着床率を上げる【食べ物・飲み物】妊活中にはアーモンドがおすすめ?
2024年03月18日

目次
着床率を上げる【食生活】ポイント3
着床率を上げるには、食べ物や飲み物以外にも「食生活の方法」も大切です。
- 3食を規則正しく、様々な食べ物をバランス良く
- よく噛んで食べる
- 外食・インスタント食品は控える
これらが着床率を上げるための基本なのですが、今回はさらに、着床率を上げる食べ物・飲み物について詳しくご紹介いたします。
着床率を上げる【食べ物】アーモンド&パイナップルなどについて
妊活には【たんぱく質と脂質】
若い女性はダイエットしているから、お肉(タンパク質)や脂肪は食べない!と控えている人も多いですが…。
でも実はこれ…、女性ホルモンが少なくなり、着床率低下の原因になるケースがあります。
ダイエットのために、肉や脂肪を控えても痩せません。むしろ代謝が悪くなり、ちょっと食べただけで太りやすい体質になってしまいます。
痩せようと思うなら、食べ物(お肉)を制限せずに食べるべきです!そして、妊活中(胚移植後)の着床率低下の原因は、脂肪を控えているからかもしれません。積極的に肉・脂肪を食べましょう!
女性ホルモンは何(食べ物)から作られているの?
妊活(胚移植後)で着床率を上げる時に、まず大切なのが「女性ホルモン」です。ではその女性ホルモンは、何から作られていると思いますか?
実は、「たんぱく質」「脂質」なんです。→要するに、肉と脂肪です。
- たんぱく質…代謝を促進し血流を改善してくれる。
- 脂質…代謝を助ける役割をしてくれる。
この2つは「血の巡り」を良くする以外にも、大切な効果があります。
それは、女性ホルモンの元になるということです。例えば、月経不順の主な原因は、女性ホルモンを促す刺激ホルモンが減少しているからなのです。
着床率を上げるには、食べ物・飲み物がとても大事なんです!
【タンパク質が多い食べ物】は着床率を上げる
着床率を上げる食べ物は、ずばり!タンパク質が多い食べ物です。
「動物性タンパク質が多い」食べ物
- お肉…牛肉の赤身→豚肉の赤身→鶏肉の順に脂肪が多いのでおすすめです。卵も◎
- お魚…赤みの多い鮭、マグロ、カツオがおすすめです。
赤ちゃんを望んでいる(妊活中)ならば、胎児へ奇形リスクになる【水銀の多い大型の魚】は、極力避けた方が良いかもしれません。
小型のししゃも、イワシ、サンマなどがおすすめです♪
「植物性タンパク質が多い」食べ物
豆腐、納豆、大豆などの植物性たんぱく質も摂りましょう。着床率を上げるには、植物性と動物性たんぱく質をバランス良く摂るのが良いです。
卵子や精子(赤ちゃんの元)は、毎日食べている物から出来ています。卵巣が機能するのも、食べ物の栄養のお陰なのです。
※加工食品は低タンパクのことが多いため、できるだけ未加工の食べ物を摂取しましょう。
パイナップルは着床率を上げる?
着床率を上げる食べ物で、パイナップルが効果的だと言われています。
その理由は、パイナップルに含まれるブロメリン(たんぱく質分解酵素)の抗炎症作用が、着床を促進してくれるからです。
例えば、着床不全の原因になっている慢性子宮内膜炎などを、抗炎症効果があるパイナップルのブロメリンが炎症を抑えて、着床しやすくしてくれるようです。
パイナップルは着床率を上げる食べ物です。
アーモンドは着床率アップにおすすめ
アーモンドにはビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは別名「妊娠ビタミン」とも呼ばれ、着床率アップに効果的です。
ビタミンEは、他にも、うなぎ・ヘーゼルナッツ・かぼちゃ等の食べ物によく含まれ、女性ホルモンの作用を助けてくれます。
またアーモンド(ビタミンE)には、卵子の質を落とすと言われている活性酸素を取り除く抗酸化作用もある食べ物です。
アーモンドは着床率を上げる食べ物です。
妊活中、着床率を上げる【飲み物】ルイボスティーなどについて
ルイボスティーが着床率を上げてくれる
着床率を上げるためには、一体どんな食べ物・飲み物が良いですか?と、患者様によく聞かれます。
妊活中、ルイボスティーもおすすめ飲み物の一つですが、妊娠前・妊娠中にも安心の飲み物です◎特に妊娠中や授乳中は、飲み物に気を遣いますよね。
安心して飲めるのでご紹介いたします。
ルイボスティーの効能・効果は?
- 冷えの改善
- リラックス効果がある
- 美肌効果あり
ルイボスティーに含まれる成分には、神経を落ち着かせる効能があります。
妊活中や不妊治療中は、気が焦ってしまったり、不安になったりすることがあるかもしれません。そんな時には、一杯飲んでホッとしてみませんか。
ルイボスティーに含まれる酵素には、細胞の老化を促す「活性酸素」を抑える抗酸化作用があります。
※活性酸素は、シミ・しわ・そばかすといった肌の老化にも関係しているので、ルイボスティー飲むだけで美肌効果も期待できます♪常備しておきたい飲み物です。
着床期にルイボスティーを飲むと着床阻害を起こす?
