妊活における【体質改善の期間】
2024年09月4日

「できることなら早く赤ちゃんを授かりたい」——そんな想いから妊活を始めても、なかなか結果が出ないと、不安や焦りを感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、妊娠に向けた身体づくりには“時間”がかかります。卵子や精子の質が整うには、それぞれ数ヶ月という期間が必要なのです。
妊娠は、単にタイミングだけでなく、日々の生活習慣や体質も深く関係しています。だからこそ、妊活では“焦らず、コツコツと整えていくこと”が大切。
この記事では、妊娠に向けた体質改善にどれくらいの期間が必要なのか、そしてその期間を短縮するための生活習慣や東洋医学の活用方法について、わかりやすく解説していきます。
目次
妊活における【体質改善の期間】について
【卵子の質】体質改善の期間、どれくらい?何ヶ月かかる?
卵子は180日(6ヶ月)、精子は120日(4ヶ月)の期間で成長していくと言われています。したがって、体質改善をするためには、最低でもこれくらいの期間が必要です。
妊活(体質改善)を始めて、卵子は180日(6ヶ月)、精子は120日(4ヶ月)くらいの期間が必要ということになります。
ある程度、妊活の体質改善には、期間がかかりますので、もし妊娠を急ぐのであれば、早めに体質改善を完了しておきましょう。
→体験談:
30代後半で妊活を始めたCさんは、冷え性と月経不順が続いていました。鍼灸と食事改善を取り入れ、半年ほどかけて体質を見直した結果、生理周期が安定し、冷えも軽減。6ヶ月後、自然妊娠に成功し、「コツコツ続けて良かった」と語っています。
卵子の質「体質改善の期間」を早めるには?
妊娠しやすい身体を作るには、卵子や精子の質を改善することが必要です。そして、妊活の体質改善の期間を早めるには、ポイントがあります。
そのポイントとは、「普段の生活習慣」であり、排卵や卵子・精子の質に影響していることを意識しましょう。
妊娠中の負担や産後の育児に備えるためにも、早めに体質改善をしておきましょう。(どうしても妊活の体質改善には、期間がかかります)
冷え性の体質の方、月経不順のある方、肥満や痩せ過ぎ、喫煙者などは、特に体内から整えておく必要があります。
不妊治療(妊活)における【体質改善】について
- 食事(栄養)…まず食事においては、妊娠力を高めるたんぱく質・亜鉛・鉄などのミネラル・葉酸・ビタミン・抗酸化作用のあるポリフェノールなど、栄養素をバランスよく摂取することが重要です。卵子の質の低下を招くカフェインやアルコールの摂りすぎにも気をつけましょう。
- 質の良い睡眠…また質の良い睡眠はホルモンバランスを整えてくれるので、日付が変わる前に寝床に入り、1日7時間位はしっかり睡眠をとることを心がけましょう。
- 適度な運動…その他に、軽いウォーキングやスイミング・ヨガなどの適度な運動も生活に取り入れると、血流が促進され冷えを改善することができます。また肥満解消にも役立ちます。
- その他…夏でも、足先やお腹を冷やさないようにして、温かい飲食物を摂取しましょう。お風呂にゆっくり浸かると、冷えの解消にもつながります。冷えを改善することは妊娠体質になっていくため、おすすめです。どうしても妊活の体質改善には、期間がかかりますので、自分で出来ることから始めていきましょう!
東洋医学における不妊治療(妊活)について
東洋医学では、現代医学で用いられる薬などによる身体の変化を促すのではなく、ご自身が元々持たれている「自然治癒力」を引き出して施術します。
東洋医学の中でも、鍼灸治療では血流を促進させ、その結果身体の冷えやホルモンバランスも整えることができると考えられています。
またそれ以外にも、中国の古典において、「腎臓」「肝臓」「脾臓」といった臓器が、東洋医学の妊活治療または不妊治療で密接に関係していると考えられています。
- 子宮や卵巣の血流を促し、質の良い環境を整える
- 自律神経のバランスを調整する
- 弱っている臓器の働きを改善する
東洋医学や鍼灸治療においては、上記のように体質改善を促し妊活治療・不妊治療を行います。うまく活用して、体質改善にかかる期間を短くしていきましょう!
妊娠する為の【食生活改善】について
妊活には「生活習慣の見直し」は必要不可欠!
不妊治療(妊活)をする上で、生活習慣の見直しは必要不可欠です。中でも食事バランスの見直しは、妊活にも妊娠中、産後などにも良い影響を与え続けますのでおすすめです。
さらに食事の栄養を偏りなく、バランスの良い食生活に変更しただけで「妊娠した」という言葉もよく耳にします。
→体験談:
喫煙歴が長く、不規則な生活だったDさんは、妊活を機に禁煙し、早寝早起きと栄養バランスの良い食事を意識。運動も少しずつ取り入れることで、4ヶ月後に精子の運動率が改善。その後、妊娠が判明し、医師からも「生活習慣の見直しが効いたね」と言われたそうです。
妊娠する為の「食生活改善」
食事においては、
タンパク質(牛ヒレ肉・マグロの赤身・大豆・卵・チーズなど)や葉酸(豚、鶏のレバー・焼きのり・さつまいも・ブロッコリーなど)、ビタミンE(アボカド・アーモンド・かぼちゃ・キウイなど)、鉄(牛ヒレ肉・かつお・マグロ・あさり・小松菜など)、亜鉛(牛モモ肉・サバ・うなぎ・アーモンド・カシューナッツなど)
これらを意識して摂るようにすることで体質改善に良い効果を発揮します。
また、適度にストレスを発散することや、禁煙に努めることで妊娠できたという報告もあります。
【まとめ】妊活における【体質改善の期間】
妊活の体質改善の期間は?
妊活(体質改善)を始めて、卵子は180日(6ヶ月)、精子は120日(4ヶ月)くらいの期間が必要ということになります。ある程度、期間がかかりますから、早めに体質改善をはじめていきましょう。
卵子や精子の質を改善する(妊活)には、生活習慣が大切
妊娠しやすい身体を作っていくためには、卵子や精子の質を改善することが必要です。また、普段の生活習慣が大切であり、排卵や卵子・精子の質にも影響します。
不妊治療(妊活)のための体質改善方法
どうしても妊活の体質改善には、期間がかかりますので、早めに出来ることから始めていきましょう↓
- 食事(バランスの良い栄養)
- 質の良い睡眠
- 適度な運動
- その他(冷えを改善する)
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。