伊丹市から生理痛で来院
2018年04月6日
目次
伊丹市 36歳 Y.A様 事務員
生理痛がひどく、月1回は仕事を休む。高校生の頃からひどく、長年悩んでいる。
薬を飲んでも効かない日もあり、知人の紹介で当院へ。
冷え性、胃腸が弱い、ストレスが多く睡眠不足が多い。
ハイヒールで足に負担がかかり、素足でスカートをはくので、足が冷える。
身体を冷やす食べ物を好み、生野菜や冷たいジュースも頻繁に飲んでいる。
これらは、さらに身体を冷やし、生理痛をひどくさせている。冷えないようにする為、日常生活をしっかり指導する。
施術3ヶ月後、ストレスや冷えも軽減し、元気に体調が戻ってきた。生理が来ることを悩まなくなり、生理痛が軽減された。
仕事も休まずに行けるようになり、日々楽しく生活が出来ていると喜んでいる。
生理痛
「生理」と聞くと、憂鬱なイメージが浮かびますか?
近年、生理痛に悩まされている方が増えてきています。体のだるさやPMSなど、多くの方が悩んでいます。
1日で痛みが治まる人もいれば、生理前から不調が始まったり、1週間ずっと続いたり、様々なケースがあります。多くの人は、「仕方のないもの」と諦めています。
なぜ個人差があるのでしょうか?根本的な原因をわかりやすく説明していきます。
生理の状態チェック
健康な生理の状態で、大切な事は以下のポイントです。
- 痛みがない
- 経血の色が明るい赤色
- 経血の量は、多過ぎない(多い日の日中2時間をロングナプキンで過ごせる)
- 経血がサラサラしていて塊がない
あなたの生理の状態は、どうですか?
生理痛があったり、色がどす黒かったり、量が多過ぎたり、塊が出ていたりしませんか?
他人と比べる機会がないので、健康な状態を知らない人がほとんどです。これを機に一度チェックしてみてください。
主な原因
血行不良
冷え、身体を締めつける下着、細みのジーンズなどの服装、長時間同じ姿勢など、全身の血行が悪くなることで起こります。
キリキリした痛みはプロスタグランジン
プロスタグランジンは、月経中に分泌されるホルモンの一種で、子宮を収縮させ、子宮内膜がはがれる時の経血をスムーズに体外に押し出す働きがあります。
この物質が過剰に分泌されると、下腹部にキリキリした痛みが起こります。
また、頭痛・肩こり・腰痛・冷えやだるさ・胃腸の不調・吐き気を伴う事もあります。
緊張やストレス
精神的なストレスが続くと、ホルモンや自律神経のバランスが崩れて、不快感や症状が強まります。
重い症状の場合には、病気の可能性も
子宮内膜症や子宮筋腫などの病気があることで、生理痛が強くなっている場合があります。つらいと感じた時は、婦人科で診てもらうようにしましょう。
原因は上記に述べたように、様々ですが、特に大きな要因と言われているのが「血行不良」と「プロスタグランジン」です。
血流が悪いと、子宮筋は十分に収縮できない為、経血を押し出せなくなってしまいます。
そこで、血行を良くするために、血管を拡張するプロスタグランジンが過剰に分泌されます。
血流が悪いため、血液を流そうとして、痛みが起きるのです。
生理痛の原因は、「血流の滞り」と「冷え」
冷えが強く、血が滞りやすい女性は、月経の時に、子宮収縮に必要な酸素と栄養が足りなくなります。
その為、血行を良くするようにプロスタグランジンがより多く分泌され、生理痛が起きているのです。
生理痛の根本は、プロスタグランジンではなく、「血流の滞り」と「冷え」なのです。
はり灸のメリット
東洋医学では「冷えは万病の元」と言われています。身体に備わっている様々な機能が、冷えにより低下すると考えられています。
はり灸で、冷えを取り、気血のめぐりを整えて、身体の機能を回復させていきます。
3つのメリット
- 鎮痛作用:それぞれに合ったツボを使い、身体の中から痛みを止める物質が分泌され、鎮痛効果が期待できます。
- 子宮の過剰な収縮を緩和:子宮筋の過剰な収縮が痛みを引き起こしています。はり灸は、その子宮の収縮を緩和する作用があります。
- ホルモンバランスの調整: はり灸は、ホルモンバランスなどを調整する作用があると考えられています。それによりプロスタグランジンの過剰分泌を抑えます。
養生法をお伝えします
睡眠不足、食生活の偏り、ストレス、運動不足、冷えなど、生活習慣をすべてを変えることは難しいでしょう。
ですが、ほんの少しでも、自分の身体を気遣ってあげるだけで、身体は大きく変わるものです。
はり灸などに加えて、ご自宅や日常生活で気を付けて頂きたい養生法や、ご自宅でのお灸のやり方などもお伝えしていきます。
辛い月経痛でお悩みの方、自分の症状はなかなか治らないと、あきらめずにご相談ください。
伊丹市から生理痛で多数来られています!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。