ルイボスティーが着床阻害の要因となるというデータはないので、着床期に飲んでも問題はありません。
ただし、ルイボスティーを過剰に摂取すると「下痢」「胃痛」を起こす可能性があります。体調を崩すと、子宮や卵巣の機能も低下する可能性があります。
適度な量を考えて飲みすぎないようにお願い致します。
ルイボスティーは着床率を上げる
着床率を上げることにも期待できます!!
- 卵子・精子の老化を防いでくれる
- 女性ホルモンの作用がある
活性酸素は、体の様々な臓器だけでなく、卵子・精子の老化も早めてしまいます。卵子や精子が老化すると、質が下がり着床率も下がってしまいます。
ルイボスティーに含まれる酵素は、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があるので、卵子・精子が老化するスピードを遅らせてくれます。
ルイボスに含まれる成分は、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」と同じ作用があります。エストロゲンは、受精卵の着床をしやすいように、子宮内膜を厚くする働きもあります。
毎日飲むものだからこそ、妊活中には体に良いものを摂りたいです。様々な効果があるので、寒い日にはホットにして常備しておきたい飲み物ですね♪
着床率を上げる食べ物・飲み物、ぜひ参考にしてみて下さい。
ハーブティーは注意
ハーブティーは、排卵後や着床期は気をつけた方が良い飲み物もあります。妊娠初期で安心して飲めるものは、お水と麦茶と言われています。
主に注意すべきハーブは、ラベンダー、カモミール、ジャスミン、ハトムギ、レモングラス、ハイビスカスなどです。
子宮を収縮させる可能性があるので、妊娠の可能性がある時期にはハーブティーはご注意ください。
※ローマンカモミール、シナモン、サフラン、タイム、ナツメグなどは妊娠中には避けたほうが良いです。
ココア
ココアは、リラックス作用で沢山の方に好まれていますが、意外にも「カフェイン」が含まれています。
ココアは「ピュアココア」と「ミルクココア」の2つあります。
- ピュアココア(カフェインの量が多い。カカオマス(ココアの原料)の油分を取り除いて粉末状にしたもの
- ミルクココア(ピュアココアにミルクや砂糖を入れて飲みやすくしたもの)
妊活中にココアが飲みたくなった場合には、ミルクココアにしておきましょう。しかしミルクココアは糖分がけっこう多いので、糖分の取り過ぎには要注意です。
麦茶
麦茶はおすすめです。移植後、着床期、妊娠初期にも安心して飲めるお茶です。ミネラルも豊富で抗酸化作用などもあり、栄養も摂れます。麦茶はノンカフェインなのも安心です。
豆乳
豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンの1つエストロゲンと似たような働きをして、妊活中の体作りをサポートしてくれます。たんぱく質やビタミンも豊富で効果的です。
妊活中の豆乳の注意点としては、良い効果もあるのですが飲みすぎには注意です。
豆乳を飲みすぎると、女性ホルモン(エストロゲン)が多いと脳が勘違いをして、ホルモンバランスを乱してしまうこともあります。
1日200mlを目安に豆乳を取り入れると良いです。
タンポポ茶
妊活中から妊娠中までずっと飲めるのがタンポポ茶です。利尿作用があるのでむくみを取るのが得意ですが、尿と一緒に身体の熱も放出されるため、たくさん飲むと身体を冷やしてしまいます。
そしてたんぽぽ茶は、血流の改善効果があるので体に溜まっている老廃物を取り除き、肌荒れなどの改善も期待できます。
子宮への血流量がアップするので妊活におすすめです。またタンポポ茶もノンカフェインなので、着床期以降も安心して飲めます。
黒豆茶
黒豆茶はアンチエイジング効果があり妊活にも効果的です。黒豆茶に含まれるポリフェノールが動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立ってくれます。
また黒豆茶は、生殖器系の働きを強くサポートしてくれるので、精力も上がり元気になります。疲れやすい男性にも効果的です。
白湯
当院で最もおすすめしているのは、1日2杯の白湯です。水を一度沸騰させてから、飲める程度の温度に冷ましたものが白湯です。(一度沸騰させたものが白湯)
デトックス作用、冷え性改善、美肌、基礎代謝向上、胃腸を温めるなど、嬉しい効果がたくさんあります。
冷たいものや、白砂糖の多い飲み物やカフェインの飲み物が好きな方が多いですが、白湯に変えることで妊活の体質改善が飛躍的に加速するでしょう。
【まとめ】着床率を上げる【食べ物・飲み物】妊活中にはアーモンドがおすすめ?
着床率を上げる【食べ物】パイナップル&アーモンドなど
- パイナップル(抗炎症効果があるパイナップルのブロメリンが炎症を抑えて、着床しやすくしてくれる)
- アーモンド(ビタミンE)は、卵子の質を落とすと言われている活性酸素を取り除く抗酸化作用もある食べ物です。
妊活中、着床率を上げる【飲み物】ルイボスティーなど
ルイボスティーに含まれる酵素には、細胞の老化を促す「活性酸素」を抑える抗酸化作用があります。(卵子・精子の老化を防いでくれる)
また、ルイボスティーが着床阻害の要因となるというデータはないので、着床期に飲んでも問題はありません。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。