夜尿症(おねしょ)のツボへお灸をしよう!
2025年07月24日

【この記事でわかること】
- 夜尿症(おねしょ)の原因と仕組み
- 鍼灸・お灸による東洋医学的アプローチ
- 家庭でできるセルフケアと対応のコツ
本記事では、「子どものおねしょがなかなか治らず不安」「薬に頼らず優しい方法で改善したい」というご家族に向けて、夜尿症の原因と、鍼灸・お灸による東洋医学的な改善方法をご紹介します。
冷えや自律神経の乱れなど、体のバランスに注目し、自然治癒力を引き出すケア方法を詳しく解説。特に、小学生以上でも続くおねしょや、修学旅行を控えたお子さんを持つ方におすすめです。
結論として、夜尿症は「焦らない・怒らない・起こさない」を守りながら、鍼灸や家庭でのお灸を併用することで改善が期待できます。
本文中には、具体的なツボや体験談、ご家庭でのケアポイントなども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
夜尿症(おねしょ)について

実は、私も…“おねしょ経験”であれば、ダレにも負けないくらいあります!ものすごく恥ずかしいのですが…(笑)小学生の頃には、当たり前にしていました。
なので、おねしょに悩むお子さんの気持ちやご家族の気持ちは、誰よりも分かります!
本人も困っている…夜尿症(おねしょ)
- おねしょは、自分ではどうにも出来ないのです…
- 恥ずかしい!悔しい!!
- 家族に迷惑をかけている申し訳なさ
- 誰にも打ち明けられない切なさ!!
私が幼い頃には夜尿症の治し方(お灸)を教えてくる人はいませんでした。しかし今なら小児はり(お灸)を通して夜尿症改善のお手伝いができます!
自分と同じように、夜尿症に悩んでいる子供を助けてあげたい!!という気持ちでいっぱいです!!
→体験談:
11歳の男の子。病院で原因不明とされ、家族も本人もお手上げ状態。インターネットで「お灸が効くかも」と知って来院。足と下腹部の冷えに注目し、週1回の施術と自宅でのお灸を3か月継続。夜尿の回数が半減し、徐々に自信と笑顔が戻ってきました。6か月後にはほぼ完治。ご家族からは「家の中が明るくなった」と感謝の声をいただきました。
夜尿症(おねしょ)の原因

原因
動物は通常、膀胱に尿が溜まると、脳が覚醒しトイレに行きたくなります。夜尿症の子は、膀胱と脳にかけての伝達が上手くいかない状態と考えられます。
そこで、お灸をすることにより、夜間のおねしょが少なくなってきます。
中学生、高校生、大人になっても起きる
中学生の手前くらいになって、それでも治らないから来院したいという方もおられます。修学旅行が近いので、急いで治したい… 。
しかし子供にとっては、そういう状況を作るほうがさらに強いプレッシャーを与えてしまいます。そうなる前に、ぜひ早いうちから始めてあげて下さい!!
出来る限り小さい(3~6歳)で開始されると良いと思います。中学生→高校生→大人になっても夜尿症は起きます。
現代医学でも根本的な治療法はありません。薬を飲ませるのは個人的にはかわいそうかなと思います。
おねしょは『病気である』という認識を強く持ち、5歳以上ならば施術に通うべきです。
夜尿症(おねしょ)のお灸について
お灸で身体のバランスを整え、冷えや体の弱りを根本から改善していきます。
心の悩みや不安も取り除いて、本来備わっている自然治癒の力を100%出せるようにお手伝いをしていきます。ぜひ東洋医学(鍼灸)をお試し下さい。
お灸の併用がおすすめ!
夜尿症は、器質的なもの(臓器の問題)が15%、本態性夜尿症(はっきりとした原因が不明)が85%。つまり原因が不明なケースが非常に多いのです!!
ぜひ夜尿症には「鍼灸」をおすすめします。
※お灸を併用するとさらに効果的なので、自宅でのせんねん灸もオススメです。場所もお伝えいたします!
→体験談:
小学2年生の女の子。弟の前でおねしょをからかわれ、夜になると寝たくないと泣くように。母の知人の紹介で鍼灸を開始。施術1か月後には夜の不安が減り、夜尿も週1回に。家庭に笑顔が戻った瞬間でした。
ツボへのお灸【効果】
- 抵抗力がつく
- 免疫力が高まる
- 発育が、良くなります
- 夜泣きなどが無くなり、ストレスが軽くなる
- 消化機能が高まる
- 皮膚が丈夫になる
- 呼吸器が丈夫になる
夜尿症「治し方」コツ

