血」と「排卵出血」の違いは、知っておくと安心です。ここでは、それぞれの特徴や原因を分かりやすく解説します!
不正出血とは?どんな特徴があるの?

不正出血とは、生理以外のタイミングで起こる予期しない出血のことです。原因はさまざまですが、放置すると病気が隠れていることもあるため、注意が必要です。
不正出血の主な原因
-
ホルモンバランスの乱れ
ストレスや生活習慣の変化、無理なダイエットなどでホルモンが乱れると、生理以外の出血が起こることがあります。特に10代や更年期の女性は影響を受けやすいです。 -
婦人科系の病気
子宮筋腫、子宮頸がん、子宮内膜症などの病気が原因で不正出血が起こることも。いつもと違う出血が続く場合は、早めに病院を受診しましょう。
不正出血の特徴
- 生理予定日ではないのに出血する
- 出血量が多かったり、茶色っぽい血が出たりする
- 数日で止まることもあれば、長く続くこともある
排卵出血とは?生理とどう違う?


排卵出血とは、排卵が起こるタイミングで少量の出血があることを指します。これは異常ではなく、多くの女性に見られる現象です。
排卵出血の主な原因
-
排卵時のホルモン変化
排卵するとき、エストロゲンというホルモンの量が急に変わります。その影響で子宮内膜が少し剥がれ、少量の出血が起こることがあります。 -
排卵による卵巣の変化
排卵の際、卵巣の表面が破れて卵子が飛び出します。このとき、血管が傷つくと、ごくわずかな出血が起こることもあります。
排卵出血の特徴
- 排卵日前後(生理開始から約14日目ごろ)に起こる
- 出血量は少なく、1〜2日で自然に止まる
- おりものに血が混じる程度で、生理ほどの量にはならない
→体験談:
「生理から10日ほどでうっすら出血があり、不正出血かと思って婦人科に行きました。診察の結果、『排卵出血だから心配いりませんよ』と説明されて一安心。ちゃんと自分の体のサインを理解することが大事だと感じました」(29歳・会社員)
不正出血と排卵出血の見分け方

どちらも「生理以外の出血」ですが、特徴を押さえると見分けることができます。
こんなときは排卵出血の可能性が高い
- 毎月の排卵日前後に少量の出血がある
- 出血が1〜2日で止まり、痛みがほとんどない
- おりものにピンクや茶色っぽい血が混ざる程度
こんなときは不正出血かも?
- 生理のタイミングと関係なく出血する
- 出血量が多い、または何日も続く
- 鮮血が出る、または腹痛や違和感を感じる
もし不正出血の可能性があるなら、婦人科を受診することをおすすめします。特に、生理周期が乱れたり、出血が頻繁に続いたりする場合は、何らかの病気が隠れていることもあるため、早めの検査が大切です。
不正出血の症例

40歳 女性 G.E様 3年前、卵巣嚢腫があると診断。右下腹部痛。時々、不正出血がある。約3日ほど少量でだらだら続く。病院では手術をする必要があるほどではないと、鎮痛剤を処方。
生理不順で、30~45日くらい。倦怠感、生理痛、生理後落ち込む、軟便が多い、足が冷える、のぼせ、考え事で不眠になる。ストレス。
施術2ヶ月後、疲労感が軽減し、お腹の調子が良くなる。不正出血の頻度が少なくなり、下腹部の痛みに鎮痛剤を使用しなくてもよくなってきた。
鍼の効果を実感され、治療継続中で経過観察中。豊中市で排卵出血や不正出血でお悩みなら 当院にお任せを!
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不正出血&排卵出血の違い【よくある質問と回答】

Q1. 排卵出血と不正出血はどう見分ければいいですか?
A. 排卵出血は排卵日前後(生理開始から約14日目)に少量で短期間(1〜2日)出るのが特徴です。おりものに混じる程度の血やピンク色、茶色の出血が多いです。不正出血は、生理周期と関係なく出血したり、量が多かったり、数日以上続く場合が多く、病気の可能性もあるため注意が必要です。
Q2. 不正出血があったら、すぐ病院へ行くべきですか?
A. 出血が何日も続く、量が多い、鮮血が出る、腹痛を伴うなどの症状がある場合は、早めに婦人科を受診してください。軽い出血でも、周期に関係なく繰り返すようなら一度検査を受けることをおすすめします。
Q3. 排卵出血が起こるのは毎月ですか?
A. 排卵出血は毎回起こるとは限りません。ホルモンの変動が強い周期や体調によって出ることがありますが、まったく出ない人も多いです。出血がなくても排卵している場合はあります。
Q4. 排卵出血でも妊娠の可能性はありますか?
A. あります。排卵出血は排卵のサインでもあるため、この時期に性交があれば妊娠の可能性は十分にあります。むしろ排卵日付近の出血を目安にタイミングを取る方もいます。
Q5. 鍼灸は不正出血の改善に効果がありますか?
A. はい、東洋医学ではホルモンバランスの乱れや血流の滞りにアプローチするため、不正出血の頻度や症状が改善するケースがあります。実際の症例でも、鍼灸治療によって不正出血が軽減した方がいらっしゃいます。
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まとめ:不正出血と排卵出血、どう対応すればいい?

「不正出血」と「排卵出血」は、どちらも生理以外の出血ですが、原因や特徴が異なります。
排卵出血の場合
- 1〜2日で自然に止まることが多く、特に心配はいりません。
- 気になる場合は、基礎体温を測ることで、排卵のタイミングを確認できます。
不正出血の場合
- ホルモンバランスの乱れや婦人科系の病気が原因の可能性があります。
- 出血が続く、量が多い、痛みがある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
出血があったらまずは様子を見ることも大切ですが、「いつもと違う」と感じたら迷わず病院へ! 女性の体はデリケートなので、ちょっとした変化を見逃さないことが健康維持のカギになります。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。












