高齢出産と妊活
2016年01月10日
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高齢出産と妊活
35歳以上の高齢出産は、30年前と比べるとなんと50%もアップしてるそうです。
一昔前と比べると、出産年齢がずいぶん高くなっているということです。
平均寿命が30年延び、社会情勢も変化してきていますから、高齢出産は今後ますます増えていくことでしょう。
男性の精子が毎日作られているのに対して、女性の卵子は、本人が胎児の時から作られています。
つまり、本人が年を取れば、卵子も年を取っていくのです。
卵子が老化して質が低下してくれば、当然妊娠しづらくなってしまいます。
栄養も大切
婦人科疾患(不妊や月経不順、月経前症候群(PMS)など)で治療中の方の多くに、「慢性の栄養不足」がみられます。
肥満→無理なダイエット→リバウンドを繰り返す、という人たちは、特に注意する必要があります。
現代人の多くが、カロリーオーバーであり、栄養不足になっています。
食事は毎日の事ですから、自分でしっかり管理し、太り過ぎは改善しておきたいです。
逆に痩せすぎも、妊娠しにくくなると考えられますから、気をつけましょう。
女性は7の倍数、男性は8の倍数で年をとります
女性は
- 7才で、腎の精気が盛り上がってくる。その精気を使って、歯が生え変わり髪が美しく成長する。
- 14才で、任脈(妊娠に関係する)が開通する。月経が規則正しく起こってくる。
- 21才で、腎の精気は、高い水準で平衡状態に達する。そこで、永久歯が出てきて生えそろう。
- 28才で、もっとも充実した身体になる。
- 35才で、顔にしわが生じ、抜け毛が始まる。
- 42才で、髪の毛が、白くなり始める。
- 49才で、月経が停止する。
男性は
- 8才で、腎の精気が充実してくる。そこで髪が生育し、歯が生え変わる。
- 16才で、生殖能力が備わる。
- 24才で、腎の精気は、充実する。
- 32才で、もっとも充実した身体になる。
- 40才で、腎の精気は衰え減り、歯も抜けやすくなる
- 48才で、白髪が交じるようになる。
- 56才で、身体全体が老化する
- 64才で、歯も髪も抜けてしまう。
成長過程において、女性が7年サイクル、男性は8年サイクルで、それぞれこのような過程を経ると言われています。
閉経間近での不妊治療
現代社会では、結婚が遅く、妊活を始めるのも遅くなったというご夫婦がたくさんおられると思います。
閉経年齢は、約50歳前後と考えられていますが、閉経を迎える時が近づきつつ、妊活をされている人は多いです。
更年期障害に悩みながら、という人たちが非常に多いと思います。
何歳まで妊娠可能?
現代医学的には、約42歳くらいではないかと思います。
42歳から妊活をしても、妊娠する確率は、一般的に1割弱と考えられており、それ以降はさらに低くなっていきます。
したがって、妊活をすすめられなくなっていきます。
「そんなに早く? 」と驚く人も多いのではないでしょうか?
芸能人や著名人が、40代後半などで高齢妊娠すると、報道で一気に騒がれてしまいます。
しかし、皆が同じようにその年齢で、妊娠できるとは限りません。
医学的に、それは特殊な事例なので、まだ大丈夫と思っていると、悲しい結果になります。
若いうちから婦人科検診を受けたり、自分の身体に異常がないか把握しておく必要があります。
37歳~38歳頃から急激に卵巣機能と女性ホルモンの分泌量が低下していきます。
30代後半に入っても妊娠しなければ、早めに専門クリニックで診察を受けた方が良いでしょう。
流産の確率が高くなる
流産の確率は、20才前後で10%程度。
年齢とともに高くなり、40歳では40%の確率で流産してしまうと言われています。
やっとの思いで陽性反応が出たとしても、40%くらいが流産を体験してしまうかもしれないのです。
結果を受け入れる
妊活は、出口の見えないトンネル、ゴールのないマラソンなどと例えられます。
終わり時が分からないのです。
もちろん、妊娠して卒業が一番良いのですが、うまくいかない事もあります。
ですので、あらかじめ終える時期などを決めておくと良いでしょう。
どういう結果で終えたとしても、心の準備をしておいた方が良いでしょう。
うまく妊娠が出来なくても、夫婦の絆が深まり、お互いをより大切に思えるようになったケースもあります。
それぞれのご夫婦によって考えが違いますが、参考にしてみて下さい。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。