着床出血と排卵出血の違い
2025年02月19日

目次
着床出血と排卵出血の違いについて
妊活中の方や、生理周期について詳しく知りたい方にとって、「着床出血」と「排卵出血」の違いは気になるポイントですよね。どちらも「少量の出血がある」という点で似ていますが、原因や時期、特徴が異なります。今回は、中学生でもわかるように、やさしい言葉で解説します。
着床出血とは?
着床出血の原因
着床出血は、受精卵が子宮内膜にくっつく(着床する)ときに、子宮内膜の一部が傷ついて起こる出血です。妊娠の初期症状のひとつとされ、すべての人に起こるわけではありません。
着床出血の特徴
- 時期:生理予定日の1週間くらい前
- 量:少量(おりものに混ざる程度)
- 色:薄いピンク色や茶色
- 期間:1~2日程度で終わる
- 痛み:ほとんどなし
排卵出血とは?
排卵出血の原因
排卵出血は、排卵のタイミングで女性ホルモンのバランスが一時的に変化し、子宮内膜が少し剥がれることで起こる出血です。生理とは関係なく、排卵が正常に起こっている証拠でもあります。
排卵出血の特徴
- 時期:生理開始から約14日後(排卵期)
- 量:少量(ナプキンがいらない程度)
- 色:ピンク色、赤色、茶色
- 期間:1~3日程度
- 痛み:軽い下腹部痛を感じることもある
無排卵出血との違い
無排卵出血とは?
無排卵出血は、排卵が起こらないまま子宮内膜が剥がれて出血することを指します。生理のように見えますが、排卵がないため妊娠の可能性はありません。
無排卵出血の特徴
- 周期がバラバラ:生理周期が一定ではない
- 出血が長引く:1週間以上続くこともある
- 経血量が多い or 少なすぎる:通常の生理とは違う
- 排卵検査薬が反応しない:排卵していないため陽性にならない
【まとめ】着床出血と排卵出血の違い
着床出血と排卵出血は、どちらも少量の出血ですが、原因や時期が異なります。着床出血は妊娠のサインとして起こり、生理予定日の1週間ほど前に少量の出血が見られます。一方、排卵出血は排卵期(生理後約2週間)に起こり、ホルモンの変化による一時的なものです。また、無排卵出血は排卵がないまま出血するため、生理とは異なり、不妊の原因となることもあります。
妊活中の方や生理不順に悩んでいる方は、自分の体の変化をしっかり観察し、疑問があれば婦人科で相談するのが安心です。「着床出血 排卵出血 違い」「排卵出血 無排卵出血 違い」など、正しい知識を身につけることで、自分の体と向き合い、より健康的な生活を送ることができます。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。