ローラー鍼の【使い方】【効果】を分かりやすく解説!
2024年03月6日
目次
ローラー鍼の【使い方&やり方】
ローラー鍼の使い方(やり方)
ローラー鍼は、ハリと言っても先が鋭く尖ったものではありません。先が鋭くないので、安心してお子様に使用することが出来ます。
ローラー鍼には「三角状の突起」が付いており、皮膚の上をコロコロと転がして使います。コロコロと転がすことにより、心地の良い気持ちいい刺激を与えることが出来ます。
ローラー鍼は気持ち良く使う
皮膚の上を「やさしく撫でる」ように、ゆっくり転がすような使い方をしていますので、安心して受けて頂けます。
ローラー鍼は、受けていて非常に気持ち良いのが特徴です!
ローラー鍼の【効果】
ローラー鍼を使うことで得られる効果は、大きく分けて3つあります。
①血行促進 効果
皮膚の上を転がるローラー鍼の刺激が、血行を促進してくれます。血行が改善されると、疲労物質が溜まりにくく、筋肉のこり・固まりが起こりにくくなります。
また、細胞へ酸素や栄養がスムーズに送り届けられるため、肌の透明感にもつながります。
②消炎鎮痛 効果
ローラー鍼には、様々な痛みの原因(炎症)物質を除去する効果が、期待出来ます。
③自律神経の調整
施術での心地よい刺激が、自律神経(交感・副交感神経)のバランス調整がされ、ストレスの軽減の効果が期待出来ます。自律神経のバランスを整え、健康増進にもつながります。
ローラー鍼は自律神経を整えるのが得意です。
効く理由
やさしい皮膚刺激が自律神経を介して、脊髄や脳さらに各臓器へと伝わっていきます。その結果、神経が落ち着き、内蔵の働きを活性化し、抵抗力のある身体づくりが促進されます。
対象年齢
小児鍼(ローラー鍼)の対象は、生後30日位~小学生に至る位までのお子様で、下記の諸症状に対して、大きな効果を上げています。
小児鍼(ローラー鍼)の使い方によっては、大人に使うこともあります。例えば、美容鍼などでほうれい線の施術などで使います。
このような症状に効果があります
主な効果
- かん虫、夜泣き
- 夜尿症
- 便秘、消化不良
- ぜんそく、風邪をひきやすい(季節の影響を受けやすい)等の虚弱体質
- チック、ひきつけ
- アトピー、花粉症、気管支炎、鼻炎
- 自律神経の安定
- 耳下腺炎 etc…
小児の皮膚に、やさしく軽い刺激(使い方)で施術していきますので、大変気持ちがいいです。
施術前は大声で騒いでいても、徐々に神経が落ち着いて、おとなしくなり気持ち良くて眠ってしまう子供も多いです。
その他の効果(美容・美顔)
ローラー鍼には様々な使い方があり、意外にも大人の女性の美容目的で、ローラー鍼を使うこともよくあります。
美容が目的の方は、意外にも頭皮がガチガチになっている方が多いです。その場合には、ローラー鍼で頭皮に刺激を与えて、凝り固まった頭皮を柔らかくしていきます。
また、ほうれい線対策でもローラー鍼をよく使われます。ほうれい線で困っているというご相談で、大人用の使い方でほうれい線などの施術にも使います。
市販されている美顔ローラーなどは非常に高価なものですが、鍼灸のローラー鍼は安価で、お手軽に使えます。
簡単な使い方はお伝えいたしますので。お気軽にお声かけてください。
ローラー鍼の【デメリット】
ローラー鍼のデメリット
大きなデメリットは無いのですが、あえて言うなら…。ローラー鍼は、熟練した鍼灸師の方が効果が出やすいです。
それは、ツボを的確にとらえて、そのツボへの刺激量や刺激時間も的確に行えるからです。なので、ただ闇雲にコロコロすれば効くわけではありません。
熟練した鍼灸師はしっかり効果的にツボを使って、効果を出していきます。
全身治療も一緒にすると、更に効果的
全身の治療も一緒にすると、ローラー鍼の効果がより出やすいです。
また、ローラー鍼の治療は「繰り返し」行うことで効果が出てきますので、ご自宅で継続的に刺激して頂くと良いと思います。
小児はりの施術時間は【5~15分】
施術時間
1回の施術時間は5~15分程度。保護者との問診を含めても、トータル20分程度で終了します。
小児はりの時間が短いのは、大人と違って子供は大変敏感である為です。あまり長時間すると、刺激が多すぎて逆効果となります。
症状が出ている時は、2~3回くらい詰めて来て頂くのが効果的であり、症状の軽いものであれば、すぐに改善します。
その後は、相談させて頂きながら、体質維持の目的で定期的に施術を行っていけば良いでしょう。
ローラー鍼の使い方のアドバイス(自宅での施術)
もしご自宅でローラー鍼で使いたい方は、使い方のアドバイスもしておりますので、お気軽にご相談ください。そんなに難しい使い方ではないので、ご自宅での施術もおすすめです。
保護者の方の心身(自律神経など)の状態が大切
また、保護者の方の心身(自律神経など)の状態は、お子様の体調に大変影響を与えます。親の自律神経が乱れていると、子供にも影響を与えてしまい自律神経が乱れてきます。
お子様の症状が安定するために、保護者も一緒に健康管理をすることで、お子様の効果を高めることにもつながります。お子様と並行してご家族の施術もおすすめです。
豊中市でお悩みなら当院へ。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。