鍼が効きやすい人 & 効かない人の違いは?
2025年09月11日

【この記事でわかること】
- 鍼灸治療の基本と効果の仕組み
- 鍼が効きやすい人/効きにくい人の特徴
- 鍼の効果を引き出すためのポイント
「鍼って本当に効くの?」「自分には効かないかも…」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、鍼灸の基本から、効きやすい人と効きにくい人の違い、さらに効果を高める生活習慣のコツまで、わかりやすく解説しています。
体の不調がなかなか取れず、病院では「異常なし」と言われたけれどツラい…そんな“なんとなくの不調”を感じている方におすすめです。
この記事の結論は、「生活習慣や心の在り方によって鍼灸の効果は変わる」ということ。
本文中には、実際の体験談や症状別の鍼灸の効果なども紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
鍼灸治療とは
鍼灸とは
鍼は、髪の毛ほどのごく細い鍼を体のツボに刺し、私たちに本来備わっている「自然治癒力」を呼び起こす治療法です。痛みや不調の根本改善を目指す、身体にやさしい東洋医学です。
奈良時代に中国より鍼の技術が伝わり、その後日本で独自の発展を遂げました。そして近年では、医療分野はもちろん、不妊鍼灸や美容鍼、スポーツ分野でも鍼の技術が活用されます。
なぜ鍼を身体に刺すことで不調が改善するの?
鍼の刺激で「異物が入ってきた」と体内が感じ取ることで様々な反応が起こり、結果として痛みや不調が改善されます。
鍼の刺激によって、体の中では次のような反応が起こります。これらが不調の根本改善につながっていきます。
- 血行が促進
- 鎮痛物質が脳内に放出される
- 自律神経のバランスが調節される
- 内臓の働きが活性化される
つまり、鍼の刺激によって自然治療力が活性化されるという事です。投薬時のような副作用も少ないので、身体に優しい治療方法になります。
そんな鍼灸には、効きやすい人と効かない人がいます…。鍼が効きやすい人の特徴を知って、ぜひ鍼が効きやすい人になって欲しいと思います。
【特徴】鍼が効きやすい人 & 効かない人
同じ症状の方でも、鍼がすぐ効きやすい人と、鍼がなかなか効かない人がいます。
まずは、鍼が効きやすい人と効かない人の特徴をお伝えいたします。
「鍼が効きやすい人」の特徴7つ
- 素直
- 基礎疾患を持っていない
- 両親が効きやすい
- 生活習慣に気をつけている(食生活、睡眠、運動等)
- おおらか
- 気持ちに焦りがない方
- 30代未満
以上が、鍼が効きやすい人の特徴です。ぜひ参考にしてみて下さい。
「鍼が効かない人」の特徴6つ
一方で、次のような特徴のある方は、鍼の効果を感じにくい傾向があります。ただし、「効きにくい=効かない」ではありません。生活習慣や心の状態を見直すことで、効果を実感できるようになるケースも多いです。
- 疑い深い人
- 糖尿病などの基礎疾患を持っている
- 両親が効かない
- 生活習慣が乱れている(食生活の乱れ、夜更かし、運動不足等)
- 頑固、完璧主義者、執着が強い
- 50代以上
以上が、鍼が効かない人(効きにくい)の特徴です。ぜひ参考にしてみて下さい。
→✅ 40代女性・主婦
慢性的な肩こりと頭痛で通院。初回のカウンセリングで、睡眠時間は4時間、朝食は抜きがち、夜はスマホを見ながら寝落ち…という生活習慣が判明。
→ 初めのうちは鍼の効果が出にくかったのですが、施術と合わせて「寝る1時間前にはスマホを見ない」「朝食に温かい汁物を加える」など少しずつ習慣を改善。すると徐々に肩こり・頭痛の頻度が減少。現在は2週間に1度のメンテナンスで安定しています。
【鍼の効果を引き出す】ための3つのポイントについて
