卵巣がん

2018年08月2日

卵巣のがん

卵巣がんは「サイレントキラー(沈黙の病気)」と言われています。

自覚症状のないまま進んで行く、恐ろしい病気です。

年間8,000人以上の人がかかり、約5,000人もの人が亡くなっていると言われています。

自覚症状はどんなもの?

正確な原因は、未だ解明されていませんが、症状には以下のようなものがあります。

  • ウエストサイズが大きくなった
  • お腹に不快感がある
  • お腹に膨満感がある
  • 月経が不順
  • 閉経したはずなのに出血がある (不正出血)
  • 頻尿などの排尿習慣の変化
  • 足のむくみ
  • 食欲がない
  • 体力の低下
  • 痛み(腰痛・腹痛)
  • 高熱

もちろん該当しているからといって、必ず発症しているという事ではありません。

ただ、かなり進んだ状態でないと、自覚症状が表れない為、注意が必要です。

気がついたときには、病状が進み、他の臓器に転移している可能性があります。

出来るだけ普段から、婦人科検診を受けることをおすすめ致します。

数カ月で進行?

もう1つ、早期発見しにくい理由に、卵巣がんの進行速度があります。

卵巣がんの場合、半数以上が、初期の病変を経由せずに、いきなり進行がんになってしまいます。

種類が非常に多いので、例外もありますが、この病気の大半は、数カ月の間で、お腹の中に転移する進行がんなのです。

昔は発生率や死亡率は、それほど高くはなかったのですが、近年はどちらも上昇しているそうです。

手遅れ状態だと、薬では改善できず、子宮をすべて摘出しなければならなくなってしまいます。

特に、将来妊娠を希望している人は、早期発見をするためにも、定期的な検診を心掛けましょう。

卵巣がんのはり灸(東洋医学)

当院では、様々な角度から、患者さんの体質を見極めて、施術をしていきます。

癌細胞に負けない体力を作るということは、東洋医学だからこそ出来る調整法です。

西洋医学の限界を鍼で補う

卵巣がんに対して、病院では、手術や放射線、抗がん剤を行います。

東洋医学では、その人が本来持っている自然治癒力を高め、うまく働かない機能を改善させます。

  • 癌による痛み
  • 便秘
  • 倦怠感
  • むくみ・冷え
  • 筋肉の痛み
  • 放射線・抗がん剤の副作用での吐き気など

の軽減を目的に、施術を行っております。

病院では、どうにもならない症状に対して、対応することが出来ます。

また、がんになりやすい体質を根本から見つけ出し、生活の質を土台から改善していきます。

卵巣がんの予防

  • 禁煙
  • 適量の飲酒
  • バランスの良い食事
  • 運動
  • 適正な体形
  • 感染予防

が効果的と言われています。

それと並行して受けてほしいのが、卵巣への血流を良くする《はり灸》です。

診断されてからの対処は、もちろん大切なのですが、ならない為の予防として、日頃から免疫力を高めて頂きたいです。

お問い合わせ・ご予約

施術内容に関しては、実際にお会いしてからでないとお答え出来ない事もございます。

気になる症状やご心配事がございましたら、お気軽にご相談下さい。豊中市でお悩みなら当院へ!

子宮脱・膣脱への対策

2018年07月10日

子宮脱・膣脱について

「子宮が腟から脱する(出る)」状態を言います。

臓器が外に出てしまう…と聞くと、多くの女性は不安に思う事でしょう。

今回は、原因や症状、対策、妊娠・出産への影響についても、ご説明します。

老化現象の一つ

何らかの理由で、子宮が本来の位置よりも下がり、腟内に出るものを「子宮下垂」と言います。

これは老化現象の一つで、一種の骨盤底ヘルニアです。

子宮などの臓器は、骨盤底の筋肉と靭帯に支えてもらう必要があります。

しかし、骨盤底の筋肉や靭帯の支える力が弱くなると、下垂してきます。

ひどくなると、子宮全体が腟から完全にはみ出して、「子宮脱」となります。

子宮が下がるときに、腟や膀胱、直腸などの臓器も一緒に下がってしまい、腟がつられて裏返ってしまうこともあります。

よく出産を経験している方や、産後に多いのですが、実は体質も関係しています。

原因は?