- あせらない…焦っても治りが早くなるものではありません。しっかり治しましょう。
- 怒らない…怒れば本人もストレスになり、劣等感が強くなります。叱るのは逆効果。
- 起こさない…睡眠リズムが崩れ、ホルモンの分泌や排尿機能の発育の妨げになります。トイレに起こすのは、本当に治ったとは言えません。
おねしょ(夜尿症)のお灸ならお任せを!
【症例】夜尿症(おねしょ)へのお灸

夜尿症(おねしょ)11歳
男の子 K.Oくん 小学校の高学年になってもおねしょが治らない。病院で検査するも器質的な病気も無く、原因が分からない。
知人から「おねしょには、お灸が良いらしいよ」と聞いて、ネットで調べて、藁をもすがる思いで来院。
最初、ビクビクと何か心配症な雰囲気で、自信がなく、内気な性格のように感じた。
お灸とはりで身体を整えて、足と下腹部の冷えを取るように施術を行うと、施術3か月ほどで、回数が半分以下になった。徐々に自信が出てきて、楽しそうな笑顔が増えてきた。
自宅でもお灸をやりたいとのことで、お灸のやり方とツボの場所をアドバイス。
お母さんからも息子が前向きな性格になったと喜んでいる。半年でほぼ完治し、今まで悩み苦しんでいたのが、ウソのように無くなった。
夜尿症(おねしょ)の考察
今まで夜尿症(おねしょ)で失敗したら子供にあたってしまい、子供もつらくストレスを抱えてしまうという悪循環になっていたとのこと。
今ではそんな状況から抜け出し、家族みんながハッピーになった!と大変喜んでいました。
夜尿症(おねしょ)は、親も子供も大変です。親の為にも、子供の為にも、早く治して毎日楽しく生活していけたら嬉しいです。
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【よくある質問と回答】夜尿症(おねしょ)のツボへお灸をしよう!

Q1. 夜尿症は何歳までに治るのが普通ですか?
A. 一般的には5歳を過ぎると自然に治るお子さんが多いですが、小学生・中学生になっても続く場合もあります。5歳を過ぎて頻繁におねしょがある場合は、「夜尿症」として対応が必要です。早めに体質を整えるケアを始めると改善がスムーズです。
Q2. 鍼灸やお灸は本当に夜尿症に効果がありますか?
A. はい、多くの症例で効果が見られています。冷えや自律神経の乱れ、膀胱機能の未発達にアプローチする東洋医学は、夜尿症改善に有効です。特に「三陰交」「腎兪」「関元」などのツボへのお灸は、症状の緩和と再発予防に役立ちます。
Q3. 夜中にトイレに起こすのは逆効果って本当ですか?
A. はい、本当です。起こしてしまうと、睡眠リズムが崩れ、ホルモン分泌や排尿機能の成熟が妨げられます。「起こさない・怒らない・焦らない」が夜尿症ケアの基本です。
Q4. お灸は何歳から始められますか?
A. 基本的には3歳頃から可能です。小児向けのお灸は、低温でやさしく、安全に行えるものを使用します。ご家庭でも「せんねん灸」などを使って簡単にセルフケアできます。必ず専門家の指導を受けてください。
Q5. 夜尿症は自然に治るのを待つしかないですか?
A. 自然に治ることもありますが、年齢が上がるほど本人のストレスや自尊心の低下につながることも。自然治癒を待つよりも、鍼灸などで早めに体質を整えてあげることで、心身ともに健やかに過ごせます。
まとめ:夜尿症(おねしょ)のツボへお灸
夜尿症(おねしょ)は、子ども自身が最も悩んでいる問題でありながら、「怒られるかもしれない」「恥ずかしい」といった思いから親にも言えず、心に不安を抱えてしまうことがあります。親御さんも「どう対応すればいいのか分からない」と悩み、家庭内にストレスが生まれてしまうケースも少なくありません。
現代医学では原因が特定できない「本態性夜尿症」が多く、根本的な治療法が確立されていないのが現状です。そんな中、鍼灸やお灸といった東洋医学は、冷えの改善や自律神経・膀胱機能のバランス調整に効果があり、多くのご家庭で改善の実績が報告されています。
夜尿症のケアで大切なのは、「焦らない」「怒らない」「夜中に起こさない」の3原則。子どもにプレッシャーを与えることなく、自然治癒力を引き出す方法を取り入れることで、安心して毎日を過ごせるようになります。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。












