妊活中、お酒はいつからやめるべき?いつまで飲める?排卵日はOK?
2025年03月4日

【この記事でわかること】
- 妊活中の飲酒が女性・男性に与える影響
- いつから控える?排卵日・着床期(胚移植後)の考え方
- 飲んでしまった時の対処法と、無理なく減らすコツ
この記事では、妊活中のお酒との付き合い方(飲んでも良いタイミング・避けたい時期・適量の目安)をまとめています。
「排卵日って飲んだらダメ?」「着床の時期が不安」「夫の飲酒も関係ある?」と悩む方におすすめです。
結論は、大量飲酒は妊娠率を下げる可能性があるため避け、排卵日前後〜妊娠の可能性がある時期は控えるのが安心です。
本文中には、ノンアルの活用や飲み会の乗り切り方なども解説していますので、最後までご覧ください!
目次
妊活中のお酒
妊娠したいけどお酒が飲みたい!暑い日にはビールが飲みたい!そんなお悩みはないでしょうか?
お酒が好きな男性や女性にとって
- 妊活中はお酒はいつからやめるべき?
- いつまで飲める?
- 排卵日のお酒は良いの?
という疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
妊活中以外の時でも、『お酒の飲み過ぎは体に悪い』と言われていますが、妊活中はどう気を付けなければいけないのか?
今回は、妊活中の飲酒による影響や、お酒を飲みたい時の対処法、いつからやめるべきなのか?いつまで飲める?排卵日のお酒は良いのか?などをご紹介いたします。
妊活に飲酒はどのような影響がある?
まず『アルコールが妊活に影響を与えるのか?』の結論を言うと、“適量の飲酒であれば、飲酒が妊娠の妨げになる可能性は小さいけれど、アルコールの過剰摂取で妊娠率が低下する場合がある”と言えます。
女性側のお酒
エストロゲン(女性ホルモン)には、肝臓から排出されるLDL(悪玉コレステロール)を抑制したり、余分な悪玉コレステロールを肝臓に回収することを促す作用があるため、女性は悪玉コレステロールが上がりにくい傾向にあります。
しかし、アルコールの過剰摂取によって肝機能が低下すると、エストロゲンのバランスが崩れて生理周期が乱れる場合があります。
また、基礎体温が上がり、排卵日が特定しにくくなります。生理周期をしっかり把握するためには、特に【排卵日前後】の飲酒は避けた方が良いでしょう。
男性側のお酒
男性は精巣を温めると、精子を作る力が落ちるため、アルコールの摂取で体温が上昇すると、妊活が順調に進まない可能性が高まります。
精子の運動率の低下や、DNAの損傷によって、胎児の細胞分裂が正常に進まないなどの影響もあります。
他にも、アルコールが自律神経や脳の働きに影響し、勃起や射精を妨げる場合がある事が分かっています。
男性も、女性の排卵日(性交渉)に向けて、1週間くらい前から飲酒を避けた方が良いでしょう。
男性&女性 両方のお酒
そして、男女ともにアルコールの過剰摂取は、酸化ストレスを引き起こします。
アルコールを分解すると活性酸素が発生しますが、酸化ストレスとは活性酸素の量と抗酸化作用とのバランスが崩れた状態です。
活性酸素が大量発生すると健康な細胞を攻撃したり、卵子の老化や酸化を促したりします。男性も女性も、アルコール摂取量が多い場合、妊娠率が下がる可能性があります。
→体験談:
妊活を始めたばかりの頃、金曜日の夜に夫婦で晩酌するのが唯一の楽しみでした。でも、排卵日が近いと分かっていても「今日は飲まない方がいいのかな…」と葛藤する日々が続き、少しずつストレスになってしまいました。
→体験談:
妊活中、何気なくお酒を飲んでいたら、先に妊娠した友人に「着床の時期はやめた方がいいよ」と言われてハッとしました。お酒の影響について、きちんと調べるきっかけになった瞬間です。
妊活中、お酒は【いつからやめるべき?いつまで飲める?】
お酒は、いつからやめるべき?
お酒が好きな人からしたら、いつからやめるべき?というのは切実な悩みだと思います。
その答えは、これらの時期は避けましょう↓
- 排卵日の前後
- 胚移植後(着床期)など、すでに妊娠の可能性がある時期
- 男性はED(勃起不全)や射精障害の予防として、排卵日の1週間目くらいからは飲まない
これらの時期を避け、適量の飲酒を楽しむようにしてみてください。ただし、大量飲酒はNG。
排卵日の前後(排卵日付近)はNG!
排卵日の前後にお酒を飲むと、エストロゲンのバランスが乱れます。子宮の状態が低下すれば、着床にも悪影響を与える可能性が出てきてしまいます。
胚移植前もできるだけ飲酒は控えておきましょう。
胚移植後(着床期)など、すでに妊娠の可能性がある時期はNG!
妊娠の可能性がある時期(胚移植後・性交後・着床期など)は飲酒を避けてください。妊娠しにくい状況はできるだけ無くすように努力していきましょう!
妊娠初期には、胎児にとってのアルコールは、様々な危険要因があります。
→体験談:
お酒好きな私たち夫婦にとって、妊活中の禁酒は大きなハードル。でも「子どもを迎える準備」と前向きに捉え、お互い励まし合いながら減酒に挑戦したことで、夫婦の絆が深まった気がします。
妊活中、排卵日にお酒を飲んでしまった!?
妊活中(排卵日)にお酒を飲んでしまった!?どうなるの?
お酒は、いつからやめるべき?という問題があるのですが、本来であれば、妊活中は受精から着床まで(排卵日、着床前後など)だけでなく、できれば全期間において飲酒は避けるべきです。
そしてお酒を飲んでしまったら、
- 低血糖の状態になる
- エストロゲン(女性ホルモン)のバランスが乱れる
- 睡眠の質が低下する
といった影響が出ます。
したがって、妊活中にお酒を飲むと、妊娠率が低下する可能性があります。
妊娠(妊娠超初期)に気付かずお酒を飲んでしまった…どうすれば良い?
妊活中にお酒を飲んでも健康に被害が出ることはありません。しかし、妊娠率が下がる可能性がありますのでご注意ください。
アルコールの摂取量が適量であれば「飲酒によって妊娠できなくなる」といったリスクもありません。ただし、早期妊娠を望む方はお酒を控えましょう。
飲酒が【胎児】に与える影響


