卵子の質を上げよう!
2022年10月4日

目次
卵子は年と共に減っていく
胎児の頃がピーク
卵子は、お母さんのお腹の中にいる頃(胎児の頃)から形成されています。
その数は、胎児の頃がピークで、おぎゃあと生まれた時には、卵巣におよそ200万個があります。
しかし、成長と共にどんどん減り、月経が始まる頃には20~30万個に。そして閉経までにほぼゼロになります。
排卵によって減っていく卵子は、1年に12個前後ですが、排卵以外にも月経の有無に関係なく、毎日約30個の卵子が減っていきます。
38歳頃~
38歳ごろからは、卵子が新しく作られるということはなく、減少のスピードが顕著になります。
そして、染色体異常の発生率が高くなり、受精後の卵子がうまく育たなくなってきます。妊娠しなかったり流産が多くなってきます。
卵子の質を良くする
染色体異常に関しては、これを防ぐ方法は残念ながらありません。
しかし、卵子の質を良くすることはできます!(質が悪くなると、受精や妊娠しにくくなってしまう)
体を健康にすることで、卵子を妊娠可能な状態に戻すことができるのです。
自分で出来ることは、健康的な食事、睡眠、運動を心掛けたり、卵子が発育する場所である卵巣への血流を促進したりすることです。
卵子は、加齢とともに老化することが分かっています。生活習慣を見直して、卵子の質を上げていきましょう。
受精に欠かせない「卵子の質」を良くすることも、妊娠には大切な考えです。
良い卵子への日常ケア
日光に当たる
日光に当たると、ビタミンDが生成されます。
食べ物で、ビタミンDの摂取が難しい場合は、1日15分くらい日光に当たりましょう!!熱射病や体調に気をつけてください。
ウォーキング
ウォーキングは、全身運動なので血液の巡りを良くしてくれます。
また、激しい運動よりも、ゆっくりできるヨガやストレッチなどの軽めの運動もおすすめです。
スマホ時間を減らす
スマホは便利な反面、SNSの見過ぎにより、心が病んだり、睡眠の質を低下させたりします。それが卵子の質の低下にも繋がってきます。
甘いものを控える
ストレス軽減のため!と思って食べているつもりが、食べ過ぎると体の糖化に繋がります。
甘い飲み物やお酒もほどほどがベター!!
早寝・早起き
規則正しい生活は、卵子だけでなく、体全体の機能の改善ができます!
睡眠時間は7~8時間が理想。今の季節は、冬より早起きしやすいので始めるにはうってつけです。
精子とは違い、卵子は生まれたときから体内にあるものです。ぜひ日常で、卵子の質を上げるケアを心掛けていきましょう。
出来ることから始めましょう
無理なく、出来ることから始めましょう。
例えば、
- 仕事で残業…
- 疲れて帰ってきて、そこから料理をする…
- しかも、野菜もたくさん摂って、バランス良く…
なんて、毎日できないですよね。。
自炊にこだわらず、「今日はお惣菜を買って帰ろ!そして、早く寝よう!」の方が、ストレスも溜まりません。
睡眠時間も確保できて健康的かもしれません。そういう日があっても○
男性もぜひ協力を
また、BMI 25以上の男性は、精子濃度が低下するとの報告もされています。
精子も生活習慣によって、質の低下がみられます。パートナーの男性も、運動・食生活の改善・禁煙など、できることを始めましょう。
妊娠は女性だけの問題と捉えがちですが、女性1人だけでがんばるのは、なかなかツライものです。通院にしても、女性側の負担は非常に大変です。
お二人のお子さんです!一緒に協力し合い、無理なく出来ることから実践していきましょう。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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