膝に水が溜まるけど自分で治せる?
2024年04月3日
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目次
【膝の痛みQ&A】膝に水が溜まるけど自分で治せる?
①どうして膝に水が溜まるの?
→膝の水(関節液)が多く作られ過ぎて、関節の中にたまったもの。
(ケガ、変形性膝関節症、リウマチなど)によって滑膜が炎症を起こし、関節液を通常より多く作るために起こります。
※関節液…関節を滑らかに動かす潤滑油の役割を果たすと共に、軟骨に酸素や栄養を与えています。
②膝に溜まった水は、抜くべき?
→腫れたからといって、必ず抜く必要はありません。溜まり過ぎると足を曲げにくくなります。
日常生活に差し障りが出てくるようであれば、抜くと楽になりますが、支障がなければ放置していても構いません。炎症が治まれば、水は自然に少なくなっていきます。
膝に炎症が起きる(水が溜まる)原因に気づいて、自分で(膝に水が溜まる)原因になっている生活習慣を改める必要があります。
③抜くとクセになる?
→水を抜くこと自体は、溜まる原因を治しているわけではないので、元の病気が治らない限り溜まります。
水が溜まる原因となる「炎症」を治癒せずに、何度も抜いているケースがある為、繰り返し溜まるのです。
膝に水が溜まる原因を解消していけば、繰り返しません。
④何度も膝に注射をしても大丈夫?
→ステロイドで炎症を抑えるための注射は効果が強いので、長く使用してはいけません。
楽になるからと言って、必要以上に関節の中にステロイドの注入を続けていると、関節軟骨の代謝が抑えられ、結果的に関節の変形を助長することに繋がり、長期に使用することは良くありません。
⑤膝の筋肉を鍛えるためには、歩くといい?自分で治せる?
→健康な人には良いのですが、膝に病気のある人には勧められません。
逆に、痛める原因になる場合があります。膝に体重がかからない状態で、筋肉だけを鍛える訓練が必要です。(椅子に座って、膝の曲げ伸ばし運動)
膝の痛み(膝に水がたまる)の症例
豊中市 59歳 膝に水が溜まる
女性 K.E様
以前は、整形外科で電気やマッサージを受けていたが一向に良くならない。
シップ薬や痛み止めを貰い、自分でリハビリをしなさいということで、続ける意味がないと思い、わらにもすがる思いで当院へ。自分でできることを教えて欲しいとのこと。
全身を診て、膝に痛みが出る原因を探していく。
様々な生活習慣により現在の痛みが出ていることを丁寧に説明し、どうして治らなかったのかを理解して頂き、しばらく通院してもらうことになった。
また、どうして繰り返し膝に水が溜まるのか?もしっかり説明した。足の痛みには様々な原因あり、それにより痛みが出ていたのだと気づいてもらうことから始めた。
膝の痛みは自分で治す!という意識を持つようにアドバイスした。
通院3か月で痛みが半分くらいになり、鍼灸施術を重ねるごとに歩くのが楽になっているのを実感しているとのこと。
自宅で出来ることを積極的にやってもらい、足のストレッチや筋トレを指導。
お伝えしたことは必ず継続してやっていく非常に意欲的な方で、治療もスムーズに進められた。
現在、週一回で継続通院中。豊中市で膝の痛み(膝に水が溜まる)なら 当院にお任せを!
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
![ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹](https://www.ponshinkyuu.com/wp/wp-content/themes/portals_responsive/image/all/author_pic01.png)
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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