不妊鍼灸【いつまで続けるべき?】
2025年02月1日

目次
不妊鍼灸の基本と効果
不妊鍼灸とは?
不妊鍼灸は、東洋医学の考え方で、体のツボを刺激することで血行を良くし、ホルモンバランスを整えていきます。特に、妊娠を望む方にとって、子宮や卵巣の働きを高める効果が期待されています。
不妊鍼灸の主な効果
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血行促進:骨盤内の血流を改善し、子宮や卵巣の環境を整える。
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ホルモンバランスの調整:自律神経を整え、女性ホルモンの分泌を助ける。
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ストレス軽減:リラックス効果があり、妊娠しやすい体づくりをサポートする。
不妊鍼灸は、いつまで続けるべき?
不妊鍼灸を受けるタイミング
不妊鍼灸は、基本的に妊娠が確認できるまで続けるのが一般的です。特に排卵期や生理周期に合わせて治療を行うことで、妊娠しやすい状態を作ることができます。
体外受精や人工授精を受ける場合
体外受精(IVF)や人工授精(IUI)を受ける場合でも、不妊鍼灸を併用することで妊娠率が向上すると言われています。
採卵前や移植前後に施術を受けることで、子宮環境を整えていきます。
妊娠が分かった後も続けていいの?
妊娠中の鍼灸はいつまで可能?
妊娠初期(12週目ごろ)までは流産のリスクが高いため、慎重に施術を受ける必要があります。しかし、適切なツボを刺激することで、つわりの軽減や自律神経の安定につながることもあります。
妊娠後期の鍼灸の役割
妊娠中期以降(安定期)に入ると、腰痛やむくみ、冷えの改善などに鍼灸が役立ちます。ただし、子宮を刺激するツボは避けるべきなので、専門の鍼灸師と相談しながら進めることが大切です。
不妊鍼灸をやめるタイミング
妊娠が確認できたら?
妊娠が分かった段階で、鍼灸治療を一度休止するか、妊娠継続のための施術に切り替えるケースが多いです。特に流産リスクがある時期は、刺激の強い治療は避けるべきです。
出産後も鍼灸を続けるメリット
出産後のホルモンバランスの乱れや体調不良を整えるために、産後の鍼灸を受けることもおすすめです。母乳の出を良くしたり、産後うつの予防にも役立ちます。
【まとめ】不妊鍼灸はいつまで続ける?
不妊鍼灸は、健康的な妊娠を目指すために、体の調子を整える大切な治療法です。
血行を良くし、ホルモンバランスを調整することで、自然妊娠や体外受精の成功率を高める効果が期待できます。
不妊鍼灸を続ける期間は、基本的には妊娠が確認できるまでが目安ですが、妊娠後も適切なツボを選んで施術を続けることで、妊娠継続や体調管理に役立ちます。
妊娠中の鍼灸は12週目ごろまでは慎重に行い、安定期以降は妊娠中の不調の改善に活用できます。また、産後の回復を助けるためにも、鍼灸は有効な手段です。
鍼灸を受ける際は、専門の鍼灸師とよく相談し、自分に合った施術を受けることが大切です。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。