不妊鍼灸【いつまで続けるべき?】
2025年02月1日
【この記事でわかること】
- 不妊鍼灸の基本的な仕組みと期待できる効果
- 施術を受けるベストなタイミングと続け方
- 妊娠後や出産後の鍼灸の活用法と注意点
この記事では、妊娠を望む方に向けた「不妊鍼灸」の基礎知識と、実際の施術で得られる効果についてご紹介しています。
生理周期や基礎体温が乱れていて妊娠に不安を感じている方、妊活中にできることを増やしたいと考えている方などに特におすすめです。
結論としては、不妊鍼灸は、妊娠をサポートする身体づくりに有効な手段のひとつです。血流やホルモンバランスを整え、子宮・卵巣の働きを高めることで、自然妊娠や体外受精の成功率を後押しします。
本文中には、不妊鍼灸を始めるタイミングや注意点、妊娠中の活用法、産後ケアなども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
不妊鍼灸の基本と効果

不妊鍼灸とは?
不妊鍼灸は、東洋医学の考え方で、体のツボを刺激することで血行を良くし、ホルモンバランスを調えていきます。特に、妊娠を望む方にとって、子宮や卵巣の働きを高める効果が期待されています。
不妊鍼灸の主な効果
▶ 体験談:30代女性(会社員)
「排卵日もズレがちで、基礎体温もガタガタだったのですが、鍼灸を週1回続けたところ、3ヶ月目には基礎体温の二相性がはっきりし、生理も安定してきました。ストレスも減り、気分が明るくなったのが一番の変化かもしれません。」
不妊鍼灸は、いつまで続けるべき?

不妊鍼灸を受けるタイミング
不妊鍼灸は、基本的に妊娠が確認できるまで続けるのが一般的です。特に排卵期や生理周期に合わせて治療を行うことで、妊娠しやすい状態を作ることができます。
▶ 体験談:40代前半女性(2人目希望)
「排卵期には特定のツボを重点的に施術してもらいました。毎回の施術前に体調を丁寧に確認してくれるので安心感がありました。」
体外受精や人工授精を受ける場合
体外受精(IVF)や人工授精(IUI)を受ける場合でも、不妊鍼灸を併用することで妊娠率が向上すると言われています。
採卵前や移植前後に施術を受けることで、子宮環境を調えていきます。
▶ 体験談:35歳女性(IVF予定)
「採卵の前日と移植の直後に鍼灸を受けました。緊張がほぐれて、気持ちが落ち着いたのを覚えています。移植の成功率を高めたくて取り入れました。」
妊娠が分かった後も続けていいの?

妊娠中の鍼灸はいつまで可能?
妊娠初期(12週目ごろ)までは流産のリスクが高いため、慎重に施術を受ける必要があります。しかし、適切なツボを刺激することで、つわりの軽減や自律神経の安定につながることもあります。
▶ 体験談:つわりがひどかった妊婦さん
「妊娠7週目でつわりがひどく、食事もままならなかったのですが、鍼灸で胃腸のツボを刺激してもらったところ、少しずつ食べられるようになりました。」
妊娠後期の鍼灸の役割
妊娠中期以降(安定期)に入ると、腰痛やむくみ、冷えの改善などに鍼灸が役立ちます。ただし、子宮を刺激するツボは避けるべきなので、専門の鍼灸師と相談しながら進めることが大切です。
不妊鍼灸をやめるタイミング

妊娠が確認できたら?
妊娠が分かった段階で、鍼灸治療を一度休止するか、妊娠継続のための施術に切り替えるケースが多いです。特に流産リスクがある時期は、刺激の強い治療は避けるべきです。
出産後も鍼灸を続けるメリット
出産後のホルモンバランスの乱れや体調不良を整えるために、産後の鍼灸を受けることもおすすめです。母乳の出を良くしたり、産後うつの予防にも役立ちます。
▶ 体験談:産後の不調があった女性
「出産後、夜眠れなかったり気持ちが落ち込むことが多かったのですが、鍼灸を受け始めてから少しずつ元気が出てきました。母乳の出も良くなった気がします。」
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不妊鍼灸【いつまで続けるべき?】【よくある質問と回答】

Q1. 不妊鍼灸はどのくらいの期間続けると効果が出ますか?
A. 一般的には3〜6ヶ月以上の継続が目安です。体質改善やホルモンバランスの調整には時間がかかるため、周期に合わせて継続的に通うことで効果を実感しやすくなります。
Q2. 妊娠がわかった後も鍼灸は続けて大丈夫ですか?
A. はい、妊娠中も適切なツボを選べば鍼灸は可能です。ただし妊娠初期(〜12週)は特に慎重に行う必要があり、専門知識のある鍼灸師の施術を受けることが大切です。
Q3. 不妊鍼灸は体外受精(IVF)や人工授精(IUI)にも効果がありますか?
A. はい、体外受精や人工授精と併用することで、子宮内環境の改善や血流促進により、着床率の向上が期待できます。特に採卵前や移植直後の施術が推奨されます。
Q4. 不妊鍼灸に副作用はありますか?
A. 基本的に大きな副作用はありませんが、まれにだるさや眠気、軽い内出血(皮下出血)などが生じることがあります。体調に不安がある場合は、事前に相談しましょう。
Q5. 鍼灸はどのタイミングで受けるのが効果的ですか?
A. 生理周期に合わせた施術が効果的です。排卵期や黄体期に合わせて通うことで、子宮や卵巣の働きを高めるサポートになります。周期に合わせてスケジュールを立てるのがおすすめです。
【まとめ】不妊鍼灸はいつまで続ける?

不妊鍼灸は、健康的な妊娠を目指すために、体の調子を整える大切な治療法です。
血行を良くし、ホルモンバランスを調整することで、自然妊娠や体外受精の成功率を高める効果が期待できます。
不妊鍼灸を続ける期間は、基本的には妊娠が確認できるまでが目安ですが、妊娠後も適切なツボを選んで施術を続けることで、妊娠継続や体調管理に役立ちます。
妊娠中の鍼灸は12週目ごろまでは慎重に行い、安定期以降は妊娠中の不調の改善に活用できます。また、産後の回復を助けるためにも、鍼灸は有効な手段です。
鍼灸を受ける際は、専門の鍼灸師とよく相談し、自分に合った施術を受けることが大切です。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。












