吹田市から無月経で来院
2018年02月14日

吹田市 無月経 22歳 大学生 N.T様
高校生の頃から生理不順で、3ヵ月くらい来ないことも頻繁にある。
生理痛、冷え性、胃腸が弱い。
大学の頃、婦人科で、無月経と診断され、ホルモン剤を処方された。
薬での副作用で、吐き気や頭痛が出るので、あまり服用しなかった。
今になっても生理不順が改善されず、母親の紹介で当院へ。
施術8回目で、35日周期ほどではあるが、生理が来るようになった。
冷え性も楽になり、胃腸の不調も最近は無くなってきた。
この女性はまだ若く、妊娠出産の事は、まだ考えていないようである。
しかし、いずれ妊娠を希望したときに、生理が来ないとか、ホルモンのバランスが悪い状態では、妊娠の時期が遅れてしまう可能性がある。
このまま良い状態を維持できるように、しっかり話し合いながら、継続通院中。
正常な生理周期とは
一般的に、25~38日が正常です。
稀発月経
生理周期が正常な範囲を超えて、39日以上90日未満のサイクルで繰り返される状態を指します。
無月経
3ヶ月以上、生理が来なくなる状態です。
※排卵がうまくいかない排卵障害になっているケースが多いため、婦人科等で原因を調べる必要があります。
無月経の原因
毎月の生理周期は、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という、2つの女性ホルモンがバランス良く分泌されることによって、コントロールされています。
稀発月経のように、周期が長い状態が続いている場合は、次のような原因によってホルモンバランスが崩れていると考えられます。
過度のストレスやダイエット
生理周期は、脳の視床下部からの指令によって調節されています。
しかし、視床下部は過度のストレスや体重減少によって負荷がかかると、自律神経や食欲中枢をコントロール出来なくなる等の機能障害を起こしてしまいます。
視床下部がきちんと機能しなくなると、ホルモン分泌の指令が正しく出せなくなります。
その結果、バランスが乱れ、稀発月経が起こる場合があるのです。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは
何らかの原因で卵胞の発育が妨げられてしまい、十分に発育していない多くの卵胞が、排卵できないまま卵巣の中に溜まってしまう病気です。
この病気があると、生理のような出血はあるものの、排卵が起こらない「無排卵月経」を引き起こすこともあります。
対策
稀発月経が起きる原因によっては、治療が必要なケースもあります。
生理周期が長いのが「過度なストレスや体重減少」による一時的なものであれば、生活習慣の見直しによって、改善できる事もあります。
身体的・精神的ストレスが、かかり過ぎないよう、生活リズムを調整していきます。
十分な睡眠、適度な運動、こまめなストレス発散を心がけることで、少しずつホルモンバランスを整えていきましょう。
また、厳しい食事制限をしたり、短期間で急激に体重を落としたりするようなダイエットは止めましょう。
適度な運動と栄養バランスの取れた食事で、無理なく体型を維持する事が大切です。
稀発月経の状態でも、規則的に排卵が起こっているのであれば、妊娠・出産する事は可能です。
ただし、排卵がスムーズに起こっていない場合は、無排卵や遅延の可能性もあります。
排卵障害の放置から、様々な体調不良に繋がる場合も考えられます。
生理周期をしっかり整えておきましょう。
東洋医学(はり灸)
そこで、お勧めなのが「はり灸」です。
中枢神経やホルモンの働きなど、身体全体のバランスを整えるのに、ツボへの刺激による「はり灸」は効果を発揮します。
毎月来る生理を、煩わしく感じる女性は、多いかもしれませんが、女性にとっては大切なものです。
「生理が来ないのは楽だから」と軽視していると、将来の妊娠・出産が難しくなってしまいます。
原因に合った治療を、なるべく早く始めましょう。吹田市からも来院多数!
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