人工授精の成功率(確率・妊娠率)を上げる【秘訣】とは?
2015年11月23日
目次
人工授精について(費用・方法・流れ)
人工授精とは
人工授精とは男性の精液から運動率の高い精子を採取・洗浄して、子宮内へ直接注入する方法です。そうすることで、卵子と出会う確率を高めていきす。
精液の量が少ない場合や、ヒューナーテストで良い結果が得られなかったケースに行われます。
※ヒューナーテスト…子宮に精子が入っていくかどうかを調べるテスト
費用
自費で¥18,000/回くらいです。
人工受精は、体外受精よりも身体への負担が少なく副作用も少ない方法です。半年くらい人工授精を行って様子を見ていきます。
それでうまくいかない時には、より高度な医療(体外受精など)を選択していくことになります。
方法・流れ
人工授精を行う時期は排卵前日~当日になります。
事前に精子を容器に採取しておき、雑菌などを取り除くための洗浄して、さらに濃縮してから子宮内に注入していきます。
注入された精子が卵子と出会い受精したのちに、着床していくという流れです。
妊娠に至るまでの過程は、自然妊娠と全く同じように進んでいきます。
人工授精の痛みは?
痛みはとても少なく、もし痛みが出る場合には排卵痛であることが多いです。
使用するカテーテルは、非常に柔らかいものを使います。注入する時間も数秒ですので、痛みはほとんどありません。
人工授精が向いている人 & 向いていない人
不妊治療をスムーズに進めていくために、人工授精が向いている人 & 向いていない人をぜひ知っておいて欲しいと思います。
人工授精が向いている人
- 減少症や無力症で、精子に障害がある場合
- 進入障害
- 性交障害
- 精子に問題はないが、タイミング療法を6周期以上行っても、妊娠が成立しない
- 体外受精を行うのに、強い抵抗がある場合
人工授精が向いていない人
- 女性の年齢が高い
- 精子が正常な状態では、有効性が低い(子宮内への進入をサポートが目的の為)
人工授精が向いている人 & 向いていない人を参考にしてみて下さい。
人工授精の成功率(確率・妊娠率)について
人工授精の成功率(確率・妊娠率)
人工授精の成功率は平均すると1回あたり5~10%となっています。これは、女性の年齢や体質などの状況で大きく異なります。
何回目で妊娠?
人工授精でうまくいく人の約90%は4~6回目までで成功されています。それくらいの回数を目安に、病院ではステップアップを勧められます。
女性の年齢や精子の状態によっては、もっと早めにステップアップすることを考えた方が良い場合もあります。よく医師と相談してください。
人工授精の成功率(確率・妊娠率)を上げるための過ごし方 & 注意点
人工授精後の過ごし方で、成功率(妊娠率)は変わる?
人工授精後の過ごし方は、基本的には普段通りの生活で大丈夫です。
人工授精をした後には、病院で少しの時間、安静にします。入院の必要があるわけでもなく、普段通りの生活で大丈夫です。(運動や入浴、性交なども、普段通りでOK)
しかし、ストレスや不規則な生活は良くありません。
少しでも人工授精の確率を上げて着床率を上げる為、心身ともに負担をかけないような生活を送ることが大切です。これが妊娠の確率を上げる一番の秘訣です。
人工授精後の注意点
体調や腹痛など普段とは何か違うと感じたら、すぐにかかりつけの医師に見てもらいましょう。腹痛・出血は、要注意です。
着床痛・着床出血
人工授精をした後、着床時に、まれに下腹部にチクチクする痛みを感じるケースもあります。「着床痛」と呼ばれる一時的な痛みです。
しばらくすると自然におさまってきますので、そのようなケースには特に問題はありません。
また、その時期に「着床出血」と呼ばれる出血を生じる人もいます。2日~1週間程度、続く場合もあります。いつもの生理とは違うような出血の場合には、医師に相談をしましょう。
人工授精の成功率(確率・妊娠率)を上げる【秘訣】
人工授精の成功率(確率)を上げるためには、やはり基本は規則正しい生活習慣です。バランスの良い食事、適度な運動を心がけましょう。
成功率(確率)を上げる秘訣① 過度なストレスを避ける
着床しやすくなる「理想的な過ごし方」をご紹介します↓
なるべく心身ともに過度なストレスを避けましょう。実は、過度なストレスは女性ホルモンの妨げになります。
妊活や出産に向けて、不利になるので出来るだけ避けましょう。人工授精の成功率(確率)を上げるために、リラックスして毎日楽しく過ごすことが大切です。
成功率(確率)を上げる秘訣② 体を冷やさない
体が冷えてしまうと血行が悪くなり、卵巣に酸素や栄養、ホルモンが十分に届きません。卵巣機能を低下させてしまいます。冷えから身体を守り温かくしておきましょう。
夏場は意外と冷えます。腹巻き、カーディガン、厚手の靴下など、自分なりに工夫しましょう。
人工授精の成功率(確率)を上げるために、シャワーだけでなく、毎日できるだけ湯船で、身体の芯の「冷え」を取るように。足湯もおすすめです。
成功率(確率)を上げる秘訣③ バランスの良い食生活
基本的にバランスの良い食生活は、健康で丈夫な体を作る上で欠かせません。そして、人工授精の成功率(確率)を上げるためにも大切です。
過度なダイエットも禁物です。やせ過ぎは女性ホルモンの分泌量にも影響を与えてしまいます。もちろん煙草やお酒なども、出来るだけ控えましょう。
成功率(確率)を上げる秘訣④ 適度な運動
ストレスを解消するために、軽い運動(ウォーキングなど)は効果的です。激しい運動は良くないですが、適度な運動は血流を良くしますので、人工授精の成功率(確率)を上げるために有効です。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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