【顔面神経麻痺】ならツボへの鍼灸(マッサージ)がおすすめ!
2023年12月4日

ある日突然、顔の半分、あるいは一部分が思うように動かせなくなる病気です。多くの原因はまだ不明です。
目次
【鍼灸治療】顔面神経麻痺
「外傷性」の顔面神経麻痺に対しての【鍼灸治療】
外傷性に対しては、まず病院で対症療法を行い、病気を引き起すものを取り除きます。
遅発性の外傷性の場合は鍼灸治療の適応症となりますし、病院で保存療法と言われた場合は鍼灸治療もお勧めで、鍼灸でより良い効果を上げられます。
「中枢性」の顔面神経麻痺に対しての【鍼灸治療】
中枢性からの場合は、脳梗塞、脳内出血など重篤な疾患が考えられますので、CTやMRIの検査を行い、速やかに専門医へ受診し治療が必要となります。
症状が落ち着いてきて、退院してからリハビリをしながら鍼灸施術をスタートしていくのがベストと思われます。他の後遺症も対応できます。
【鍼灸治療】顔面神経麻痺
この病気は、鍼灸が非常に得意な疾患ですので、ぜひ皆さんに有効性を知っておいて欲しいと思います。
一人一人の症状と体質に合わせて、患者様の自然治癒力を引き出し、症状をより早く回復させベストな施術をしていきます。症状の改善、後遺症の予防などにぜひご活用下さい。
病院との併用で早期回復を
早期に対処すれば後遺症を残しにくく、症状を軽度に抑えられる可能性が高くなります。
鍼灸は、病院での治療(西洋医学)と組み合わせることで相乗効果もあります。
症状や発症時期などにもよりますが、病院で処方されたステロイド剤、ビタミン剤などの服用を続けながら、並行して施術を行っていくことが出来ます。
免疫力や体力を高めることで、自然治癒力が高まり、早期の回復につながります。自然に治るケースもあります。
出来るだけ早期に
しかし、麻痺の程度や治療法、治療開始時期などによっては、予後に大きく影響してきます。
早期治療が大切な病気ですので、発症して1週間前後から鍼灸の施術を始めてください。
「鍼灸で治療しよう」と選択する頃には、遅くなっているケースがありますので、できるだけ早期に来院をして頂きたいと思います。
早くに来院していただけるほど、効果が早いので出来るだけ早期の施術をおすすめいたします。
この病気に対しては様々な施術の方法がありますので、まず経験豊富な鍼灸院を慎重に選んでほしいと思います。
症状が顔だけであっても、東洋医学は全身の状態を把握し、根本の改善を行っていきます。
発症後、低周波を使っての電気鍼など強い刺激は避けるべきです。後遺症が出現しやすくなる場合があります。
顔面神経麻痺のツボ(鍼灸)
翳風(えいふう)
翳風のツボは、耳の後ろにあり、耳の後ろの乳様突起という側頭骨の大きなでっぱりと顎の骨の間にある耳の付け根の窪みにあります。耳の後ろで、指がすっと入る場所にツボを取ります。
このツボの深部には、顔面神経幹が頭蓋骨から出てくる茎乳突孔があります。顔全体の表情筋を支配する顔面神経の大元であり、とても重要な耳の後ろのツボです。
難聴、耳鳴りにもよく使われる有名なツボです。鍼やお灸で刺激をすると良いでしょう。
下関(げかん)
下関のツボは、耳の穴の指四本分前にあります。頬骨の下の骨際にそって指を前にすすめて、もみあげの少し前の窪みにあるツボです。押すとズーンと響く場所です。
歯痛、耳鳴り、三叉神経痛、顎関節症にも効果があります。鍼やお灸で刺激をしてみて下さい。また、やさしくマッサージをして血行をよくすると良いでしょう。
太陽(たいよう)
太陽のツボは、こめかみと目じりと眉の外側の端の真ん中ぐらいにあります。
太陽のツボは、目を閉じる動きに効果があります。このツボは、疲れ目、充血など、目の様々な症状に効果があります。
鍼やお灸などでこのツボを刺激をすると回復が早まります。セルフでマッサージもおすすめです。
顔面神経麻痺へのマッサージ(ツボ)
顔面神経麻痺のリハビリでは、適切にマッサージをすると、筋肉の萎縮や硬直を防いで、回復を促す効果があります。
しかし、誤った方法(やり方)や強い力でマッサージをすると、逆効果となる可能性があるため、注意が必要です。
ツボへのマッサージの効果とやり方
顔面神経麻痺により、顔の筋肉(表情筋)が動かなくなると、筋肉が萎縮し硬直するリスクがあります。
これを防ぐために、指先や手のひらを使って顔の皮膚と筋肉をマッサージして、刺激をしておくことが推奨されています。
このマッサージは、筋肉をほぐし、血液循環を促進することで、筋肉の萎縮や硬直を予防します。1日に数回、広い範囲を同時に行うのではなく、部分ごとに優しく行うことが効果的です。
注意点と避けるべき行為
強すぎるマッサージや、顔全体を同時に過度に刺激することは、筋肉を傷つけたり、後遺症を悪化させる可能性があります。
特に、低周波や電気刺激で筋肉を無理に動かすことは避けるべきです。強引な刺激のやり方には、ご注意ください。
また、顔面の動きが戻り始めた際には、しゃべる時や食事の際に目を大きく開くよう意識し、目を閉じるときに口を動かさないよう注意することで、神経の誤った再生による後遺症(病的共同運動)を予防できます。
適切なマッサージは顔面神経麻痺の回復に役立ちますが、方法(やり方)を誤ると逆効果となるため、専門家の指導のもとで行いましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹

約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。