- ケース① 症状は同じでも原因が違うと効果も変わる…同じ腰痛でお悩みの方でも、その原因はいろいろあります。例えば、重い物を持ち上げた時に急にぎっくり腰なった人(Aさん)と、子宮筋腫で生理の時に腰が痛くなる(Bさん)。どちらも腰痛があるのは一緒です。しかし原因が違います!そして、内臓の病気(子宮筋腫)で腰痛になっているBさんよりも、急性のぎっくり腰のAさんの方が治りやすいです。なので、Aさんの方が鍼が効きやすい人です。Bさんは内臓に原因があるので、すぐには鍼が効かないのです。
- ケース② 慢性 vs 急性で差が出る…2.3日前から痛くなった腰痛(Cさん)よりも、20年前からずっと痛い腰痛(Dさん)の方が、どうしても治りにくいです。なので、Cさんの方が鍼が効きやすい人です。Dさんは、長年腰痛を持ち続けているので、すぐには鍼が効きにくい人です。
- ケース③ 生活習慣の見直しで変化が出る…鍼灸を受けて、その上で痛くなった生活習慣を変える努力をした(Eさん)方よりも、鍼灸に任せ切りで生活習慣を変える努力をしない(Fさん)の方が治りにくいです。なので、Eさんの方が、痛みが出ている原因である生活習慣を変えていきますので、鍼が効きやすい人です。Fさんは、痛みが出ている原因である生活習慣を変えていかないので、すぐには鍼が効きにくい人です。
→✅ 30代男性・営業職
仕事柄外食や深夜の帰宅が多く、腰痛と胃の不調を抱えて来院。鍼治療で一時的には楽になるものの、戻りも早く効果が続かない状況が続いていました。
→ そこで、本人に生活習慣の改善も必要とお伝えし、「お昼に1食は自炊を試す」「週1でストレッチをする」など実行。2ヶ月後には腰痛の頻度が激減し、今ではゴルフも楽しめるように。
【鍼が効きやすい人】になるためのポイントについて
「鍼が効きやすい人」のポイント
心身一如という言葉があるように、心と体はつながっています。鍼が効きやすい人の特徴は素直な人です。素直な気持ちで施術を受けられる方は効果が出やすいと感じます。
急性&慢性
また、急性と慢性でも効果が違ってきます。
急に悪くなったものは、比較的早く良くなることが多いですが、数か月~1年以上と慢性的な不調の場合は、回復するのに時間がかかる事が多くなります。
鍼灸治療は【どんな症状】に効きやすいの?代表例10選
鍼が効きやすい人の特徴もあるのですが、鍼が効きやすい症状もありますのでご紹介いたします。
- 肩こり
- 腰痛
- 頭痛
- 顎関節の痛み
- 膝痛
- 手首の痛み
- 筋肉痛
- 首の痛み
- 冷え性
- 胃腸の乱れ
以上が、鍼灸治療で効きやすい代表的な痛みです。どれも不妊治療で来られる方の多くが抱えている不調になります。
症状が出てから日が浅いものは比較的治りやすいので、鍼が効きやすいです。逆に慢性の昔からある症状は治りにくく、鍼が効きにくいです。
まずは鍼灸治療で身体の不調を改善し、赤ちゃんを迎え入れる準備をしっかりしていきましょう。
→✅ 29歳女性・妊活中
胃腸の不調と冷え性に悩まされ、妊活の一環として鍼灸をスタート。冷えを改善するため、お灸と鍼を組み合わせた治療を実施。週1回の通院と生活改善指導を取り入れ、3ヶ月後には体調の安定を実感。冷え性も改善し、自然妊娠に成功されました。
関連記事:鍼治療【効果が出るまで】どれくらいかかる?いつから?
関連記事:鍼治療の効果はいつから感じる?効果が出るまで何回くらい?
【よくある質問】鍼灸が効きやすい人と効かない人の違い
Q1. 鍼灸が効きやすい人と効かない人の違いは何ですか?
A.
鍼灸の効果には個人差があり、体質や生活習慣、症状の慢性度が関係します。
効きやすい人は、以下のような特徴があります:
- 自律神経の反応が出やすい
- 冷えやむくみなど東洋医学的な不調を抱えている
- 治療に前向きでリラックスできる
- 定期的に施術を継続している
一方、効きにくい人の傾向としては、
- 症状が慢性化しすぎている(例:10年以上の腰痛)
- 緊張が強く、鍼刺激に対して抵抗がある
- 睡眠不足や暴飲暴食など生活リズムが乱れている
- 1回の施術だけで効果を判断してしまう
🔗参考文献:厚生労働省ejim 鍼治療[各種施術・療法 – 医療者]
Q2. 鍼灸の効果をすぐに感じないのはなぜですか?
