卵子凍結で後悔しない!リスク&デメリットを解説
2024年06月17日
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目次
卵子凍結保存
卵子凍結保存をする本来の目的
卵子凍結保存では、若いうちに元気な卵子を凍結してしまいます。
卵子凍結をする本来の目的は、ガンになった患者が薬などの影響を受ける前に、卵子を取り出して、その後の妊娠に備えることでした。
後悔しないように、卵子凍結される方が多い
現在、凍結保存は盛んに行われていますが、これは働く女性が多くなり、今はパートナーがいなくても、将来の妊娠に備えて凍結保存をしておきたいという女性が増えてきたからです。
晩婚によって、もし妊活が遅くなってしまった時、凍結保存をしておけば、若くて元気な卵子を使えるので、後悔を減らすことができます。
そのようなことから卵子を冷凍保存する独身の女性が多くなってきました。
卵子凍結保存の方法(排卵誘発剤や注射で卵子を排出)
日本でも凍結技術が進歩し、長期保存の管理など実績のある医院も増えてきているようです。
まず効率的に卵子を取るため、排卵誘発の薬や注射で卵子を排出させる方法が主流です。
自然に任せるのが一番ですが、効率的に採卵をするために排卵誘発を使って行ったほうが卵の数も多く取れます。
何回もつらい思いをしなくて済むので、今はこの方法がほとんどのようです。
卵子がうまく育ってきたら、卵巣に針を刺して卵子を取ります。その後、液体窒素内で急速に凍結保存されます。
凍結された卵子は、妊娠したい時に解凍し受精すれば、受精卵を本人に移植します。
卵子凍結と後悔
このような理由から卵子凍結保存を選択している
このような理由から卵子凍結保存をされています。
- 今は仕事のキャリアを優先したいから
- 現段階ではパートナーがいないから
- 将来の妊娠に備えて
卵子の老化
妊活をされている方の大きな問題が卵子の老化です。
30歳を超えると老化が始まり、35歳で加速して40歳近くなると急激に老化が進んでしまいます。
後悔しないように!
若いころはやりたい事が一杯あって妊活出産にはあまり関心なく、自分の仕事のキャリアを積むことに一生懸命です。
そろそろ結婚をと考えた時に後悔する方が多く、いざという時にはもう妊娠できる年齢ではなくなってしまっていることもよくあります。
いざ欲しいと思った時に後悔しないように、卵子凍結保存という方法があります。
母体の老化は止められません
後悔しないように、卵子凍結をする
最近は日本でも将来の出産のために、未婚の女性が若いうちに卵子保存をしたい!という人が多くなっています。
今は仕事が楽しく夢中で、結婚願望もない…。なので将来のために卵子保存をしておきたいと思う方が増えています。
早い年齢で保存しておけば、いざという時に安心です。しかし、母体の老化は止められませんから、卵子凍結が有効であったとしても、妊娠出産はできるだけ早い方が良いです。
もっと早く取り組めばよかった!と後悔しないようにお願い致します。
卵子凍結保存の成功率
成功率は決して高くはありません!
理由は、採卵された卵子は全てが受精卵になるとは限らないからです。
早い時期に受精を行った方が結果が良いです。受精が遅れると、結局無駄になってしまう事が多いのです。
卵子凍結保存によるリスク
母体側のリスク
卵子凍結は、基本的に体外受精のプロセスの一部なので、体外受精と同等のリスクがあります。
母体側のリスクとしては、良い卵子を作る為に使われるホルモン剤の副作用が考えられます。卵巣が異常に腫れ上がったり、身体はとてもつらい状況になる事もしばしばです。
妊娠や胎児へのリスク
体外受精と同じく、流産・早産の心配があります。
胎児のリスクとしては、凍結卵子を使ったからといって先天性の異常がでることは殆どないと言われています。
将来、子供が欲しい方は、後悔しないように、卵子凍結も視野に入れておきましょう。
卵子凍結保存によるデメリット
デメリット① 卵子の質が低下する
卵子は、凍結した時に組織破壊が起こり、融解(解凍)時の卵子の質の低下に繋がります。卵子の質の低下は、その後の受精や受精卵の発育に悪影響することが考えられます。
「凍結していない卵子」と「凍結した卵子」では、凍結した卵子の成績は約半分になります。しかし、このデメリットは、卵子を多く凍結保存しておくことで最小限に抑えます。
※未受精卵凍結に比べ、受精卵凍結の場合には、凍結融解の過程において質が低下することは少ないとされています。
デメリット② 40歳を過ぎると、卵子凍結をしても流産率が高まる
妊娠率は年齢とともに低下していきますが、流産率は40歳を境に一気に上昇し始めます。
なので、たとえ若いうちに卵子を凍結保存していても、年齢が上がれば妊娠は難しくなります。
無事に妊娠・出産の確率を上げるには、若いうちに卵子を凍結保存して、できるだけ早いうちに妊娠・出産をすることが重要です。
高齢になるほど、 子宮内膜症や子宮筋腫などの妊娠を妨げる疾患や、妊娠高血圧症候群や前置胎盤といった妊娠合併症を発症する確率が高くなります。
母体や胎児にも悪影響を及ぼすおそれがあるのでご注意ください。
デメリット③ 費用がかかる(自費診療である)
卵子凍結は、全額自費診療になります。検査や採卵にかかる費用、凍結後も卵子1個あたりの保管料がかかります。
また、受精・培養・胚移植の際には別途費用が必要になるため、経済的な負担が大きくなるでしょう。
卵子凍結の場合の費用は、採卵・凍結で約40~50万円+保管で3万円~/年です。
【まとめ】卵子凍結で後悔しない!リスク&デメリットを解説
早い年齢で卵子凍結保存しておけば、いざという時に安心です。しかし、母体の老化は止められませんから、卵子凍結が有効であったとしても、妊娠出産はできるだけ早い方が良いです。
もっと早く取り組めばよかった!と後悔しないように。
執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
![ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹](https://www.ponshinkyuu.com/wp/wp-content/themes/portals_responsive/image/all/author_pic01.png)
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
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