妊活に【納豆】は良いの?ダメ?
2024年11月25日
「赤ちゃんが欲しい」と願い始めてから、これまで気にしていなかった食べ物や生活習慣が気になるようになった──そんな方も多いのではないでしょうか。
特に、「妊活に良い食べ物は?」「毎日食べても大丈夫?」と悩むこともあるはず。なかでも、身近な健康食品である“納豆”は、「体に良い」とされる反面、「イソフラボンの摂りすぎはよくない?」という不安の声も。
妊活中のあなたにとって、納豆は本当に味方なのでしょうか?
今回は、納豆の栄養や妊活への効果、注意点まで、東洋医学と現代栄養学の視点からわかりやすく解説します。
【妊活】納豆は良いの?ダメ?
妊活に納豆が良いと聞いたことがあるでしょうか?納豆は健康食品で有名ですが、妊活にとって本当に良いのか?ダメなのか?説明いたします。


納豆が「妊活に向いている」理由
- ホルモンバランスを整える効果…納豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをします。これがホルモンバランスをサポートし、妊娠しやすい体づくりに役立つと言われています。
- 血流を良くする働き…納豆菌は血液をサラサラにする作用があり、子宮や卵巣への血液の流れを良くして、妊活をサポートします。
→体験談:30代前半の女性。
冷え性と生理不順に悩み、妊活を開始。納豆を毎日1パック、朝食に取り入れるようにしたところ、3ヶ月後には基礎体温が安定。体のリズムが整い、妊活に前向きになれたと話しています。
納豆には妊活に必要な栄養が豊富
- ビタミンやミネラルの補給…納豆にはビタミンKやビタミンB2、鉄分など妊活に必要な栄養がたくさん含まれています。これらは妊娠しやすい体を作るために大切です。
- 低カロリーで健康維持…納豆は低カロリーなのに栄養価が高いため、体重管理が必要な妊活中の女性にもおすすめです。
妊活中に納豆を食べる際の【注意点】


納豆の「過剰摂取のリスク」
- イソフラボンの過剰摂取…イソフラボンは適量であれば良いですが、過剰に摂取するとホルモンバランスを崩す可能性があります。1日に納豆1~2パックを目安にしましょう。
- 塩分の取りすぎに注意…納豆のタレには塩分が多く含まれていることがあります。タレを控えるか、自分で味付けを工夫すると良いです。
→体験談:健康志向で納豆を毎食食べていた40代女性。
ホルモンバランスが崩れ、不正出血が続いたため婦人科を受診。医師から「イソフラボンの過剰摂取に注意」と指摘を受け、1日1パックに減らしたことで症状が改善。
効果的な食べ方
- 朝食で食べるのがおすすめ…納豆は朝に食べると代謝が良くなり、体全体の調子を整えるのに役立ちます。
- 加熱せずそのまま食べる…納豆菌は熱に弱いので、生のまま食べることで最大限の栄養を摂ることが出来ます。
→体験談:会社員の女性(30代)
夜納豆を食べるとお腹が張ると感じていました。朝食に切り替えたところ、胃腸の調子が整い便通も改善。代謝が上がり、体が軽くなったと感じるように。
妊活中におすすめの【他の食べ物】


妊娠をサポートする食品
- 葉酸を多く含む食品…ほうれん草やブロッコリーに含まれる葉酸は、赤ちゃんの健康な発育に欠かせません。
- 良質なタンパク質を摂取…魚や鶏肉、大豆食品などのタンパク質は卵子の質を高める助けになります。
→体験談:妊活中の主婦(20代後半)
管理栄養士の勧めで葉酸を意識した食事に切り替え。ブロッコリーや枝豆、納豆を積極的に取り入れ、2ヶ月後には婦人科の検査で子宮内膜の厚さが改善されたと実感。
健康な食生活の工夫
- 野菜中心のバランスの良い食事…野菜や果物、全粒穀物をしっかり摂ることで、妊娠しやすい環境を作ります。
- 加工食品を控える…インスタント食品やジャンクフードは妊活に良くない可能性があるため、できるだけ避けましょう。
→体験談:仕事が忙しく、外食中心だった女性(30代)
妊活に向けて自炊を開始。野菜を中心とした和食に納豆をプラス。3ヶ月で体重が適正に戻り、生理周期も安定。排卵検査薬でタイミングも取りやすくなった。
納豆で妊娠しにくくなる確率は?
逆に、納豆を摂ることで、妊娠しにくくなるということはあるのでしょうか?説明いたします。


納豆が原因で妊娠しにくくなることはほとんどない
- 科学的な裏付けは少ない…納豆が妊娠を妨げるという科学的な証拠はありません。むしろ、適量を守れば妊活に良い効果があります。
- 体質に応じた対応が重要…もし納豆を食べた後に体調が悪くなる場合は、医師や栄養士に相談しましょう。
→体験談:納豆が体に合っていない気がすると感じた30代女性。
医師のアドバイスで1週間中止したところ、不調が改善。その後、週に数回のペースで再開し、栄養バランスも意識しながら妊活を継続。
納豆以外の妊娠しにくい原因も考慮
- ストレスや生活習慣の影響…妊娠しにくい原因には、ストレスや睡眠不足、過剰なダイエットなども関係があります。
- 男性側の健康も大切…パートナーの健康状態も妊娠に影響を与えるため、2人で健康的な生活を心がけましょう。
→体験談:妊活に行き詰まりを感じていた40代ご夫婦。
婦人科で男性側の精子検査を受けたところ、運動率の低下が判明。食事や生活改善を2人で取り組んだ結果、半年後に自然妊娠につながったそうです。
まとめ:妊活に納豆は良いの?ダメ?

納豆は妊活中におすすめの食品の一つです。
イソフラボンやビタミンK、納豆菌などの成分が、ホルモンバランスを整え、血流を良くし、子宮や卵巣の環境を整える手助けをします。
ただし、食べ過ぎには注意が必要で、1日1~2パックが目安です。
また、納豆を食べると、妊娠しにくくなるということは、ほとんどありませんので、ご安心下さい。
しかし、体質やアレルギーのある場合には注意しましょう。
納豆だけでなく、葉酸を含む食品や良質なタンパク質を摂り、バランスの良い食生活を心がけることが妊娠しやすい体作りに繋がります。
また、納豆だけに頼るのではなく、生活習慣全体(睡眠、ストレス、運動不足など)を見直すことが妊活成功のカギです。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
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