妊娠中にお酒を飲んでしまうと、胎児への健康被害の可能性が上がります。
特に摂取量が多い(大量飲酒)場合は、新生児の「知的能力障害」「中枢神経系の障害」「顔面の奇形化」などのリスクが著しく高まります!十分にご注意ください。
- 胎児性アルコール・スペクトラム障害…胎児性アルコール・スペクトラム障害とは、妊娠中のアルコール摂取によって新生児が発症する病気や障害の総称です。飲酒を控えることしか対策・予防ができないため、妊娠が分かった時点で、アルコールを摂取控えましょう。
- 胎児性アルコール症候群…胎児性アルコール症候群は、妊娠中の飲酒により起こる障害です。顔の特徴的な変化、成長や発達の遅れ、脳や神経の障害が見られることがあります。妊娠中や授乳中の飲酒は胎児や赤ちゃんに悪影響を及ぼすため、妊活中からお酒は控えることが大切です。
- 流産・死産のリスク…妊娠中に過度のアルコールを摂取すると、先天異常だけでなく、流産・死産のリスクが上がることも分かっています。1日のアルコール摂取量が15ml未満(350mlビール1缶相当)の場合、胎児への影響は少ないといった報告もあるようですが、母親の体質や飲酒パターンも関係してきます。
どちらにしても妊娠中はお酒を飲まない方が良いでしょう。
妊活中【お酒を飲みたい時】対策


- ノンアルコールに変える
- お酒が入ると、つい食べ過ぎてしまうおつまみや締めを控える
- 睡眠の質を悪くしない為、寝る直前の飲酒は避け、早めの時間にサクッと飲む
厚生労働省では、1日の適量を純アルコール20g未満としていますが、代謝には個人差があり、日本人は弱い人も多いため注意が必要です。
妊活中の飲酒が全て悪いわけではありませんが、飲み過ぎないことが重要です。週に2~3日は休肝日を設け、体調を見ながら調整しましょう。
妊活は夫婦の共同作業として、生活習慣を一緒に整えることが大切です。
関連記事:妊活中(排卵日)の【お酒の断り方】 飲み会はどうする?
関連記事:【胚移植後】してはいけないこと & 食べてはいけないもの
関連記事:妊活中の男性が【やってはいけないこと】
関連記事:不妊治療【夫】ができること!
【よくある質問】妊活中、お酒はいつからやめるべき?いつまで飲める?排卵日はOK?