主な原因の一つは、妊娠・出産で、子宮を支える筋膜や靭帯が緩むことです。

自然分娩の場合、胎児が腟を通る際に、骨盤底が傷つき、年齢を重ねるごとに、その緩みが大きくなってしまうのです。

また、排便のいきみ、慢性的な咳、肥満、継続的に重いものを持つ仕事など、腹圧がかかり過ぎる事も原因の一つです。

※根本的には手術が必要になります。

対策

骨盤底筋体操
  1. 肛門と腟を上に引っ張るように、お尻の穴を締める
  2. 締めた状態で、5つゆっくり数える
  3. 力を抜いて、また締め直す

日常生活で気づいた時に行ってみて下さい。

肥満改善

腹圧がかかることで、状態が悪化する恐れがあります。

太り気味の人は、適度な食事と運動で、肥満を改善しましょう。

便秘解消

便秘で排便の時に、いきみ過ぎると、腹圧がかかって、子宮脱が進んでしまう恐れがあります。

妊娠、出産はできる?

早期発見が、とても大切になってきます。

進行すると日常生活に支障が出たり、その後の妊娠・出産に影響が出たりする恐れもあります。

下腹部や性器の違和感に気づいたら、早めに受診しましょう。

子宮が完全に飛び出しているわけではなく、性交渉できる状態であれば、可能性があります。

ただし、細菌感染などのリスクが高まるので、妊活を始める前に医師に相談しましょう。

また、手術の種類によっては、術後の性交渉や妊娠が出来なくなりますので、医師やパートナーとよく相談しましょう。

子宮脱・膣脱には、はり灸の併用を

手術が必要となってくるのですが、はり灸の併用をお勧めします!

手術をするのであれば、自然治癒力を高める「はり灸」を行えば、術後の回復がとても早くなります。

また、便秘や肥満、生活習慣の改善にも適しています。

東洋医学では、子宮は「腎」に属する臓器で、腰に付属すると言われています。

そこで、仙骨部(お尻の割れ目の上)と下腹がポイントとなります。

お灸で(温かく、気持ちの良いお灸)じっくり温めて、骨盤内の血流を良くすることが大切です。

繰り返してしまうこともあるので、はり灸で対策と改善を行っていきましょう。

豊中市でお悩みなら当院へ!

ニキビを美容鍼でキレイな肌へ!

2018年06月26日

ニキビを美容鍼でキレイな肌へ!

このような症状はありませんか?

  • 疲れやストレスが溜まると、顔が荒れてニキビが出る
  • 大人になってからも、ニキビや吹き出物が出来る
  • いろいろなスキンケアを試したけど、良くならない
  • 痕や赤みがなかなか消えない など…

若い頃は、頬やおでこに出来ていたが、最近では、あごなどに繰り返し出来るなど、変化を感じた事はありませんか?

これは、身体からのサインの一つです。

ニキビが出来る原因

「ホルモンバランス」や「ストレス」などがその原因とされています。

食事や睡眠などの生活を見直し、総合的にケアしていきましょう。

皮膚は、内臓を映し出す鏡

東洋医学では、 体の不調は顔に現れる、と言われています。

身体に何か不調がある場合は、その状態が顔に反映され、様々な症状として現れます。

顔に現れる変化は、身体の内側からの大切なサインなのです。

ニキビに鍼が効果的!と言うのは、本当…?

ハリは、化粧品やマッサージでは届かない「真皮層」を直接刺激することで、皮膚の働きを高め、根本から改善します。

その為、化粧品やエステによる施術では得られない効果が期待できて、ニキビや肌荒れの改善にも効果的です。

また、ハリの刺激は、自律神経や内臓の働きを整えます。

さらに、お灸もセットで施術することで、自律神経や女性ホルモンバランスを整えてくれます。

その結果、生理痛の軽減、冷え性などの全身の不調も改善してくれます。

ニキビは、表面上のものが治っても、根本的に改善しなければ、また新しいニキビが出来てしまいます。

その為、内側から綺麗になる美容鍼をオススメしています。

美容鍼に関するご質問

では、よくあるご質問についてお答えします。

痛くないですか?

