排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)→妊娠した!
2024年05月10日
目次
排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)について
妊活中の多くの方が基礎体温をチェックしていると思いますが、一人一人体質が違うように基礎体温にも個人差があるのをご存知ですか?
自分の基礎体温のパターンをしっかり理解し、体質改善や不妊治療を行っていきましょう。
今回はその中でも、排卵後に体温が上がるのが遅い(上がらない)パターンについてご説明いたします。
高温期に体温がゆっくり上昇して妊娠したケースもたくさんありますので、参考にしてみて下さい。
【原因】 排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)
通常、低温期は排卵と共に終了し、排卵後1~2日で一気に高温期に入ります。
【原因】 排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)タイプ
排卵後3日以上かけてゆっくりと体温が上昇するという人は、
- 排卵がスムーズに行っていない可能性あり
- 女性ホルモン(プロゲステロン)が十分に分泌されていない可能性
などが原因として考えられます。
プロゲステロンが不足(黄体機能不全)
本来、プロゲステロンは排卵直後から分泌量が増えていきますので、妊娠の準備のためのホルモンとも言われています。
プロゲステロンが不足しているという事は、黄体が十分に機能せず、赤ちゃんを迎えるための子宮内膜の準備が出来ていない状態=黄体機能不全の可能性があります。
この状態だと、受精卵の着床障害に繋がり、妊娠出来ても流産になる可能性が高くなります。なので、高温期にはプロゲステロンは必要なホルモンです。
冷え
また『冷え』などが原因で、高温期に一気に体温を上げる力が不足していることもあります。
血の不足
血の不足により、卵子の成熟が悪く排卵が遅れ、黄体ホルモンの分泌が悪くなることもあります。この場合も、高温期の黄体機能不全か、軽度の排卵障害と考えられます。
排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)タイプ →妊娠した!
【妊娠できる?】 排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)タイプ
排卵後、体温が上がるのが遅い場合でも妊娠の可能性は十分にあります。高温期に体温がゆっくり上昇して妊娠したケースもたくさんあります。
基礎体温の変動は人それぞれ異なり、高温期になりやすい人もいれば、徐々にゆっくり高温期になる人もいます。
様々な可能性がある
中には高温期になりにくい人もいます。また、基礎体温の測り方や時間によって正確な値を取れていないこともあります。
高温期の体温が低くても、排卵さえあれば妊娠の可能性はあるのでご安心ください。排卵があるかないかは、基礎体温のグラフが二層に分かれているかどうかが大切です。
基礎体温表がしっかり二層になるように体質改善をしていきましょう。
ただ、あまりにも体温が上がるのが遅すぎる場合や、高温期が10日未満の場合は一度産婦人科の受診をしましょう。
基礎体温表の有効な活用法~4つのポイント~
不妊治療をしている方にとって、基礎体温を正確に測ることは非常に大切です。基礎体温の測り方や時間によって、正確に測れていないこともあります。
また、基礎体温表をしっかりつけている人の中には、記入することで満足して、その情報を全く活用できていない人も多いと思います。
基礎体温表を記入する上での4つのポイントをご紹介いたしますので、まずはこの4つのポイントを意識して始めてみて下さい。
基礎体温は目が覚めた時に計る
毎朝、同じ時間に計測するものだと思っている方が多いようですが、そこまで几帳面にする必要はありません。目が覚めた時に、布団から出る前に計りましょう。
基礎体温表は一目見てわかるように
時間の経過と体温の変化が、一目見て分かる一覧性のあるものがおすすめです。
1枚の紙に長く記入でき、高温期と低温期の境界線である36.7度に明確な線を記入しましょう。高温期と低温期が分かりやすくなります。
多くの情報を書き込み
生理の日、セックスをした日、おりものや体の変化、服用薬など情報を分かりやすく書き込みましょう。詳しく書くことにより、自分の状況を客観的に見ることが出来ます。
排卵日を自分で予測してみましょう
基礎体温表をつけて自分のリズムが分かってきたら、排卵日を予測してみましょう。
排卵は、体温が最も下がった日、もしくはその翌日に起こる事が多いです。
低温期が長く続いた後、最後に少し体温が下がる日を『最低体温日』と言います。この最低体温日から5日間に赤ちゃんが出来やすくなります。
【体質改善の方法】排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)
基礎体温を安定させよう!
排卵後、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)時には、基礎体温を安定させるために、自分で出来ることから始めましょう!
- 十分な睡眠時間と良質な睡眠
- 血を増やす食生活(牡蠣、あさり、しじみ等の貝類ややまいも、ゆり根などがおすすめ)
- 胃腸を整える(主食を玄米や雑穀米にし、海藻、キノコ、根菜を積極的に摂り油もの、味の濃い物を控えるようにする)
- ストレスを溜めない
以上のこと意識しながら過ごしてみて下さい。
生活習慣がカギ
生活習慣をしっかり改善していくと、基礎体温がだんだんと安定してくるはずです♪
高温期に体温がゆっくり上昇して妊娠したケースもたくさんあります。コツコツ生活習慣を改善していきましょう。鍼灸もおすすめです。
【まとめ】排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)→妊娠した!
【原因】 排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)
通常、低温期は排卵と共に終了し、排卵後1~2日で一気に高温期に入ります。
排卵後3日以上かけてゆっくりと体温が上昇するという人は、
- 排卵がスムーズに行っていない可能性あり
- 女性ホルモン(プロゲステロン)が十分に分泌されていない可能性
などが原因として考えられます。
また『冷え』などが原因で、高温期に一気に体温を上げる力が不足していることもあります。
【妊娠できる?】 排卵後(高温期)、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)タイプ
排卵後、体温が上がるのが遅い場合でも妊娠の可能性は十分にあります。高温期に体温がゆっくり上昇して妊娠したケースもたくさんあります。
体質改善をして基礎体温を安定させよう!
排卵後、体温上がるのが遅い(ゆっくり上昇)時には、基礎体温を安定させるために、自分で出来ることから始めましょう!
- 十分な睡眠時間と良質な睡眠
- 血を増やす食生活(牡蠣、あさり、しじみ等の貝類ややまいも、ゆり根などがおすすめ)
- 胃腸を整える(主食を玄米や雑穀米にし、海藻、キノコ、根菜を積極的に摂り油もの、味の濃い物を控えるようにする)
- ストレスを溜めない
以上のことを意識しながら過ごしてみて下さい。生活習慣がカギです。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
関連記事
この記事に関連するページ
- 関連ページはまだありません。