【胚移植前】の性行為は良いの?何日前なら良い?採卵の前後は?
2024年03月20日
目次
【胚移植前】の性行為はいいの?について
【胚移植前】に性交渉を持つと、免疫が緩和されて良い
結論から言いますと、体外受精の胚移植前の性交渉は推奨されています。
人には、体内に入ってきた物を、自分以外の異物として攻撃して排出しようとする「免疫力」が備わっています。風邪をひいたときに細菌やウィルス(異物)を体外に追い出そうとして咳や鼻水が出ます。
同様に、女性の身体は、自分の物ではない精子と結合した受精卵(胚盤胞)が体内に入ってくると、異物とみなして攻撃する、つまり流産してしまう可能性があります。
この攻撃を受けないようにするために、精液が移植前に子宮内に存在していることがポイントになります。
なので、胚移植(排卵)前後の性交渉は、受精のために必要というだけでなく、男性側を受け容れるためにプラスになると考えられています。
そのため、人工授精後や胚移植前に性交渉をもつことは妊娠率の向上に繋がる可能性があります。
【胚移植前】の夫婦生活、何日前なら良い?
以上のことから、体外受精(移植)が近くなったら避妊せずに、移植日の前日に性交をとり、精子を子宮内に入れておくのがベストなのです。
胚移植前に性交渉をもつことは、妊娠率の向上に繋がる可能性があります。胚移植前の夫婦生活は問題ありませんし、避妊も必要ありません。
射精する回数が多いほど、良い精液になる
まず、ご主人がマスターベーションをしない場合、性交渉が少ないと精液所見が悪いことが多いです。
逆に言うと、精液は絶えず作られているため、射精する回数が多いほど、良い精液が保たれます。
妊娠率を上げるなら、排卵期はもちろん、胚移植前の性交渉も良いと思います。
採卵周期【採卵の前後】の性行為について
採卵周期【採卵の前後】の性交渉はOK?
採卵周期は、排卵誘発剤を用いて卵巣刺激がはじまり、卵胞がたくさん出来てくるとお腹が張ってしまうことがあります。
この頃からは腹痛の原因になるため、採卵前後には性交渉は控えた方が良いです。
男性の場合(採卵前)
男性は、採卵日に採る精子の数が減ってしまわないように、採卵予定の3日前くらいから、性交渉やマスターベーションを控えた方が良いでしょう。
採卵周期【採卵後】の性交渉は、5〜7日後から可能
採卵後は、採卵で卵巣に針を刺しているため、採卵当日から性交渉は控え、採卵後にクリニックでの診察に異常がないことを確かめてから夫婦生活を始めて頂けたらと思います。
基本的に採卵後の性交渉は、特に出血などなければ5〜7日後から可能です。 出血や痛みがあったり、気になる症状があれば、クリニックで確認しましょう。
【胚移植周期】の性行為について
【胚移植周期】の性行為は?
胚移植の場合は、排卵する卵と、胚移植する受精卵のいずれも着床、妊娠する可能性があり、二卵性の双胎(双子)となる事があります。
双胎(双子)妊娠はリスクが高くなってしまうため、自然排卵を起こす胚移植周期では、排卵期の性交渉は控えた方が良いです。
しかし、ホルモン補充周期で行う場合は、基本的に排卵がないので、性交渉に制限はありません。
【胚移植後】の性行為は?
胚移植後に性交渉を行うのはあまり推奨されていません。性交渉による子宮収縮、着床の妨害、胚の流出などの悪影響も考えられます。
なので、胚移植までに1~2回は性交渉をもち、胚移植後は控えるがおすすめです。移植後はゆったりと過ごしましょう。
体外受精【胚移植前後】の鍼灸
鍼灸を受けるなら、胚移植の前日・当日・翌日
鍼灸は、胚移植の前日・当日・翌日が良いです。胚移植前後に鍼灸を受けることで、身体全体の血流がよくなります。
特に骨盤まわりの血行を促すことで、子宮を温めて子宮内膜の環境を高め、着床率を上げる効果があります。更には、鍼灸でストレスを軽減させて脳を休ませる効果も期待できます。
胚移植の前後、採卵前後もおすすめ
胚移植当日と前後、全て鍼灸を受けられない場合も、いずれかで受けることをおすすめします。(採卵前後の鍼灸もおすすめ)
【まとめ】胚移植前の性行為は良いの?何日前なら良い?採卵の前後は?
【胚移植前】の性行為はいいの?
【胚移植前】に性交渉を持つと、免疫が緩和されて良いです。
胚移植(排卵)前後の性交渉は、受精のために必要というだけでなく、男性側を受け容れるためにプラスになると考えられています。免疫が緩和されて成功しやすくなるようです。
【胚移植前】の夫婦生活、何日前ならOK?
以上のことから、体外受精(移植)が近くなったら避妊せずに、移植日の前日に性交をとり、精子を子宮内に入れておくのがベストなのです。
採卵周期【採卵の前後】の性交渉は?
採卵周期は、排卵誘発剤を用いて卵巣刺激がはじまり、卵胞がたくさん出来てくるとお腹が張ってしまうことがあります。
この頃からは腹痛の原因になるため、採卵前後には性交渉は控えた方が良いです。
男性の場合(採卵前のオナニー)
男性は、採卵日に採る精子の数が減ってしまわないように、採卵予定の3日前くらいから、性交渉やマスターベーションを控えた方が良いでしょう。
【採卵後】の性交渉は、5〜7日後から可能
採卵後は、採卵で卵巣に針を刺しているため、採卵当日から性交渉は控え、採卵後にクリニックでの診察に異常がないことを確かめてから夫婦生活をスタートする。
基本的に採卵後の性交渉は、特に出血などなければ5〜7日後から可能です。
【胚移植周期】の性行為
胚移植の場合は、排卵する卵と、胚移植する受精卵のいずれも着床、妊娠する可能性があり、二卵性の双胎(双子)となる事があります。
双胎(双子)妊娠はリスクが高くなってしまうため、自然排卵を起こす胚移植周期では、排卵期の性交渉は控えた方が良いです。
しかし、ホルモン補充周期で行う場合は、基本的に排卵がないので、性交渉に制限はありません。
【胚移植後】の性行為
胚移植後に性交渉を行うのはあまり推奨されていません。性交渉による子宮収縮、着床の妨害、胚の流出などの悪影響も考えられます。
なので、体外受精をする際には、胚移植までに1~2回は性交渉をもち、胚移植後は控えるがおすすめです。移植後はゆったりと過ごしましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。