着床前診断(PGT-A)が保険適用外なのはなぜ?
2025年02月16日
目次
着床前診断(PGT-A)が保険適用外なのはなぜ?
着床前診断は、現在保険適用されていません。今回は、着床前診断とは何なのか、保険適用外なのはなぜなのか、理由などを分かりやすく説明いたします。
着床前診断(PGT-A)とは?
PGT-Aはどんな検査?
着床前診断(PGT-A)は、体外受精(IVF)でできた受精卵の染色体を調べ、異常がないかを確認する検査です。異常のある受精卵を避けることで、流産のリスクを減らしたり、妊娠の成功率を上げたりする目的で行われます。
なぜPGT-Aをするの?
妊娠を希望する人の中には、高齢出産や流産の経験がある方もいます。特に40代では染色体異常の確率が高くなるため、妊娠率を上げるためにPGT-Aを希望する人が増えています。
PGT-Aが保険適用外なのはなぜ?
保険適用外の理由
日本の医療保険制度は、「病気の治療」を目的とするものが対象になります。しかし、PGT-Aは「染色体異常のある受精卵を避ける」検査であり、病気の治療とはみなされないため、保険適用外になっています。
倫理的な問題も影響
一部では、PGT-Aを「受精卵の選別」と考え、倫理的に問題があると指摘する声もあります。そのため、厚生労働省は慎重な対応をしており、すぐに保険適用にはならない状況です。
PGT-Aを受けるには?(大阪などの地域情報も含む)
大阪でPGT-Aを受けられるクリニック
PGT-Aは日本全国の一部のクリニックで受けられます。特に大阪には先進的な不妊治療クリニックが多く、PGT-Aを実施している施設もあります。興味のある方は、最新情報を確認しましょう。
費用は?(PGT-Aは保険適用外)
PGT-Aは保険適用外のため、費用は高額になります。1回あたり30万~50万円程度が相場ですが、クリニックによって異なります。事前に費用を確認し、納得のいくクリニックを選びましょう。
【まとめ】着床前診断(PGT-A)が保険適用外なのはなぜ?
PGT-A(着床前診断)は、受精卵の染色体異常を調べる検査で、流産リスクを減らす効果が期待されています。しかし、日本では「病気の治療ではない」とされ、保険適用外となっています。また、倫理的な問題もあり、慎重な対応が求められています。そのため、今すぐ保険適用になる可能性は低いでしょう。
大阪をはじめ、日本の一部のクリニックではPGT-Aを受けることができますが、費用は30万~50万円と高額です。興味がある方は、事前に情報をよく調べ、自分に合ったクリニックを選ぶことが大切です。
現在、妊活をしている方にとっては、PGT-Aの保険適用が実現すれば大きな助けになります。今後の制度変更にも注目しながら、自分に合った妊活方法を考えていきましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。