クロミッド副作用(情緒不安定、ほてり、おりものが減る)
2024年07月5日

目次
クロミッドとは?
クロミッドの効果
クロミッドは、不妊治療でよく使われる排卵誘発剤です。女性の排卵を促し、妊娠しやすい状態を作るために処方されます。特に排卵がうまくいかない方や、生理周期が不安定な方に使われることが多いです。
どんな人が使うの?
クロミッドは、医師の処方が必要な薬で、主に排卵障害のある方や、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方に使われます。人工授精や体外受精の前に使用されることもあります。
クロミッドの飲み方は?
クロミッドの一般的な飲み方(服用)としては、生理の5日目から5日間、1日1錠ずつ服用します。
この飲み方で、排卵日は平均的に14日目頃になりますが、人によって異なり、もっと早く、12日目くらいに排卵することもあります。
クロミッドの主な副作用
メンタル面の副作用(情緒不安定・イライラ)
クロミッドを服用すると、ホルモンの影響で気持ちが不安定になることがあります。
- 情緒不安定になりやすい
急に悲しくなったり、イライラしたりすることがあります。これは、ホルモンバランスが変化するためです。 - ストレスを感じやすくなる
ちょっとしたことで落ち込みやすくなったり、不安を感じやすくなることがあります。気分が落ち込んだときは、リラックスできる時間を作ることが大切です。 - 体温変化とほてり
クロミッドを服用すると、体温が上がることがあります。これは、ホルモンが刺激されることで起こります。
- 基礎体温が上昇する
クロミッドを飲むと、高温期が続くことがあります。基礎体温が上がるのは、黄体ホルモンの影響によるものです。 - ほてりを感じやすい
急に顔が熱くなったり、体がポカポカしたりすることがあります。特に夜寝る前に感じることが多いです。
熱症状(ほてり)が発症して、体の潤いが無くなっている状態と考えられます。この場合、表れやすい症状として、
- のどが渇きやすくなる
- 排卵期のおりものが少なくなる
- 性交痛(性交時の分泌減少のため)
【その他】クロミッドの副作用
おりものの変化(増える・減る)
クロミッドを飲むと、おりものが増えたり減ったりすることがあります。
- おりものが増えることがある
排卵を促すことで、おりものの量が増えることがあります。おりものの変化を観察することで、排卵のタイミングを知る手がかりになります。 - 逆におりものが減ることもある
クロミッドを服用すると、子宮頸管の粘液が減り、おりものが少なくなることもあります。おりものが減ると精子が子宮に入りにくくなるため、人工授精を併用することもあります。
頭痛・吐き気・おならが出やすい
ホルモンバランスの変化により、頭痛や吐き気、胃腸の不調が起こることもあります。
- 頭痛が起こることがある
クロミッドを飲むと、ホルモンの影響で頭がズキズキすることがあります。水分をしっかり摂ると和らぐこともあります。 - 吐き気を感じることがある
胃の不快感やムカムカを感じることがあります。食事のタイミングを工夫すると軽減できる場合があります。 - おならが出やすくなることも
ホルモンの影響で腸の動きが変わり、お腹が張ったり、おならが増えることがあります。腸内環境を整えるために、食物繊維を摂ることがおすすめです。
薬剤のマイナスの影響について
治療を開始して早期に結果が出れば問題はありません。しかし、なかなか結果が出ずに治療が長期化すると、薬剤のマイナスの影響が心配になってきます。
排卵誘発剤やホルモン剤などの薬は長期連用すると、血流を悪くして卵巣や子宮の機能を低下させてしまうケースが多いようです。
クロミッド(排卵誘発剤)の連用注意!
クロミッド、セロファン、フェミロン、オリフェンなどを連用すると、下記のような副作用が考えられます。
- 月経量が減少するケースがある
- 子宮内膜が薄くなるケースがある
- 着床しづらくなるケースがある
なので、連用には十分ご注意ください。
まとめ:クロミッド副作用(情緒不安定、ほてり、おりものが減る)
クロミッドは、不妊治療でよく使われる排卵誘発剤ですが、副作用が出ることもあります。特に、情緒不安定、体温上昇、ほてり、おりものの変化、頭痛、吐き気、おならの増加 などが多く報告されています。これらの副作用は、一時的なものがほとんどですが、日常生活に影響を与えることもあります。副作用が強く出る場合は、無理をせず、医師に相談することが大切です。
また、クロミッドの効果を最大限に活かすためには、基礎体温を測り、排卵のタイミングを把握することが重要です。おりものの変化や体調の変化にも注意しながら、妊娠しやすいタイミングを見極めましょう。
不安なことがあれば、医師や専門家に相談し、適切な治療を受けることが大切です。自分の体調をしっかりチェックしながら、妊娠に向けて無理なく進めていきましょう!
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。