子宮頸がんには自然治癒力を高めよう
2018年05月31日
子宮頸癌とは
婦人科のがんで、最も多いのが、子宮頸癌と子宮体癌です。
子宮体癌は、子宮内膜癌ともよばれ、胎児を育てる子宮体部の内側にある子宮内膜から発生します。
一方、子宮頸癌は、子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分から発生します。
子宮入り口付近が特に多いので、普通の婦人科の診察や検査がしやすいため、発見されやすいがんです。
また、早期に発見すれば、比較的治療しやすく、予後の良いガンですが、進行すると難しく、早めの対処が極めて重要といえます。
子宮頸癌の発生のメカニズム
子宮頸癌は、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV:Human apillomavirus)の感染が関連しています。
HPVは、性交渉で感染することが知られているウイルスです。子宮頸癌の患者さんの90%以上から検出されます。
HPV感染そのものは、まれではなく、多くの場合、症状のないうちに排除されると考えられています。
排除されないと、一部に子宮頸癌の前癌病変や子宮頸癌が発生すると考えられています。
また喫煙も、子宮頸癌の危険因子であることがわかっています。
HPVには、複数の型がありますが、最近、一部の型のHPV感染を予防できるワクチンが使用可能になっています。
たとえワクチン接種を受けた場合であっても、定期的に子宮頸癌検診を受けることが大切です。
子宮頸癌の症状
子宮頸癌は、異形成(いけいせい)という前癌状態を経て、癌化します。
癌細胞が進行する前に、正常ではない細胞(異型細胞という癌細胞になる前の細胞)の状態を「細胞診」という検査で見つけられます。
つまり、無症状の時から婦人科の診察や集団検診などで早めの発見が可能なのです。
初期の子宮頸癌は、普通は全く症状がありません。20歳を過ぎたら、2年に1回子宮癌の検診を受けましょう。
下記のような症状があれば病院へ
- 月経中ではない時の性行為の際に出血した
- 普段と違うおりものが増える
- 月経血の量が増えたり、月経期間が長引くなど、気に掛かる
このような場合は、ためらわずに早めに受診しましょう。
早期に発見できれば、子宮頸癌は比較的予後の良いガンです。
そもそも、人には免疫機能があるので、普通はウイルスに長期間感染しません。
しかし、何かしらの理由で免疫力が低下すると、ウイルスを排除しきれない場合があります。
病院では、どのように治療しますか?
手術療法、放射線療法、科学療法(抗がん剤)の3つを、単独もしくは、組み合わせて行います。
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