Q1. 妊活中、お酒はいつからやめるべき?
A. 妊活を始めたタイミング、つまり「妊娠を望み始めた時点」でお酒を控えるのが理想的です。
特に排卵期から高温期(着床の時期)にかけては禁酒がおすすめです。アルコールはホルモンバランスに影響し、排卵障害や着床率の低下につながる可能性があります。
🔗参考文献:厚生労働省 資料1-2 参考資料(妊婦手帳、女性の啓発)
🔗参考文献:日本産婦人科医会 10.妊娠中の飲酒について
Q2. 排卵日にお酒を飲んでも大丈夫?
A. 少量であればすぐに妊娠に大きく影響するとは限りませんが、排卵日から高温期(着床が起きうる時期)にかけては控えた方が安心です。
この期間に受精・着床が行われる可能性があるため、「妊娠の可能性がある時期=お酒を避ける」が基本です。
🔗参考文献:松本レディース IVFクリニック 妊活中はお酒を飲んでもいいの?OKな飲み物や注意点をご紹介
Q3. 妊娠前にお酒を飲んでしまいました。大丈夫ですか?
A. 多くの場合、妊娠超初期(排卵直後〜着床前)の飲酒は、妊娠に影響しないことが多いとされています。
これは「全か無かの法則」と呼ばれ、着床前の段階ではアルコールによる影響がまだ少ないと考えられています。
ただし、その後気づかずに飲み続けることはリスクがあるため、妊娠の可能性がある時期から禁酒が望ましいです。
🔗参考文献:アカチャンホンポ 妊娠超初期症状 チェックリスト
🔗参考文献:厚生労働省:アルコール
Q4. 妊娠を希望している夫(パートナー)も禁酒すべき?
A. はい。男性の飲酒も妊娠に影響します。過度な飲酒は、精子の質や数に悪影響を及ぼし、受精率を下げる可能性があります。
特に「精子が作られるのに約3ヶ月かかる」ため、妊活開始の3ヶ月前からの節酒または禁酒が推奨されます。
🔗参考文献:国立成育医療研究センター「プレコン・ チェックシート」
Q5. お酒をやめるのはいつまで?妊娠が分かるまで飲んでもいいの?
A. 妊娠は「着床」してから始まるため、排卵日〜生理予定日(約2週間)は控えるのが理想です。
特に着床後は胎児の臓器が形成される重要な時期(妊娠4〜7週)になるため、その時期に飲酒があると胎児性アルコール症候群のリスクが生じます。
🔗参考文献:トーチクリニック 妊活中にお酒は飲めるか|アルコールの影響やいつからやめるかなどを解説
【まとめ】妊活中、お酒はいつからやめるべき?お酒を飲んでしまった…

妊活中のお酒はいつからやめるべき?
お酒は、いつからやめるべき?→ これは母体と赤ちゃんにとって非常に大切な問題です。
妊活中のお酒は、下記の時期には控えましょう。
- 排卵日の前後
- 胚移植後(着床期)など、すでに妊娠の可能性がある時期
本来であれば、妊活中は受精から着床まで(排卵日、着床前後など)だけでなく、できれば全期間において飲酒は避けるべきです。
妊娠に気付かずお酒を飲んでしまった…
妊活中にお酒を飲んでも健康に被害が出ることはありません。しかし、妊娠率が下がる可能性があります。早期妊娠を望む方はお酒を控えましょう。
参考文献:Sundermann AC, Velez Edwards DR, Slaughter JC, et al. Week-by-week alcohol consumption in early pregnancy and spontaneous abortion risk: a prospective cohort study. Am J Obstet Gynecol. 2021;224(1):97.e1-97.e16.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7807528/
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹


約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。





