当院のはり灸は、痛みを感じないことがほとんどです。

「ハリ」は、「怖い」「痛そう」とイメージする方も多いようですが、想像しているような太いものではありません。

人間の髪の毛ほど細く、やわらかいハリです。

ほとんど痛みも出血もしません。あるとしても、ごく微量ですぐに止まってしまいます。

気持ちよく心地よいので、リラックスして眠ってしまう患者様もたくさんいらっしゃいます。

人間が持つ自然治癒力を高める、とても自然な施術法です。

化粧したままでもできますか?

メイクをしたままで大丈夫です。お顔に鍼をする前後は、アルコールで消毒をします。

また、使い捨てで、髪の毛ほど細いので、メイクの上からでも感染の心配はありません。

予約は必要ですか?

一日の施術人数が、限られておりますので、来院前に必ずご予約下さい。

これまでに色々な美容法を試してきたけれど、イマイチ満足できなかった方も、是非一度当院の施術をお試し下さい。

どんな些細な事でもご相談下さい。心も身体もリフレッシュして頂けると思います。

豊中市でニキビなら当院へ!

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子宮体がんになりやすい人の特徴

2018年06月20日

子宮体がん

子宮がんは大きく2つに分かれ、「子宮頸がん」と「子宮体がん」があります。

子宮体がんは、子宮内膜がん、とも呼ばれております。子宮内膜(胎児を育てる子宮の内側)から発生します。

最近では、成人女性がかかりやすい病気とも言われています。

※子宮頸がんは、子宮頚部や頸管の上皮から発生したがんで、子宮体がんとは全く異なる病気です。

症状

最もよくある症状は、「出血」です。特に閉経後に、少量ずつ長く出血が続きます。

初期に発見できれば、治療成績が良いので、早期発見が大切です。

なりやすい人の特徴

多くの子宮体がんの発生には、卵胞ホルモンが関わっています。

卵胞ホルモンには、子宮内膜の発育を促す作用があり、この数値が高い方は、子宮内膜増殖症を経て、発生しやすいです。

  • 出産経験がない
  • 肥満
  • 月経不順
  • 卵胞ホルモン製剤の療法を受けている
  • 多嚢胞性卵巣症候群
  • 高齢者
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 近親者に乳がんや大腸がんを患った方がいる

などが、主に掛かりやすい人の特徴と言われています。

もちろん、これ以外にも当てはまる特徴は、多々あるので、上記に当てはまっていないからと、子宮体がんに、ならないわけではありません。

不正出血など、少しでも違和感を感じたら、すぐに病院での検査をお勧めします。

予防方法

では、自分でできる予防方法を3つご紹介します。

 

①食事

普段よく摂取している食事を調べたところ、揚げ物やインスタント食品を、日常よく食べている方は、発生しやすいことが分かりました。

反対に、野菜や豆類を多く摂取する方は、少なかったのです。

肉や魚の摂取量は、子宮体がんとはあまり関係がなく、乳製品もあまり差はないようです。

  • コーヒー1日1、2杯
  • 緑茶1日1、2杯
  • 野菜豆類の摂取
  • 豆乳を飲む

どれも過剰摂取は、控えるべきですが、これらが予防への近道で、インスタント食品や揚げ物の摂取量を控えるようにしましょう。

②適度な運動

子宮体がんに関係のある、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満などを解消するのは、適度な運動が大切になります。

エストロゲンは、脂肪細胞からも作られるので、肥満傾向にあるとエストロゲンが増えて、子宮体がんのリスクに繋がります。

自分の体重を知り、肥満にならないように適度に運動をしましょう。

③低用量ピル

低用量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの両方が入っているので、ホルモンバランスを整えることができます。

そのため、低用量ピルを服用することで、発生リスクを減らせるのです。

医師の指示を守り、きちんと服用しましょう。

はり灸で予防しよう!

