顔面神経麻痺(ベル麻痺・ハント症候群)

2015年12月4日

末梢性顔面神経麻痺

多くの原因は、まだ不明です。局所浮腫(きょくしょふしゅ)、虚血、感染、寒冷、末梢血管障害などが考えられています。

末梢性顔面神経マヒの多くが、ウイルス感染が原因としていると考えられてます。ウイルスは、単純ヘルペス1型と言われています。

過去にウイルスが体内に侵入し、体内に潜んでいて、ストレスや疲労などで、体力や免疫力の低下した時に、再びに活性化により神経障害をもたらし、症状が現れると考えられています。

臨床で一番多く見られるのは、ベルマヒです。

症状

  • マヒ側の前額部の「シワ」がなくなり、「シワ」を作ることが出来なくなります。
  • 閉眼が不十分、閉眼を命じると眼球が上方に回転するベル現象をあらわします。
  • 口笛が上手く吹けない。うがいができない。
  • 患側の鼻唇溝は平坦となり、口角は垂れ下がる。
  • 患側の舌の前2/3の味覚障害がでることがある。
  • 涙液分泌障害、唾液分泌障害など。
  • 耳が痛い、高い音や自分の声が響くなど症状。
  • 平衡感覚の異常を呈することもある。(ラムゼイ・ハント症候群の場合)

主な分類

ベル麻痺

主には、単純性ヘルペスウイルスにより発症と言われています。

何らかにより神経細胞内でヘルペスウイルスが増殖し、突然に顔面のマヒが生じます。

考えられるのは、疲労や冷たい風、ストレス、妊娠などが知られていいますが、原因がはっきりしないことも多く、特発性マヒとも呼ばれます。

ベルは末梢性の顔面神経マヒの中の最も多いケースです。

顔面マヒ全体の70%ほどを占め、そのうちの8割程度は1年以内にほとんど後遺症を残さずに治りますが、残りの1割に後遺症が残ります。

ラムゼイ・ハント症候群

水痘帯状疱疹(すいとうたいじょうほうしん)は、水ぼうそうが治った後も体内のいろいろな神経節の中に潜んでいます。

まだ原因ははっきりとわかっていませんが、疲労、精神的ストレス、日光照射、発熱などの刺激や、糖尿病の悪化、などをきっかけに再活性化にともない顔面神経が傷害されて発症すると言われています。

ハント症候群は、ベルマヒとともに末梢性顔面神経マヒの2大原因の一つで、全体の10%ほどを占めます。

主な症状は、耳の周辺の発赤と水ぶくれ、のどの痛み、耳鳴りなどで、ベルと区別がつきやすいものですが、どちらか区別のつかないこともあります。

外傷性顔面神経麻痺について

交通事故が最も多く、脳腫瘍の手術、転落事故やスポーツ外傷などとなります。

中枢性顔面神経麻痺について

脳腫瘍、脳梗塞等の合併症に多く見られます。

末梢性顔面マヒとの識別は、中枢性顔面神経マヒの場合は、マヒしている側の額のしわをつくることができます。

鍼灸治療について

外傷性に対しては、まず、病院で対症療法を行い、引き起すものを取り除きます。

遅発性の外傷性の場合は鍼灸治療の適応症なりますし、病院で保存療法と言われた場合は鍼灸治療もお勧めで、鍼灸によりよい効果を上げられます。

中枢性からの場合は、脳梗塞、脳内出血など重篤な疾患が考えられますので、CTやMRIの検査を行い、速やかに専門医へ受診し、治療が必要となります。

症状が落ち着いてきて、退院してからリハビリをしながらはりきゅうの施術をスタートしていくのがベストと思われます。他の後遺症も対応できます。

鍼灸(はりきゅう)のメリット

実は、はりきゅうが大変得意とする疾患の一つです。

しかし、ほとんどの場合が「鍼灸で治療しよう」と選択する頃には、遅くなっているケースがありますので、できるだけ早期に来院をして頂きたいと思います。

症状が顔だけであっても、東洋医学は全身の状態を把握し、根本の改善を行っていきます。

早くに来院していただけるほど、効果が早いので出来るだけ早期の施術をおすすめいたします。

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