おりもの
2019年07月1日
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おりものとは…
女性の膣や子宮からの分泌物が、膣外に流れ出てくるもので、帯下(たいげ)とも呼ばれています。
何か病気なのでは?と焦ってしまいがちですが、病気ではありません。
何かしらプレッシャーを感じたり、病気や抗生物質を服用している時などには、よく量が増えますが、正常なので心配はいりません。
また排卵期には、卵の白身のようなおりものが増えますが、これは女性の身体が妊娠しやすい時期を表すものですので、当たり前の生理現象です。
月経前、妊娠中にも増えることがあります。
色について
先ほど、病気ではないので、安心してくださいと言いましたが、全てが正常というわけではありません。
色によっては、病気の前兆を表しているので、気を付けましょう。
正常なケースと、何かしらの異常が疑われる色を紹介します。
透明・白っぽい
これが、基本的に「正常な色」と言われています。
正常な色は、個人差はありますが、基本的には「透明に近い」か「白っぽい」です。
下着に付いて乾燥すると、少し薄黄色にもなりますが、特に問題はありません。
膿性黄白色・黄色・緑色
白血球や細菌が多く混入していると、膿性黄白色・黄色・緑色になります。腐ったような悪臭を伴うような時は、黄色が増えます。
また、外陰部がかゆい時はトリコモナス膣炎が考えられます。これはトリコモナス原虫という寄生虫の一種により、多くは性交渉で感染します。症状が進むと、緑色になったり、泡が混じり、痛みも生じます。
黄色の量が増え、発熱や下腹部の痛みが伴う時は、内膜炎や卵管炎が疑われます。
緑色で下腹部が痛む時は、カンジダ膣炎の可能性が考えられます。
これらは初期には、ほとんど自覚症状が無いので、よく注意しましょう。
茶褐色
茶褐色や赤色は、血が混じっている可能性が大きいです。
老人性膣炎も、血が混じることがあります。悪臭がする時には、子宮頚部、体部がんの可能性も。
自分でできる「おりもの」解消方法
増えてしまったら、自分でできる解消方法を試しましょう。
- ストレスを減らす
- リラクゼーションを受ける
- 通気性の良い下着を着用する
- 下着をこまめに履き替える
- おりものシートを使用する(シートに付いたまま長時間いると、膣炎などの炎症を起こすので、こまめにシートを張り替える)
自分で少しでも解消し、それでも量が減らない場合は、病院を受診しましょう。
はり灸で予防しよう!
婦人科に行くのは、少し抵抗が…という方は、はり灸がオススメです!
免疫が強化され、自然治癒力を復活させ、全身の血流を良くする効果があります。
また、はり灸には、身体だけではなく、メンタルにも効果的です。日常のストレスやプレッシャーでも症状は、悪化します。
当院では、一人一人の患者様の症状に合わせて、施術をします。どんな小さな事でも、お気軽にご相談ください。
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執筆者:はり師きゅう師
ぽん鍼灸院 代表 成実勇樹
約25年前より東洋医学の世界に入り、経路治療家のもとで現場研修を含め技術を学び、2008年に大阪府豊中市に「ぽん鍼灸院」を開業。
その場しのぎではなく、根本から治す事ができる。本当に苦しい時に治せる技術は東洋医学なんだ。と、その教えは、今の私の技術の基盤となっています。
長年経験していた自身の不妊治療をもとに「困っている人の為に役に立ちたい。」そういった気持ちで対応させていただいております。
「これからできることは何でもしたい!」という方は、ぜひご相談ください。