笑いながら妊活をしよう!
2022年11月8日
目次
【笑う】と体が元気になる!
当院では「ストレスを溜めないように、楽しいことをしましょう!」と、日頃よくお話をしています。
笑うと体が元気になることは、実は科学的にも証明されています。
NK(ナチュラル・キラー)細胞とは?
皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
NK細胞とは、白血球の一種で、直訳すると『生まれながらの殺し屋』という恐ろしい名前になります。
全身をパトロールしながら、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけて攻撃するリンパ球の一種です。
リンパ球の10%~30%を占め、自分以外の細胞を殺してしまうほどの高い攻撃力を持つ細胞です。これは生まれながらに備わっている体の防衛機能です。
しかし、NK細胞は、がん等の悪い細胞を選んで攻撃するのではなく、以前に出会ったことがないような新しい細胞を攻撃することもあるため、
この細胞が強すぎると、妊娠を体の異常事態と察知して、赤ちゃんを攻撃してしまい、着床不全や流産の原因になるケースがあります。
強すぎても困る
NK細胞は、体を守ってくれるとても頼もしいNK細胞ですが、強すぎても困ります…。
NK細胞を適性に保つには、一体どうすれば良いのでしょうか。
それはズバリ、「笑う」こと!
吉本興業の「なんばグランド花月」で20歳~62歳の方を対象に、漫才・吉本新喜劇を鑑賞してもらい、
その後、採血で血中のNK細胞や免疫システムのバランス力を調べたところ、どちらも基準値より低い人は数値が上昇し、初めから高い人は正常値あるいはその方向へと低下するという傾向が報告されています。
「笑い」による刺激が、NK細胞を活発にさせるためです。笑うことには、自然免疫力を高める効果が証明されているのです。
ストレスが不妊の原因に…
100年以上前から、不安・悲しみ・怒りという感情が、流産を繰り返すことと密接な関係があることは分かっていました。
そして1954年に不育症の世界最初の論文「ストレスと習慣流産」が発表されました。
その後、ストレスの低下が不育症治療の成功率を上げたという例が、世界中から報告されていています。
ストレスだけが不育症の原因とは言えませんが、免疫異常やホルモンバランス異常を引き起こし、不育症・不妊症の原因の一つとなることは明らかなのです。
毎日どれくらい笑っていますか?
ストレスを全て無くす、というのはなかなか難しいことですが、「笑う」ことはNK細胞を増やして元気な体を作る近道です。
悩んだり凹んだり、しんどいなぁと気持ちが塞ぎ込みそうな時は、家族や友達と楽しくお喋りしましょう。
美味しい物を食べてにっこりしたり、バラエティ番組や漫才、コントなどを見て爆笑したり、何か自分に合った方法で、笑って過ごす時間をたくさん作ってみましょう。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。