妊活中の【カンジダ膣炎】は妊娠(着床)に影響する?
2023年11月20日
目次
カンジダ膣炎とは
「カンジダ菌」というカビの仲間によって起こる炎症のことです。男女関係なく、皮膚や口の中にも存在します。膣内の「他の常在菌とのバランス」が崩れて、菌が繁殖すると発症します。
膣と外陰部の炎症を合併する場合が多く、外陰膣カンジダ症とも言われています。婦人科系の感染症の中では比較的よく見られます。
カンジダ膣炎の【症状】
最もよくみられる症状は、外陰部のかゆみとオリモノの変化です。
- 外陰部のかゆみ
- おりものの変化(おかゆ状や白く濁った酒かすのようなもの)
- 外陰部に熱感や痛み
カンジダ膣炎の【原因】
主な原因は体調の崩れです。通常、体が元気であれば他の常在菌とのバランスが取れていますので、菌が大量増殖することはありません。
しかし、
- 妊娠や生理前後
- ホルモンバランスの変化
- ストレス
- 寝不足や疲労
- ステロイドの使用による免疫力低下
- 抗生物質の使用による常在菌バランスの変化
- 糖尿病
- 高温多湿などの環境の変化
- 性的接触による感染
- ガードルなど締めつけのきつい下着の着用
- 陰部を石鹸で必要以上に洗う
などが原因で、炎症を起こしやすくなるのです。
カンジダ膣炎は、妊活の敵?!妊娠(着床)に影響する?
カンジダ膣炎は、妊娠(着床)に影響する?
妊活中(妊娠希望)の場合は、カンジダ膣炎になってしまった時はすぐに治療をしましょう。妊娠を希望している方は、清潔に保つことがとても大切なのです。
射精された精液は膣に放出され、そこから精子が子宮頚管を通り子宮、卵管の中へ進んでいきます。そこに炎症があると、精子は居心地が悪く、妊活がうまく進みにくいでしょう。
妊活(妊娠)や着床への影響があってもいけませんので、受精や着床時の重要な時も、清潔な環境にしておくことが必要です。
カンジダ膣炎の【予防方法】
この病気は、身体の免疫機能が低下した時に繁殖しやすくなります。日頃から健康に気をつけ、バランスの取れた食事や睡眠を心掛けましょう。
菌は温かく湿った場所を好みますので、以下の対策も効果があります。
- 通気性の良い下着を着用する(化学繊維の下着は、蒸れやすく、通気性が悪い)
- こまめに、下着を取り換える
- 石鹸や入浴剤の使用量を減らす
- 入浴や水泳の後は、外陰部をよく洗浄し乾かす
- トイレの後は、前から後ろに向かって拭く(カンジダは、腸内にも存在するので、膣から肛門へと後方に向かって拭くことで、腸内のカンジダ菌の感染は無くなります)
妊活鍼灸でカンジダ膣炎を予防しよう!
婦人科では診察後に処方される錠剤(薬)を膣内に挿入し、菌を殺してしまう方法が一般的です。
でも出来れば発症しないようにしたいです。そこでオススメなのが鍼灸です!免疫機能が強化され、自分自身が持っている回復力を復活させ、菌の増殖を抑制する効果があるのです。
また鍼灸は、身体的だけではなく心にも影響を与えてくれます。ホルモンバランスを整え、妊活中のストレス緩和やリラックス効果により、原因のストレスにも効果的です。
是非鍼灸を受けて頂きたいと思います。妊活中にカンジダ膣炎でお悩みなら当院へ!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。