A.
効果の感じ方には個人差があり、1回目では体質の土台を整える段階のことが多く、即効性よりも数回の積み重ねが重要です。
特に以下のような場合は、効果を実感するまでに時間がかかることがあります:
- 長期にわたる慢性症状(例:更年期障害、慢性頭痛)
- 冷えや血流不足が著しい場合
- 自律神経の乱れが強い場合
初回で体がだるく感じる「好転反応」が出ることもありますが、これは回復の兆しであることが多いです。
🔗参考文献:鍼治療の効果が出るのはいつから?効果を感じるためのコツや通院スケジュールも解説
🔗参考文献:日本医専 鍼灸師について 鍼灸の効果・持続期間、副作用について
Q3. 鍼が効かないと感じたら、やめた方がいいですか?
A.
1〜2回の施術で効果を感じない場合でも、すぐにやめずに最低でも3〜5回は続けることが推奨されています。
また、効果を感じにくいときは以下のような対策も検討しましょう:
- 問診で目的を明確化(症状緩和?体質改善?)
- 施術スタイルの変更(体質に合った鍼の深さや刺激量)
- 生活習慣の見直し(睡眠・食事・運動など)
継続して通うことで、体の「反応力」が高まり、徐々に変化を実感しやすくなります。
🔗参考文献:医道の日本社 鍼灸の効果について、治療できる症状や疾患について解説!
Q4. 鍼灸はどんな症状に効果が出やすいですか?
A.
世界保健機関(WHO)や厚労省により、鍼灸の有効性が示されている主な症状は以下のとおりです:
- 肩こり・腰痛・関節痛
- 頭痛・自律神経失調症
- 月経不順・PMS・更年期障害
- 不妊症・逆子・つわり
- 胃腸障害・便秘・下痢
- 睡眠障害・不安・ストレス関連症状
🔗参考文献:森ノ宮医療大学鍼灸情報センター 鍼の適応症とWHO | MUMSAIC’s Opinion
🔗参考文献:WHO(世界保健機構)が認める鍼灸治療の適応41疾患
🔗参考文献:東京都鍼灸師会 鍼灸の適応症
Q5. 鍼灸を受けるときに気をつけることはありますか?
A.
より効果を高めるためには以下の点に注意しましょう:
- 施術前の飲食を控えめにする
- 施術直後は激しい運動や入浴を避ける
- 継続的な通院(週1〜2回など)を守る
- 睡眠や水分をしっかりとる
- 治療者に体調変化をこまめに伝える
また、「鍼灸院の選び方」も重要です。国家資格保有者(鍼灸師)が在籍しているか、実績があるか、口コミや症例紹介があるかなどもチェックポイントです。
🔗参考文献:日本鍼灸師会「鍼灸の基礎知識」
🔗参考文献:東京女子医科大学附属 治療にあたってのご注意 – 東洋医学研究所
まとめ:「効く体質」になるための第一歩を
【鍼が効きやすい人】の特徴
- 素直
- 基礎疾患を持っていない
- 両親が効きやすい
- 生活習慣に気をつけている(食生活、睡眠、運動等)
- おおらか
- 気持ちに焦りがない方
- 30代未満
以上が、鍼が効きやすい人の特徴です。ぜひ参考にしてみて下さい。
【鍼が効かない人】の特徴
- 疑い深い人
- 糖尿病などの基礎疾患を持っている
- 両親が効かない
- 生活習慣が乱れている(食生活の乱れ、夜更かし、運動不足等)
- 頑固、完璧主義者、執着が強い
- 50代以上
以上が、鍼が効かない人(効きにくい)の特徴です。ぜひ参考にしてみて下さい。
鍼灸は、あなたの中にある「自然治癒力」を引き出すサポート役。体質や生活習慣、心のあり方次第で、効果の出方は大きく変わります。
「私、効かないかも…」と感じていた方も、今日から少しずつ生活を整え、体の声に耳を傾けてみてください。鍼灸の力で、もっと軽やかで健やかな毎日をお手伝いさせていただきます。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。





















