卵子の質を改善する【呼吸法】
2023年12月15日

目次
卵子の質は【呼吸法】で変わる!
妊活をしていく上で、食事・運動・睡眠・ストレスケアなどは重要なことです。そして、実は呼吸法も大事です!
呼吸が浅い→不妊体質へ
妊活中は、上手くいかないことの連続でイライラしやすくなります。イライラすると呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなる→交感神経が働きやすくなり、副交感神経が働きにくい状態になります。
副交感神経が働きにくいと、消化が悪くなったり、婦人科系の血流が悪くなる等、卵子にとっても悪影響が出やすくなります。
今回は【深呼吸】についてご紹介いたします。
呼吸で自律神経を整えよう
自律神経とは
自律神経とは、自分の意思で動かせない心臓や血の流れなどの動きを司る神経の事です。
交感神経
昼間や活動している時に活発になります。交感神経が強く働くと、血圧が上がり、瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になります。
副交感神経
夜間やリラックスしているときに活発になります。副交感神経が強く働くと、血圧が下がり心拍数は減少。瞳孔が収縮し、心と体が休んでいる状態になります。
【呼吸】で自律神経を整える
健康な人であれば、昼間(交感神経優位)にはアクティブに動きます。夜(副交感神経優位)にはリラックスして眠られるようになります。
深くゆっくりとした呼吸には、副交感神経の働きを高める効果があります。
自律神経は、自分の意思で動かすことはできませんが、呼吸なら自分の意思で深く大きくすることができます。その結果、自律神経が整ってきます。
呼吸の【妊活へのメリット】
深呼吸は、身体をリラックスさせる効果も期待できます。妊活中の検査や処置の前は、緊張や不安が大きいと思います。
採血、卵管造影検査、採卵や移植前に、一度、呼吸を整えてみてはいかがでしょうか。不安が和らぎ、緊張もほぐれるはずです。
①自律神経を整える
交感神経と副交感神経のバランスが整い、ストレスが暖和されます。
②血液循環アップ
大きく横隔膜が動くので、内臓が直接マッサージされ、全身の血行が促進されます。卵巣や子宮の血流も良くなり、卵子の質の改善が期待できます。
③温活効果
血液の循環によって、体を温めることが出来ます。血液は、子宮の血流も良くなり、子宮の環境が良くなります。
しかし、ただ深呼吸するだけでは、効果は半減してしまいます。妊活に効果的な深呼吸は、正しいやり方とイメージをすることが大切です。
深呼吸のやり方
- 姿勢を整え、まず初めに息を吸うのでなく、吐き切るということ。まずは横隔膜を緩めることが大切です。
- 鼻から息を3~4秒かけて吸い、口から6~8秒かけて細く吐き出します。
- 息を吐く際、1メートル先にあるロウソクに吹きかけるようなイメージを持って息を吐いてみましょう。(横隔膜にしっかりと刺激を与えることができます)
以上①~③を5回くらい繰り返してみましょう!
腹式呼吸が分かりづらいという方は、仰向けになって行うと、自然にお腹に息が入りやすくなります。
少ない時間でも正しい深呼吸は、妊活に大変効果的です。是非試してみて下さい。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。