はり灸を受けると、免疫機能が強化され、体の回復力が高まり、子宮体がんの増殖を抑制する効果があるのです。

薬物療法も効果的ですが、少なからず副作用はあるので、はり灸を併用し、副作用を軽減させましょう。

また、身体的だけではなく、心身的にも効果がありますので、ストレス緩和やリラックス効果を実感できます。

是非、はり灸を受けて頂きたいと思います。お一人お一人の症状に合わせて施術をしていきます。豊中市でお悩みなら当院へ。

乳がんとはり治療

2018年06月15日

30年間で、3倍に増加!?

生涯のうちに、乳がんになる女性の割合は、11人に1人と言われています。

死亡する女性の割合も、年々増加の傾向で、30代から増加し始め、40代~50代前半でピークになります。

最近では、20歳代の若年性乳がんも増えています。

芸能人で、闘病生活を記したブログやテレビのニュース報道も記憶に新しく、関心が高くなっています。

それに伴い、自分もなるかもしれないと、不安になったりする方も、いらっしゃるでしょう。

乳がんの原因ってなに!?

なぜ近年、日本女性に、乳がんが増加傾向にあるのでしょうか?

主には、日本人の食生活の欧米化が原因の1つと言われています。

原因は、解明されてはいませんが、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は乳がんのリスクが高くなることが知られています。

食生活の変化により、「高脂肪・高たんぱく」の食事が増えて、体つきが良くなり、初潮が早く、閉経は遅い人が増えました。

さらに、女性の晩婚化や妊娠・出産を経験する平均年齢が高く、女性が一生に経験する月経の回数が多くなりました。

月経中は、エストロゲンが分泌されるので、月経の回数が増えたことが、乳がんの「発生と進行」に影響を受けている可能性があります。

乳がんの症状

早期には、自覚症状がほとんど分かりません。

少しでも異変を感じた場合は、専門医を受診して、必要な検査を受けることが重要です。

しこり

 

発見するきっかけの75%以上は、しこりというデータもあります。

手で触って、普段から意識しておくのがベストです。

乳腺にできるしこりは、乳がんとは限らず、90%は良性によるものであると言われています。

自分で判断するのは危険で、触ってみてしこりがあったら、まず医師の相談が必要です。

乳房の痛み

初期で痛みがあるケースは少なく、痛みがある時は、乳腺症、乳腺炎の可能性が高くなります。

生理前や生理中には、乳房が張って痛みを感じることも多いですが、月経周期に関係なく痛みが続くのであれば、注意が必要です。

乳頭からの分泌物

特に注意が必要なのは、乳頭から血液が混じったような茶褐色の分泌物が出る場合です。

乳頭・乳輪部の皮膚の変化

  • 乳房に湿疹や、ただれなど、皮膚が変化している→がん細胞増殖の可能性があります。
  • 乳頭が陥没
  • 引きつれなどの変化が現れる場合も。

乳がんのはり灸(東洋医学的)

東洋医学における癌治療は、外科的手術により、切り取って終わりというものではありません。

癌細胞を作り出してしまう体の「根本」を改善していきます。

体内には、湿痰と呼ばれるネバネバしたものが滞る事があり、熱が長く体内にこもると、湿痰を癌化させる場合があります。

その熱の原因は、ストレスによるものが、ほとんどです。気持ちをリラックスしましょう。

東洋医学では、エネルギーの弱いところに邪気が入り込み、癌を作ると考えています。

乳房は、胃経の流れと、外側には胆経という経絡(ツボの流れ)があり、ストレスがあると、そこに気の停滞が起こります。

気滞から、しこりが生じ、癌が発生することも考えられます。

よくこの場所に、乳腺炎が出来る方も、そういった事が要因です。

はり灸では、この胆経と胃経を調整し、気の停滞、湿痰、瘀血を除くツボを使います。

体のエネルギーが衰えているので、当院では、少ない本数の鍼で、身体に負担をかけないようにエネルギーを「補う」施術を行っていきます。

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