生理前のイライラ(PMS)を抑える【ツボ】にお灸をしよう
2024年03月25日
目次
PMS(月経前 症候群)とは
こんな症状はありませんか?
このような症状が毎月あれば、セルフチェックしてみて下さい。
- 生理前にイライラする、怒りっぽい、興奮しやすい
- 不安になる、落ち込みやすい、抑うつ
- 腹部膨満感、胃がムカムカする(吐き気)、食欲がない
- 腰痛
- ズキズキと頭痛がある
- むくみ、からだがだるい、便秘
- ニキビや肌荒れが出る
- 微熱(ほてり)が続く
- 胸が痛い、胸が張る
- 不眠、眠気 などです。
いつから?いつまで?
生理前3日~10日くらいに起こる不快感で2人に1人が持っていると言われ、割とポピュラーな病気です。
生理前からPMSの症状が始まり、月経が始まると不快感は消失してしまうのが特徴です。
PMSの原因
個人差が大きく原因がはっきり分かっておらず、治療も決め手がない病気と言われています。
今のところ女性ホルモンの変動(生理周期)が大きく関わっていると考えられています。
排卵後から、次の月経までの期間(黄体期)に、プロゲステロンの分泌量が増えることで体温が高くなり、水分を体に溜め込みやすく、便秘も引き起こしやすくなります。
そして、生理前の時期に、妊娠初期と似た症状があらわれて体調を崩します。これがPMSの原因とされています。
病院ではピルの処方が基本
ピルを飲むと、飲まない状態よりも女性ホルモンの量の「変動」が少なくなります。
ピルは血中のホルモン量を安定させますので、女性ホルモンの急激な変化によって起きるPMS(生理前症候群)などが緩和されます。
精神的にも肉体的にも安定した状態になり、イライラなどの緩和も期待できます。
PMSには【生活習慣の改善】が大切
生活習慣の改善
- 適度な運動
- 質の良い睡眠
- ストレスを溜めない
- バランスのとれた食事
週に2回ほどの有酸素運動や、質の良い睡眠を心がけることが大切です。また、ストレスを溜めないように発散方法を持っておくと良いでしょう。
入浴はぬるま湯でゆっくり入り、体の芯から温めて下さい。
PMS(生理前のイライラ)におすすめ食事法
バランス良く何でも食べて下さい。ただし、脂っこいもの・辛いもの・甘いものは、出来るだけ避けた方が良いでしょう。飲みすぎにもご注意を。
ビタミンB群
レバー・魚・納豆など
炭水化物
玄米・ハト麦・全粒粉のパン・ライ麦パン・パスタが、おススメ
乳製品・大豆製品・魚類・ナッツ類
おススメですので、ぜひ普段の食事に取り入れてみて下さい。
砂糖、人工甘味料などは控える
自律神経の乱れも関係しています。
生理前のイライラ(PMS)を抑える【ツボ】にお灸をしよう
三陰交(さんいんこう)
三陰交のツボは、足の内側、内くるぶしから指4本分上がった所にあるツボです。
下半身の血流をよくする効果があり、足先のむくみや冷えの軽減が期待できます。このツボにお灸をしておくことでPMSの予防にも繋がります。
太衝(たいしょう)
太衝のツボは、足の親指と人差し指の間にあり、指先から足首に向かって少し動かして骨と骨に挟まれたところにあるツボです。
太衝のツボは、のぼせやイライラ、頭痛など、頭の方に滞っている熱を下げる効果があり、頭がすっきりしてイライラが落ちついてきます。
関元(かんげん)
関元のツボは、おへそから指4本分下にあります。
冷え症、生理痛、PMS、不妊症、むくみなどに効果的なツボなので、お灸で温かい刺激すると良いでしょう。
PMS(生理前症候群)の鍼灸治療
体質によって原因が異なる
- 最も多いのが「肝血虚」のタイプ。イライラや怒り、肩こり・頭痛・胸が張るなどが強く現れます。
- 下腹部の痛みや頭痛などの固定した痛みが強い人、月経時に血の塊が出やすい人など。血の流れが悪くなって、塊を形成しやすい「瘀血(おけつ)」タイプです。
- むくみや体重増加、身体が重だるいなど、水の停滞により悪化する「脾虚」タイプ。
- 身体全体の気・血が不足し、疲労感・倦怠感・不眠などが出る「腎虚」タイプ。などがあります。
PMS(生理前イライラ)には鍼灸が得意
PMSは適切な治療をすれば不調が改善されてきます。じっくり体質を改めていくことが、緩和の近道です。
鍼灸により、冷えや自律神経などが調整されてくると、原因となるホルモンバランスが回復して症状が緩和されてくるでしょう。イライラも抑えられてきます。
憂鬱に感じながらも、そのまま生理になり、PMSのことを当たり前と思っている人も多いのではないでしょうか?
毎月のことなので、少しでも軽減されると嬉しいですよね。生理前の症状(イライラなど)に1人で悩まずに当院にご相談ください!
自然治癒力を高める
私たちにはケガや病気になっても、自分で治してしまう「自然治癒力」があります。
転んで作った擦り傷なども、徐々に傷がふさがり、カサブタになって、しばらくすると勝手に治ってしまいます。風邪も、温かくしていれば、そのうち治ります。
しかし、慢性になり長引いて苦しんでいる人たちもいます。。。そんな方たちは、一体何が違うのでしょうか?
実は、自然治癒力(治る力)が弱まっているのです。
そのようなケースには東洋医学(鍼灸)がオススメです。回復力がアップしますから、自分で治すチカラが強くなります。
ケガや病気だけでなく、生理前のPMS(イライラ)や妊活で悩んでいる人たちにも、効果が期待できます。
鍼灸は体質を改善して、自然治癒力を増強してくれます。つまり、婦人科系も元気になり授かる力も強くなるのです!
豊中市 PMS(生理前のイライラ) 34歳
生理不順があり周期が安定しない。ピルを4年ほど服用している。生理1週間ほど前からイライラ、胃がムカムカ、胸が張る、肩こり、めまい、食欲ない、ほてり、頭痛などのひどい症状が出る。生理前になるといつも鎮痛剤を服用している。
眠りが浅く夜中に途中覚醒してしまう。仕事も体調不良の影響で1週間休んだ。その間に体調を整えたいと当院に連絡があった。
寝つきの悪さと、眠りの浅さがあり、日中はいつも眠気を感じており、何とかしたい。
最初は週に2回通院し、2週間後にはかなりイライラが抑えられてきた。施術2か月後、生理前の不快な症状(PMS)が減少してきた。
鍼灸でこのような効果が出てくるとは、予想もしなかったと喜んで頂いた。
豊中市、池田市で 生理前のPMS(イライラ)なら 当院にお任せを!
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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