妊娠成立の7つの条件
2024年04月23日
目次
妊娠成立の7つの条件
不妊症でお悩みの方も多いと思います。不妊症とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにも関わらず、一定期間妊娠しない状態です。
毎月頑張っているのになかなか妊娠に至らない、という方も多いですよね。そこで、今回は妊娠の成立の条件をご紹介していきます。
妊娠成立には7つの条件がある
妊娠成立の7つの条件があるのをご存知ですか?
- 元気な精子がたくさんいる
- 膣内に十分な数の正常精子が射精できる
- 精子が頸管粘液を貫通し、子宮内に進入する
- 卵胞からタイミングよく排卵する
- 卵子が卵管内にとりこまれる
- 卵子と精子が、卵管内で結合する(受精)
- 受精卵が卵管内を通り抜けて、子宮内膜に根をおろす(着床)
以上、妊娠成立には7つの条件が満たされて、初めて妊娠が成立します。
男性側の条件
男性側の条件としては、①正常精子が精巣内でつくられているか。②それを射精できるか。
妊娠成立のために、大切なことになります。
女性側の条件
女性側は④卵が育っているか、また、育ってもうまく排卵できるか。⑤卵管が癒着していたり、閉鎖していたり、炎症が起こったりしていないか。この4つの条件が妊娠成立のためのチェックポイントになります。
妊娠成立まで
着床の時期は、妊娠3週間目前後であり、受精後約12日前後で完了することが多いです。
着床時期に女性の体に起こる症状として、
- 腰痛
- おりものの量や色の変化
- 胸の張り
- 下腹部の痛み
- 眠気
などがあります。
妊娠成立の決定的な症状は、『生理が来ない』ことです。生理開始予定日から1週間程度遅れても生理が始まらない場合、妊娠検査薬で確認する事をおすすめします。
受精から着床までに【気をつけること】
妊娠が成立するためには、身体のコンディションが大切
妊娠が成立するために「気をつけること」は何かありますか?とよく聞かれます。
受精から着床までは、妊娠が成立しているわけではないので、特別な生活を送る必要はありません。
しかし、身体のコンディションが妊娠率に影響を及ぼす可能性もあります。
妊娠が成立するために「気をつけること」
妊娠を望んでいる方は、
- 栄養バランスの良い食事を摂
- 十分な睡眠を取る
- アルコールや喫煙はNG(妊娠率に影響を与える)
このようなことに気をつけて過ごしましょう。
【妊娠成立】いつから?定義される?
妊娠成立
妊娠は、前回の生理初日を妊娠0週0日として数え始めます。
生理周期が28日に場合、排卵日は妊娠2週0日前後です。この頃に精子と卵子が出会うと受精します。
受精卵は細胞分裂を繰り返しながら1週間程度かけて子宮内膜に着床。これが妊娠3週0日頃で妊娠成立です。
つまり生理予定日の1週間前頃となり、生理予定日には妊娠4週となります。(※厳密に言うと最初の3週間は妊娠していない期間になります)
妊娠したかな?と思ったら…受診時期は?
病院では、超音波検査で子宮の中に胎嚢(たいのう)と言われる赤ちゃんの部屋がある事を確認します。
胎嚢が見え始めるのは、妊娠4週の終わりごろから6週にかけてです。なので、生理予定日を1週間過ぎたくらいが最初の受診時期だと考えておきましょう。
ただし、頭痛や下腹部の痛みが強い時は、妊娠の異常や他の病気との判別が必要な場合もあるため、早めに受診することをおすすめします。
【まとめ】妊娠成立の7つの条件
妊娠は男性側と女性側の条件(妊娠成立の7つの条件)が全て揃って、初めて成立する現象です。
しかし、この条件が揃っていても、排卵や射精のタイミングがずれていれば妊娠しません。
また、全ての条件が揃っていても原因不明の不妊ということもあります。本当に複雑ですよね。でも、だからこそ生命の神秘なのではないでしょうか。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
関連記事
この記事に関連するページ
- 関連ページはまだありません。