【授乳中】妊娠する確率は? 授乳中に妊娠した人の特徴とは?
2024年07月1日
目次
【授乳中】妊娠する確率
授乳中は生理が来ないから妊娠する確率は低い、妊娠はしない!と言いますが本当なのでしょうか?実際には、授乳中に妊娠した方もたくさんおられますので、ご紹介いたします。
【授乳中】プロラクチンの作用により妊娠する確率は低い
授乳中に妊娠した!という方もたくさんおられますが、基本的には妊娠の確率は低いです。
授乳中は、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激が下垂体に働き、母乳を産生する作用のある「プロラクチン」というホルモンが分泌されます。
プロラクチンには排卵を抑制する作用もあるので、授乳中は生理が止まり妊娠しにくくなります。
【授乳中】妊娠しない(妊娠しにくい)ようになっている
基本的には、プロラクチンが排卵を抑制するので、授乳中は生理が止まって妊娠しにくくなります。
【授乳中】妊娠するとどうなる?
産後すぐに妊娠すると、母体に負担がかかりますので、妊娠しないようになっているのです。
授乳中に妊娠した人もいる?
授乳をやめると、妊娠の可能性が出てくる
授乳中に妊娠したという方もおられます。
授乳をやめてしまうと、7日ほどでプロラクチンの分泌量が下がってしまい、排卵が起こって生理が始まり、妊娠の可能性が出てきます。
プロラクチンのレベルを下げないためには、1日8回以上の授乳が必要とされています。
授乳中に妊娠する可能性(確率)もある
授乳中に生理が始まった場合でも、プロラクチンが分泌されていますので、卵胞の成長は遅く、排卵にも時間がかかり、妊娠の可能性は低くなります。
しかし、あくまで妊娠する確率が低くなるだけで、人によっては授乳中も生理が来たり、排卵していて生理が来ないまま妊娠する場合もあります。
個人差がありますので、妊娠を望まない場合は避妊をした方が良いでしょう。
【授乳中】妊娠したいケース
妊娠希望の方は、完母よりも混合授乳(授乳+ミルク)にする
2人目、3人目を妊娠したい!と考えている人は、母乳のみ(完母)ではなくミルクに変えるなど混合授乳にすることがおすすめです。
卒乳や断乳も計画的に進めていきましょう。
授乳中に妊娠したら、授乳をやめるべき?
授乳中に生理が始まって妊娠した人や、生理が一度もこないまま妊娠した人もいます。生理が再開していなくても排卵が起こっている場合もあります。
授乳中に妊娠したら授乳をやめるべきかというと、必ずしもやめる必要はありません。
しかし妊娠初期はつわりなど体調を壊しやすくなりますので、体調管理を行いながら授乳を続けた方が良いでしょう。
早産や流産の危険は?
授乳中に分泌されるホルモンは、プロラクチンの他に「オキシトシン」があります。
オキシトシンは子宮を収縮させる作用がありますので、流産や早産に影響する可能性はないとは言えませが、あまり考え過ぎないように、まずはご自身の体調管理が大切でしょう。
産後1ヶ月の頃
産後1ヶ月の検診で異常がなければ、夫婦生活の許可が出ることが多いです。
しかし、この頃の女性の身体は、赤ちゃんのお世話で睡眠も不十分となり、排卵してるのかを知ることも、基礎体温をしっかり測ることも難しくなります。
出産後の排卵が再開
出産後の排卵が再開するのは個人差がありますが、授乳をしていない人で平均3ヶ月、授乳をしていると平均7ヶ月ほどで生理が再開するとされています。
しかし、授乳をしていても2~3ヶ月で再開する人や、授乳をやめるまで再開しない人など様々です。
生理再開の時は、妊娠前と同じように腰痛や腹痛、頭痛、胸の張りなどが起こります。
※なお、出産後すぐから産後1ヶ月くらいまで続く出血は「悪路(おろ)」といって、子宮の中に残った血液や剥がれた内膜などが混ざったものです。
産後1年以上生理がこない
産後はホルモンバランスが崩れますので、産後1年ほど生理がこないのは問題ありませんが、1年半~2年近く来ない場合は、何らかの病気の可能性もありますので、婦人科を受診しましょう。
また、授乳をやめて3ヶ月以上生理が来ない場合も、婦人科の受診をおすすめします。
【まとめ】授乳中に妊娠する確率
【授乳中】プロラクチンの作用により妊娠する確率は低い
授乳中に妊娠した!という方もたくさんおられますが、基本的には妊娠の確率は低いです。
授乳中に分泌されるプロラクチンの作用で授乳中は生理が止まり、妊娠の確率は低いが、妊娠するケースもあります。個人差があります。
【授乳中】妊娠しない(妊娠しにくい)ようになっている
基本的には、プロラクチンが排卵を抑制するので、授乳中は生理が止まって妊娠しにくくなります。
産後すぐに妊娠すると母体に負担がかかりますので、妊娠しないようになっているのです。
【授乳中】妊娠するとどうなる?
産後すぐに妊娠すると、母体に負担がかかりますので、妊娠しないようになっているのです。
【授乳中】妊娠したいケース
妊娠希望の方は、完母よりも混合授乳(授乳+ミルク)にしましょう。2人目、3人目を妊娠したい!と考えている人は、母乳のみ(完母)ではなく、ミルクに変えるなど混合授乳にすることがおすすめです。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。