眼精疲労(疲れ目)のツボ(手、首、こめかみ)にお灸をしてみましょう!
2024年08月11日
目次
眼精疲労について
眼精疲労とは
眼精疲労とは、疲れ目だけではありません。
- 目の奥が痛い
- 瞼が重い
- 目の充血
- 頭痛や吐き気、めまい、肩こり
など、目の疲れから様々な症状を引き起こすことを眼精疲労といいます。
放置すると
目の疲れを感じてもケアせずに放置していると、疲れ目が慢性化して眼精疲労になりやすくなります。
現代では、スマホやPCの見過ぎ、ドライアイ、乱視などで、日頃から眼精疲労を抱えている人は多いです。
今回は眼精疲労、ツボ(鍼灸)、治し方、仕組みなどについて、詳しく解説していきたいと思います。
眼精疲労の仕組み
慢性的な疲れ目を放置して目を使い過ぎていると、ピント調整の役割である「毛様体筋」の緊張状態が続き、目に負担がかかり過ぎてしまいます。
毛様体筋の働きは自律神経がコントロールしているため、毛様体筋を使い過ぎると自律神経のバランスが崩れてしまい、全身症状があらわれてしまします。
眼精疲労(疲れ目)の治し方(ツボにお灸をしてみましょう)
疲れが取れるツボを押しましょう。眼精疲労になる前に、日頃からツボ押しや目のマッサージで目の疲れを楽にすることが大切です。
眼精疲労のツボは、首のつけ根や目の周りにあります。自分でこまめにツボ押しをして、目の疲れを溜めないようにしましょう。
風池(ふうち)
風池のツボは、首の後ろの髪の生え際辺りから少し上辺り、首の骨を挟んで両側にあります。
両手を繋いで首の後ろに回し、両手の親指で、頭と首の間にあるこのツボを押します。ズーンと気持ちい刺激が首に伝わる程度にマッサージしてみましょう。
晴明(せいめい)
晴明のツボは、目頭の内側の少し上方のくぼんだ部分にあるツボ。
目を閉じて、手の親指と人差し指でツボをつまむように、眼球を押さないように少し内側に上向けに押します。
晴明のツボは、視力を回復させて目のかすみを改善する効果もあるとされています。
デスクワークや長時間パソコンや細かい物を見て作業をする人におすすめのツボです。
魚腰(ぎょくよう)
魚腰のツボは、眉毛の真ん中あたりにあります。
手の指で、眉毛の中央を押さえてマッサージして刺激するのも良いです。
攅竹(さんちく)
攅竹のツボは、眉頭のくぼんだ部分にあります。
手の指で、で眉毛の先端を押さえてマッサージで刺激するのも良いです。
太陽(たいよう)
太陽のツボは、眉尻と目尻の中間地点から親指の横幅くらい外側のくぼんだ部分にあります。
両手の人差し指、中指、薬指で3つのツボを同時にマッサージします(押す)。人差し指をできるだけ垂直に押すのがポイントです。1か所ずつ押しても効果はあります。
軽くこめかみをマッサージするように刺激してみて下さい。火傷にはご注意して頂き、こめかみにお灸(せんねん灸)をするのも良いです。
新明(しんめい)
新明のツボは、耳たぶの裏側の中央部分、軟骨の下にあります。
硬くなっていると、つまんだ時に痛みやジンジンした感じがあります。
疲れ目とは違いますが、近視や乱視を治すツボといわれていて、白内障、緑内障にも効果が期待できます。脳の疲労にも良いようです。
ツボは疲労が大きいほど押したときに痛みを感じます。痛すぎる人はかなり疲労が溜まっている状態ですので、日頃からツボ押しを習慣にすることがおすすめです。
目に良い食べ物
眼精疲労予防には、ツボ押しやマッサージの他にも、目に良いとされているおすすめの食べ物があります。
- ブルーベリー…アントシアニンという色素が目の機能向上に関係しているとされています。ぶどうや赤ワイン、黒豆、赤じそなどにも含まれます。
- ビタミンA…うなぎ、レバー、小松菜など
- ビタミンB1…豚肉、豆類
- ビタミンB2…レバー、納豆、サバ、サンマなど
眼精疲労には睡眠やお風呂など、日常的に疲労を溜めないようにすることも大切です。生活習慣を大切にしましょう。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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