クロミッド副作用(情緒不安定、ほてり、おりものが減る)
2024年07月3日
目次
クロミッドとは
「クロミッド(クロミフェンクエン酸塩)」は、不妊治療で最もよく使われる排卵誘発剤です。
クロミッドは、排卵障害、エストロゲン値が低い、黄体機能不全などに用いられます。
クロミッド(排卵誘発剤)の効果と副作用
クロミッドの飲み方は?
クロミッドの一般的な飲み方(服用)としては、生理の5日目から5日間、1日1錠ずつ服用します。
この飲み方で、排卵日は平均的に14日目頃になりますが、人によって異なり、もっと早く、12日目くらいに排卵することもあります。
クロミッド(排卵誘発剤)の【効果】について
クロミッド(排卵誘発剤)には、排卵を促す効果があります。主に排卵障害のある不妊症の方に用いられます。
個人差はあるのですが、子宮内膜や頸管粘液への悪影響が報告されています。効きすぎた時には、卵巣が腫れてくる場合もあるようです。
クロミッド服用中の性行為
クロミッド服用中に性行為はしてはいけないの?と悩む方もおられますが、指示されたタイミング以外に性行為をしても問題ありません。
クロミッド服用中の性行為について、頻度や回数についても通常通りで大丈夫です。
クロミッドの【副作用】(情緒不安定、ほてり、おりものが減る)
- 下腹部のハリや痛み
- 発疹
- 精神変調による頭痛、情緒不安定
- 悪心、吐き気、食欲不振
- 顔面紅潮、ひどい頭痛、尿が増える、口が渇く、疲労感 など
重大なものとしては、卵巣過剰刺激症候群(卵巣の過剰刺激によるもの)による、卵巣の腫れや腹水の症状です。
薬剤のマイナスの影響について
治療を開始して早期に結果が出れば問題はありません。しかし、なかなか結果が出ずに治療が長期化すると、薬剤のマイナスの影響が心配になってきます。
排卵誘発剤やホルモン剤などの薬は長期連用すると、血流を悪くして卵巣や子宮の機能を低下させてしまうケースが多いようです。
クロミッド(排卵誘発剤)の副作用の一つが【ほてり】
「ほてり」がきついと、おりものが少なくなる
個人差はありますが、高温期の平均体温は36.7℃くらいです。これより高い場合は、東洋医学では、「ほてり」がきつい状態と捉えます。
これは、熱症状(ほてり)が発症して、体の潤いが無くなっている状態と考えられます。
この場合、表れやすい症状として、
- のどが渇きやすくなる
- 排卵期のおりものが少なくなる
- 性交痛(性交時の分泌減少のため)
があります。
ほてりの原因は、クロミッド(排卵誘発剤)の長期連用?
上記のほてりの原因は、クロミッド(ホルモン剤)などの長期連用というケースもあります。
高温期が短く、冷えのぼせ(下半身は冷え、上半身がほてる)などの兆候があれば、注意が必要です。
このような症状が出てくると、体への負担が大きいので、一時不妊治療を休むことも必要かと思います。
また、潤いの消耗が激しいと、卵胞期の卵胞の成長も悪くなるため、妊娠そのものが難しくなってしまいます。
体の潤いを補うため(ほてりを軽減させるため)に、鍼灸で体のバランスを整えることが必要かと思います。
クロミッド(排卵誘発剤)を連用した場合
クロミッド(排卵誘発剤)の連用には、注意しましょう!
クロミッド、セロファン、フェミロン、オリフェンなどを連用すると、下記のような副作用が考えられます。
- 月経量が減少するケースがある
- 子宮内膜が薄くなるケースがある
- 着床しづらくなるケースがある
なので、連用には十分ご注意ください。
東洋医学
東洋医学では、子宮内膜が薄くなったり、着床しづらくなるといった状態を、「オ血」や「血虚」と考えます。
こういった症状に対しては、まず月経期に血のめぐりを良くするように施術を行っていきます。
卵胞期(子宮内膜が増殖する時期)には、卵胞を成長させ、エストロゲン(子宮内膜を厚くするホルモン)の働きを促すように、施術をしていきます。
【まとめ】クロミッド副作用(情緒不安定、ほてり、おりものが減る)
クロミッド(排卵誘発剤)の【効果】
クロミッド(排卵誘発剤)には、排卵を促す効果があります。主に排卵障害のある不妊症の方に用いられます。
クロミッドの【副作用】(情緒不安定、ほてり、おりものが減る)
- 下腹部のハリや痛み
- 発疹
- 精神変調による頭痛、情緒不安定
- 悪心、吐き気、食欲不振
- 顔面紅潮、ひどい頭痛、尿が増える、口が渇く、疲労感 など
薬剤のマイナスの影響
なかなか結果が出ずに治療が長期化すると、薬剤のマイナスの影響が心配になってきます。
排卵誘発剤やホルモン剤などの薬は長期連用すると、血流を悪くして卵巣や子宮の機能を低下させてしまうケースが多いようです。
クロミッド(排卵誘発剤)の連用にはご注意を
クロミッド、セロファン、フェミロン、オリフェンなどを連用すると、下記のような副作用が考えられます。
- 月経量が減少するケースがある
- 子宮内膜が薄くなるケースがある
- 着床しづらくなるケースがある
なので、連用には十分ご注意ください。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。