子宮腺筋症の人が食べてはいけないものとは?
2025年04月3日

子宮腺筋症は、子宮内膜によく似た組織が子宮の筋層内にできてしまう病気です。症状としては、生理痛や月経過多による貧血などが考えられます。
この病気を悪化させないためには、食生活にも気をつけることが大切です。ここでは、子宮腺筋症の人が避けたほうがよい食べ物について詳しく解説します。
目次
ホルモンバランスを崩しやすい食品に注意!
子宮腺筋症は、女性ホルモンのバランスが崩れると悪化しやすくなります。そのため、ホルモンバランスに影響を与える食品には気をつけましょう。
カフェインを多く含む飲み物(コーヒー・紅茶)
カフェインが含まれる飲み物は、ホルモンバランスを乱しやすく、子宮の炎症を悪化させる可能性があります。特に、コーヒーや紅茶、エナジードリンクには多くのカフェインが含まれているため、控えめにした方がよいでしょう。
カフェインを摂りすぎると、交感神経が刺激されてストレスホルモンが増え、ホルモンバランスが崩れやすくなることが分かっています。また、カフェインには血管を収縮させる作用があり、生理痛を悪化させる可能性もあります。
代わりに、ノンカフェインのルイボスティーやハーブティーを選ぶと、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。
大豆製品の摂りすぎに注意
大豆にはイソフラボンという成分が含まれており、これは女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをします。適量ならホルモンバランスを整える効果がありますが、摂りすぎると逆にホルモンバランスが崩れる原因になることがあります。
特に、豆乳や納豆、豆腐を毎日食べると、エストロゲンが増えすぎて子宮腺筋症の症状が悪化する可能性があるので注意が必要です。
適度な量(1日1回程度)であれば問題ないので、バランスよく食べることが大切です。
体の炎症を悪化させる食品を避けよう
子宮腺筋症は、子宮の中で炎症が起きやすい病気です。炎症を悪化させる食品を避けることで、症状を和らげることができます。
ジャンクフードや加工食品
ポテトチップス、ハンバーガー、インスタントラーメンなどのジャンクフードや加工食品には、トランス脂肪酸や食品添加物が多く含まれています。これらは、体内で炎症を引き起こし、子宮腺筋症の症状を悪化させる原因になります。
また、ファストフードやスナック菓子に含まれる塩分や糖分が多すぎると、血流が悪くなり、子宮の状態が悪化することもあります。
砂糖が多いスイーツや甘い飲み物
ケーキやドーナツ、ジュースなどの砂糖を多く含む食品は、血糖値を急激に上げてしまい、体に炎症を引き起こす原因になります。また、インスリンの分泌が増えるとホルモンバランスが乱れ、子宮腺筋症の悪化につながる可能性があります。
特に、市販の清涼飲料水やフルーツジュースには、想像以上に多くの砂糖が含まれているので注意が必要です。
甘いものが食べたくなったら、ハチミツや果物をうまく取り入れると、体に負担をかけずに満足感を得ることができます。
まとめ:子宮腺筋症の人が食べてはいけないものとは?
子宮腺筋症を悪化させないためには、ホルモンバランスを乱す食品や、体の炎症を引き起こす食品を避けることが大切です。
特に、コーヒーや紅茶などのカフェインを多く含む飲み物は、ホルモンのバランスを崩しやすいため、ノンカフェインの飲み物に置き換えるのがおすすめです。また、大豆製品も適量なら問題ありませんが、摂りすぎると逆効果になる可能性があります。
さらに、ジャンクフードや加工食品、砂糖を多く含むスイーツや飲み物は、体の炎症を悪化させる原因になるため、できるだけ避けるようにしましょう。
食事を見直すことで、子宮腺筋症の症状を和らげることができます。無理のない範囲で、できることから始めてみましょう!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。