冷えの原因は、自律神経だった!
2023年07月12日
冷えと自律神経について
冷え性で困っている人は沢山いますが、妊活中には絶対避けたい天敵です!
皆さん、冬にはもちろん「冷え」を感じますが、夏には気いていない方が多いです…。これって、実は年中冷えていて、夏は暑いから気づいていないだけだったりします…。
なぜ冷えてしまうのか?
冷えは、主に血行不良が原因で起こります。その血流というのは、実は自律神経で調整されています。
つまり、冷えの最大の原因は、この自律神経のバランスの乱れなんです。
冷えに悩まされる皆さんは、自律神経のバランスを整えることが重要ポイントなのです。
自律神経って何?
自律神経ってよく聞くけど、実は良く分からないなぁ~、という方も多いかもしれません。
自律神経とは、「内臓や代謝、体温といった身体の機能を24時間体制でコントロールする神経」のことです。
心と身体を活発にする交感神経と、休ませる副交感神経が、バランスを取りながら私たちの体を支えています。
交感神経
昼間や活発に活動する時間帯に優位になります。
仕事や勉強、スポーツなどで効果を発揮し、心臓の動きを促進して血流を良くして、活発に活動するエネルギーを生み出します。
副交感神経
身体を休息させる神経で、夜間やリラックス中に優位になります。
心臓の動きを緩やかにして、心身の緊張をほぐします。睡眠や休息で元気になれるのは、副交感神経の働きによるものです。
自律神経が乱れてしまう原因
ストレス
常にイライラしたり不安な気持ちになると、交感神経優位の時間が長くなり、バランスが乱れてしまいます。ストレスに弱い人は、特に注意しましょう。
生活習慣
昼夜逆転の生活や夜更かしなども、交感神経優位の時間が長くなります。また、過度な偏食も、自律神経のバランスを崩すので気を付けましょう。
体調不良
熱や体調不良などの症状は、自律神経に影響します。体調が悪い時に、無理して仕事に行ったり、バタバタと家事をしたりするのは良くありません。
ホルモンバランスの変化
脳内でホルモンバランスを整える場所と、自律神経のバランスを保つ場所は、近い位置にあります。なので、ホルモンバランスが乱れると、自律神経の乱れに影響します。
不妊治療中は、治療の経過でホルモンバランスが乱れることも起きますので、特に気を付ける必要があります。
様々な原因がある
このように様々なことが原因で自律神経のバランスが乱れ、身体が冷えてしまいます。
冷えが気になる人は身体を温めることはもちろんですが、普段の生活習慣も見直してみましょう。
睡眠不足、夜更かし、偏食、無理して頑張り過ぎ、、、そういったところに、実は冷えの原因が隠れているかもしれません。
大切なこと
自律神経のバランスの乱れは、酷くなると、
- 不眠
- 疲れが取れない
- 頭痛、のぼせ
- 動悸、息切れ
- めまい、立ちくらみ
- 下痢や便秘
など、様々な症状を引き起こします。
更には、情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状が現れる「自律神経失調症」に繋がることもあります。
大切なのは、ストレスのコントロールと生活習慣の改善です。冷えが気になる方は、特に気を付けましょう。